野鳥と餌付け
先日、帯広に行ったついでに十勝川温泉に行ってきました。温泉に入りにいったわけではありませんよ。ここの十勝川の河畔でハクチョウなどに餌付けをしているので、その様子を覗いてきたのです。
オオハクチョウをはじめとして、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ホオジロガモなどが、まるで家禽のように餌をもらっていました。
実は、ここには餌がちゃんと用意してあるのです。パンのような加工食品ではなく穀類なのは評価できるのですが、「客寄せパンダ」ならぬ「客寄せ白鳥」です。
中には自分で餌を用意して撒いている人も。加工食品には食塩や油脂などをはじめとしてさまざまな添加物が入っていますから、むやみに野性動物に与えるのは問題です。
野鳥だけではなく、シマリスやナキウサギなどへの餌付け問題にも共通しているのですが、不用意に野生動物に餌を与えることによって、病気などを広めることにもつながりかねません。
我が家でも以前は餌台を置いていたことがありますが、自然への影響を考えてやめました。どうしても保護が必要であるような特別な場合を除いては、あまり人が関るべきではないでしょう。
背中に発信機をつけたカモがいました。写真はヒドリガモのメスです。一見、背中から矢のようなものが突き刺さっているかのように見えますが、後ろに突き出ているのはアンテナです。衛星を利用して、移動ルートを調べているのでしょう。
渡り鳥の調査といえば、ひと昔前は足羽や首輪をつけて観察するやり方が主流でしたが、今はどんどん変わってきているんですね。でも、この機械いくらかかっているのかしら・・・なんて、ついつい気になってしまいました。
« わかりにくくなってきた自費出版問題 | トップページ | 北海道の永久凍土 »
コメント