2024/10/11

世界を支配しているのは誰なのか?

 ジェームズ斉藤氏の「日本人が知らないいま世界で起こっている超真実」(ビジネス社)を読んだ。ジェームズ斉藤氏は「某国の諜報機関の関係者」であり、もちろん偽名。そして、著者は本書のはじめに「こうやって本を書くことも、WEBマガジンに記事を寄稿することも、メルマガを発行することも、私にとっては工作活動の一つなのです」と書いている。こうあからさまに書いてあると、はじめから引いてしまってこの本や著者に疑惑を抱く人がいるかもしれない。もちろんこの本の内容を頭から鵜呑みにすべきではないが、しかし、読んだ感想は、大変興味深いこと、初めて知ったことが盛りだくさんで、かなり事実が述べられているという印象を受けた。

 

 少なくとも、今の混沌とした世の中で起きていることについて理解を深めるための一助にはなると思うし、本書の目的が工作活動だとしても、それは決して読者を騙して悪の世界に引きずり込むような意図があるわけではない(と私は思っている)。

 

 まず、本書の目次(大見出し)を紹介しておきたい。
第1章 2024年後半、世界はどうなるか?
第2章 トランプとは何者か?
第3章 世界の裏側は、どうなっているか?
第4章 世界を牛耳る支配者たちの本当の姿は?
第5章 世界を動かす仕組みは、どうなっているのか?

 

 これらのタイトルを見ても分かるように、本書はトランプ氏やプーチン氏などがどういう人物なのかについて解説しながら、世界を牛耳っている人たちについて掘り下げていく内容になっている。要は、巷で言われているディープステートについて踏み込んだ書であり、こういう世界に興味がある人にとっては参考になる情報が多い。もっとも陰謀論など大嫌いという人にとっては、はじめから受け付けないかもしれないが。

 

 ただし、本書が出版されたのは2024年8月15日であり、第1章の予想はすでに外れている。まあ、アメリカの大統領選にしても実際には何が起きるか分からないわけで、未来予測が外れるのは仕方ないし、未来予測に関することは読み流してもいいかもしれない。

 

 私自身はディープステートなるものを意識したのはコロナ騒動以降であり、コロナ騒動やコロナワクチンにまつわる不可解かつ異様な事態に直面したことで、どうやら世界を牛耳っている人たちがいるのだとはっきりと認識した。ただ、ディープステートと言われているものが具体的にどのような人たちを指すのかが分からないこともあり、DS、あるいはディープステートという言葉はほとんど使ったことがない。しかし、本書を読むことで、だいぶその輪郭がつかめてきたように思う。少なくとも、世界を牛耳っている人たちは一口で言えるほど単純なものではなく、宗教や超富豪(金融)、ビッグテック、政治家、官僚などが絡み合っているようだ。例えば世界経済フォーラムが世界各国のリーダーにワクチンを打つように指示したとして、実際にそれぞれの国でコロナの恐怖を煽ったりワクチン接種を進める実行部隊がいなければ、これほど大勢の人が疑問を持たずにワクチンを打ってしまうことはなかっただろう。世界経済フォーラムや製薬会社の意向だけでワクチン接種を実行できるわけではない。

 

 著者が本書で最も言いたいことは何なのか? 本書を読んで思うのは、日本人は様々な情報の中から嘘を見破るリテラシーを身に着けないと、支配者層の餌食にされるだけだという警告だと思う。日本で8割もの人がコロナワクチンを打ち、国は高齢者を中心に今でもこのワクチンを打たせようとしている。しかも、世界でどの国も承認していないレプリコンという自己増殖型のワクチンまで承認してしまった。これはこの国が支配者層の言いなりであり、国民が認知戦に弱く真実を見抜けないことを表している。

 

 ジェームス斉藤氏は、第1章の「トランプとは何者か?」の中で、「陰謀論の中には多くの真実があります。陰謀論の中にしかない真実だってかなりあります。ですから、陰謀論=トンデモと考えるのは間違いなのですが、陰謀論好きの支持者ばかりが集まるとトンデモになりがちなのは明白で、そこは分けて考えなければいけないのです」と書いている。陰謀論に真実が多くあるが、だからといって陰謀論に嵌ってもいけないという警告だ。これは私も同感で、いわゆる陰謀論と言われている物の中には事実もあれば嘘も混じっていると常々感じている。だからこそ、それを見分ける鋭い嗅覚を持たねばならない。Xで流れてくる情報も玉石混交であり、その中から真実を見抜くのは容易ではないし、まさにリテラシーの問題なのだと思う。別の言い方をすれば、認知戦を見抜く力でもある。もちろん、ジェームス斉藤氏の言っていることが本当なのかどうかを見抜くことも読者のリテラシーに関わっている。私も、本書の内容はあくまでも「参考」と捉えている。

