天然林伐採の凄まじい実態
10月2日から4日までの3日間、河野昭一京都大学名誉教授と北海道の自然保護団体のメンバーが、十勝の天然林伐採現場の視察に行きました。
十勝東部森林管理署管轄内の天然林の伐採については、昨年から道内の自然保護団体が視察していましたが、広大な森林のあちこちで、年度ごとに伐る林班を変えて点々と伐採しているので、実態を把握するのは容易ではありません。今回は、近年の伐採データなどを調べてから視察したこともあり、風倒跡地や丸太を搬出中の土場なども何箇所か見ることができました。
とりわけひどいのが、大雪山国立公園の特別地域で、風倒木処理との名目で行われている皆伐です。ブルドーザーで急斜面に段々畑のように作業道をつくって材を運び出すのですが、表土の大半が削りとられ、復元不能と思われるところすらあります。土がむき出しになった作業道は、雨水でどんどん浸食されていきます。その泥水はすぐ下の川へ・・・。それが皆保安林なのです。
また、足寄町の伐採現場では、収穫調査の際につけている印がない伐根が多数あり、違法伐採の疑惑が濃厚でした。
とにかく、3日間の視察では、驚き呆れることばかり。
詳しくは、以下のインターネット新聞JANJANの記事をお読みください。
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