二風谷ダムと平取ダムの今後は?
アイヌ民族の反対を押し切って、北海道開発局が日高の沙流川を堰き止めて建設した貯水量3150万㎥の二風谷ダム(日高管内平取町)は、完成後10年もたたないうちに1200万㎥という大量の土砂が堆積し、埋まりかけています。洪水対策の機能が失われつつあるなかでその問題点を再検討することなく、さらにその上流に573億円もの事業費を投じて、貯水量4580万㎥の平取ダムがつくられようとしています。北海道はそのうち約70億円も負担をするとされています。
あちこちに造られたダムは、今、大量の堆砂に悩まされており、その除去作業を余儀なくされています。今後、堆砂の処理が果てしなく続けられることになるのです。ダムは本当に必要なのか? 増え続ける堆砂にどう対応していくのか? ダムは河川の生態系にどのような影響を与えるのか? 二風谷ダムと平取ダム予定地を見学し、その問題点と今後の取り組みについて話し合いをもちます。是非ご参加ください。 (写真は二風谷ダムです)
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二風谷ダム現地見学会
日時 11月18日(日) 9時半~15時半頃
集合場所 平取町二風谷歴史館
内容 午前:二風谷ダムおよび平取ダム予定地見学 午後:話題提供と討論
参加費 500円(資料代ほか)
持ち物 昼食(近くにはコンビニはありません)、雨具、防寒具
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