 

 あと、人口削減についてもそれを行っている勢力がいることを明言している。日本では人口削減などと言っただけで陰謀論者扱い、トンデモ扱いだが、世界の裏事情に精通している人にとっては陰謀論でも何でもないのだろう。私もこの毒としか思えない遺伝子製剤にはそういう目的もあるのだろうと思っている。

 

 世界の支配者層に関心がある人には一読をお勧めしたい。

 

2024/10/10

ジョウザンヒトリ

 自宅の玄関灯にやってきたジョウザンヒトリ。大型のヒトリガで、前翅は黒褐色にクリーム色の斑紋、後翅はオレンジ色に黒い斑紋、そして黒点の並ぶ真っ赤な腹部と、非常に派手な蛾。写真の個体はかなり擦れているが、次は綺麗な個体に出会いたい。和名のジョウザンは定山渓に因む。前翅長は40mm前後。ヒトリガ科。

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2024年8月4日 北海道十勝地方

 

2024/10/08

ヒメキシタヒトリ

 黒の地色に特徴的は真っ白い斑紋があり、とても目を引く昼行性の蛾。キシタというのは後翅が黄色いという意味で、雌の後翅には黄色の斑紋があり、前翅の白い斑紋も黄色味がかるようだ。ただし、私は雄しか見たことがない。北海道では山地で見られるが、本州では亜高山帯に生息する。写真の幼虫はハンゴンソウにいたもので、本種と思われる。前翅長は20mmくらい。ヒトリガ科。

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雄 2021年6月26日 北海道上川地方

 

P8210043

幼虫 2024年8月21日 北海道十勝地方

 

2024/10/07

フタホシキコケガ

 黄色い地色に暗褐色の斑紋をもつコケガの仲間。コケガの仲間は幼虫が地衣類を食べるとされているが、こちらのサイトによると、本種は苔むした樹皮を食べるほか、クサアリと共生してアブラムシやカイガラムシの甘露を吸うという非常に興味深い生態を持つ。前翅長は10~11mm。ヒトリガ科。

P7170054

2024年7月17日 北海道十勝地方

 

2024/10/06

ゴマダラベニコケガ

 全体的に紅色で翅脈に沿って淡黄色になり、3本の横線は黒い点列になる美しいコケガ。幼虫は地衣類を食べる。前翅長は14mm前後。ヒトリガ科。

P7310012

2022年7月31日 北海道十勝地方

 

2024/10/04

ハガタキコケガ

 ベニヘリコケガに似るが、翅の色はクリーム色~淡い黄色で、縁はやや濃くなるもののベニヘリコケガのような明瞭な紅色の縁取りはない。幼虫は地衣類などを食べる。写真の個体は前翅長12mm。ヒトリガ科。

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2022年7月4日 北海道十勝地方

 

2024/10/03

ハガタベニコケガ

 ベニヘリコケガに似るが、ベニヘリコケガは前翅が紅色に縁どられるのに対し、本種は全体的に紅色を帯び、後翅も紅色を帯びる。外横線は鋭い鋸歯状。幼虫の食餌植物は地衣類。前翅長は12mmほど。ヒトリガ科。

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2022年7月29日 北海道十勝地方

 

2024/10/02

ベニヘリコケガ

 前翅の前縁から外縁にかけて、ピンク色に縁どられ、黒い外横線は大きくジグザグを描く。幼虫の食餌植物は地衣類。前翅長は12mm前後。ヒトリガ科。

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2021年7月11日 北海道十勝地方

 

2024/10/01

オオベニヘリコケガ

 前翅の前縁から外縁にかけて紅色に縁どられる美しいコケガ。翅脈に沿ってくっきりと黒い条が入る。幼虫の食餌植物は地衣類。前翅長は14mmほど。ヒトリガ科。

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2022年7月30日 北海道十勝地方

 

2024/09/30

クシヒゲホシオビコケガ

 白い翅に黒い斑点が並ぶコケガの仲間。ホシオビコケガとされていたものが、2018年にクシヒゲホシオビコケガとクシナシホシオビコケガに分けられたとのこと。胸部の黒点の数で区別でき、クシヒゲは2つ、クシナシは3つ。幼虫の食餌植物は地衣類。前翅長は11mm前後。ヒトリガ科。

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2024年8月29日 北海道十勝地方

 

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