質問書を送りました
今年7月に設立した「共同出版・自費出版の被害をなくす会」が、10月1日付けて新風舎と文芸社に公開質問書を送付しました。新風舎と文芸社は共同出版の大手として新聞や公募ガイドなどに原稿募集の大きな広告を掲載し、多数の本を出版してきたのです。私たち著者が疑問に思っていることについて、まずは出版社の見解を聞かなければなりません。
質問書の全文は以下の「共同出版・自費出版の被害をなくす会」のサイトに掲載されています。
また、この問題についてインターネット新聞JANJANが特集記事を掲載しました。
この特集記事のリンク先をたどっていって気になるのは、やはり自費出版と共同出版の契約上の違いがわかっていない方が多いこと。その結果、出版社の「言っていることとやっていることの矛盾」に気づかない人が多いこと・・・。まあ、だからこそこのような商法がいつまでも続くのでしょう。
書店流通を謳い、新風舎や文芸社と同様の共同出版を行っている出版社はほかにもあります。団塊の世代の退職やブログの隆盛で、本を出したいと思っているアマチュアの著者は今後も増えつづけることでしょう。出版の知識のない人こそ気をつけないと、著者の夢を食い物にする悪質な出版商法にはまってしまいます。
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