ルイヨウボタン
ルイヨウボタンは5月から6月頃に林内でひっそりと花をつける。6弁の花びらのように見えるのはがく片。和名のルイヨウボタンは漢字で書くと類葉牡丹で、葉が牡丹に似ていることに由来する。シカはあまり食べないようで、散歩コースでは毎年花が見られる。秋には青色の実をつける。メギ科。
2023年5月30日 北海道十勝地方
ルイヨウボタンは5月から6月頃に林内でひっそりと花をつける。6弁の花びらのように見えるのはがく片。和名のルイヨウボタンは漢字で書くと類葉牡丹で、葉が牡丹に似ていることに由来する。シカはあまり食べないようで、散歩コースでは毎年花が見られる。秋には青色の実をつける。メギ科。
2023年5月30日 北海道十勝地方
散歩コースでコウライテンナンショウ(マムシグサ)の花が咲き始めた。タケノコに似た芽が地面から伸び始めるとみるみるうちに大きくなり、5~6月に花をつける。花は緑と白の縞模様の仏炎苞に包まれている。雌雄異株の多年草だが、性転換を行うことで知られており、栄養状態が良いと雌株になる。秋には房状の赤い実をつける。サトイモ科。
2023年5月29日 北海道十勝地方
ナンブソウという和名は、南部地方(岩手県)で採集されたものがタイプ標本となったことに由来する。日本では東北地方と北海道に分布するが、東北では分布が限られるようだ。私の散歩コースには群生している場所があり、5~6月に穂状の白い花を咲かせる。葉は根出葉のみで、柄の先に独特の形をした3小葉をつける。
2020年5月26日 北海道十勝地方
散歩コースでネコノメソウ2種が咲き始めた。一つが、ツルネコノメソウ。目立たない植物だが、良く見ると3~4mmの小さな花をつけている。花は花弁がなく、花弁のように見えるのはがく片。葉の形が特徴的で可愛らしい。山地の湿った場所に生える。高さは15cmくらいになる。ユキノシタ科。
2020年5月22日 北海道十勝地方
カキドオシは、草地や林縁など開けた場所に生育し、春に淡紅紫色の可愛らしい花を咲かせるシソ科の植物。花を咲かせた後、茎が地面を這って延びていき、垣根を突き抜けてしまうことから「垣通し」と名付けられたらしい。
我が家では花壇に侵入してくるちょっと厄介な雑草で、見つけしだい心を鬼にして取り除くのだが、植えてある植物の根元や葉陰をかいくぐり茎をどんどん延ばしていくのでなかなか根絶できない。そんな雑草だが、薬草やハーブとしても利用されている。
2023年5月7日 北海道十勝地方
ヒメイチゲが咲き始めて少ししてから咲き始めるコミヤマカタバミ。同じ場所に咲いていることも多い。草丈は5~10cmくらい。花の径は1.5cmほどで、花弁には淡紅色の筋が入る。北海道では低山でも見られるが、本州以南ではやや標高の高いところに行かないと見られないようだ。
2017年5月19日 北海道十勝地方
私の居住地周辺ではスミレの種類は多くはない。その中で一番初めに花を咲かせるのがミヤマスミレ。タチツボスミレやオオタチツボスミレより少し濃い青紫の可憐な花を咲かせる。地上茎がないので見分けやすい。今年も日当たりの良い場所から咲き始めた。ホソバヒョウモンやカラフトヒョウモンの幼虫の食草はミヤマスミレだというが、こんな小ぶりの植物の葉で足りるのだろうか?といつも不思議に思う。葉脈に沿って白い斑(ふ)が入るものをたまに見かけるが、これはフイリミヤマスミレと呼ばれている。
2020年5月11日 北海道十勝地方
私がナニワズという植物を知ったのは北海道に来てからのこと。それもそのはず、本州での分布は北陸から東北の日本海側だけらしい。エゾエンゴサクやカタクリ、キバナノアマナなどの春植物(スプリングエフェメラル)が咲く頃に小さな黄色い花を咲かせる雌雄異株の落葉低木で、高さは50cm前後。花を咲かせる時期には葉がついているが、夏には落葉してしまうという変わった植物で、ナツボウズとも言われる。十勝地方ではほとんどお目にかかれないのだが、農耕地帯のとある林床に生育しているのを見つけた。
2018年4月24日 北海道十勝地方
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