ギンモントガリバ
モノトーンで何とも地味な印象の蛾だが、良く見ると翅脈に沿って白い斑点が並んでいる。ギンモンの名の由来だろう。ただし斑紋は個体によって変異があるようだ。前翅長約20mm。カギバガ科。
2023年6月29日 北海道十勝地方
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モノトーンで何とも地味な印象の蛾だが、良く見ると翅脈に沿って白い斑点が並んでいる。ギンモンの名の由来だろう。ただし斑紋は個体によって変異があるようだ。前翅長約20mm。カギバガ科。
2023年6月29日 北海道十勝地方
まるで蝶のように翅を半開きにして止まる小型のガ。後翅の黒い斑紋が特徴的。一枚撮ったら逃げてしまった。前翅長12mm前後。シャクガ科。
2023年6月28日 北海道十勝地方
薄茶色の地にこげ茶色の条状の斑紋がある、なんとも不思議な雰囲気のシャクガ。どういう意味があるのか分からないが、腹部の先端を上に向けて止まることが多いようだ。こういう止まり方をする蛾はときどき見かける。前翅長は15mmほど。シャクガ科。
2023年6月26日 北海道十勝地方
少し前から、昼間でもしばしば飛び回っているのを見かけていたシャクガ。今日は写真を撮ることができて、キアシシロナミシャクだと分かった。翅は白黒模様だが、胸部から腹部は黄色い地に黒い斑点が並ぶ。前翅長17mm前後。シャクガ科。
2023年6月27日 北海道十勝地方
苫米地英人著「超国家権力の正体 グレートリセットとは何か?」(ビジネス社)を読み終えた。発売前からベストセラー1位になっていた本であり、そのタイトルから多くの人が関心を寄せていたことが分かる。
本書の帯には「ワクチン死、昆虫食、SDGsの大ウソ!」と大きく書かれているので、ワクチンや昆虫食などの背後にある超国家権力について解説した本だと思う人もいるかもしれないが、大半は超国家権力の歴史を読み解く内容になっている。1600年代初めのオランダ東インド会社によるインド洋での略奪と殺戮の歴史、戦国時代に日本にやってきた宣教師の狙い、奴隷資本主義、銀をめぐる争いなどの歴史を辿り、最後に現代の超国家権力である世界経済フォーラムの提唱するグレートリセットに言及している。グローバリストの歴史を辿ることで、世界経済フォーラムという超国家権力が何を目論み何を行おうとしているのか示唆し警鐘を鳴らす。本書を読み進めていけば、権力者というものがいかに支配的で残忍であったか、資本主義がいかに強欲なのか、宗教とは何なのかを思い知らされる。
ワクチンや昆虫食、SDGsなどについては多くは語っていない。しかし、多くの人が陰謀論だと言っている人口削減も、こうしたグローバリストの歴史から見るなら何ら不思議ではない。世界経済フォーラムは、単なる企業の集合体に過ぎない。しかし、そのような組織がワクチン、昆虫食、SDGsを推奨し、ダボス会議に各国のリーダーを集めて自分達の「アジェンダ(実現目標)を押し付けている。そして各国政府はそれを自国の政策に反映させるという異様な事態になっている。この現実こそ、グローバル企業や世界の超富裕層(=超国家権力)が強大な力を持ち、世界中の国々を支配しようとしていることを示している。
しかし、世界経済フォーラムの本当の目的に気づいている人はごく一部にすぎない。大半の国民はマスコミ等の洗脳によってそれに気づくこともなく、これらのアジェンダを疑問も持たず受け入れている。なぜ、世界経済フォーラムなどという組織がそれほどにまで強い力を持つようになったのか? なぜ、倫理のかけらもない非道な行為ができるのか? それは歴史を振り返ることで見えてくる。
苫米地氏は、いわゆるディープステートなどといわれる勢力が世界を牛耳り、私利私欲のために世界の富をむさぼっている、という言説を否定し、お金のためというよりも神に忠誠を誓った人達が、善意でやっているという立場をとる。
彼らが善意でこのようなことをやっているという見方については私も同意見だ。本書には地球温暖化のことは触れられていないが、私は人口削減の目的は、化石燃料を延命させつつ温暖化の進行を食い止めることや人口増による将来の食糧難回避があるのではないかと推測している(これについては「グレート・リセットと地球温暖化否定論」という記事で言及している)。ただ、世界経済フォーラムがアジェンダ達成のために温暖化を利用しているというのはその通りだと思う。人口を大幅に減らし人々に質素な生活を押し付けることができれば、これらの問題は大きく改善するだろう。そんなアジェンダを進めるためには、人々をコントロールして従わせなければならない。だからこそ、徹底した支配や管理のシステムを考えているのではなかろうか? 地球と人類のために自分達が世界の支配者となることこそ必要なのだと確信し、この馬鹿げたアジェンダを実行に移したのではないかと思えてならない。
一般の人達にとっては人々を騙して医薬品で人口を減らそうなどというのは狂気であり許しがたい犯罪だ。だから、善良な人ほどそんなことはあり得ず陰謀論にすぎないと考えてしまう。しかし、西洋のグローバリストの歴史は、略奪と殺戮と支配の歴史でもある。そして略奪も殺戮も支配も、神が認めさえすれば罪ではなく「善」になってしまう。非人道的な残虐行為をも正当化してしまう神や宗教とは、いったい何なのだろう?
ここで思い出したのは、中村篤史医師の以下のブログ記事だ。
この記事には、ジェイコブ・ロスチャイルドの名で書き込まれたコメントが紹介されている。ロスチャイルド家といえば、大富豪であり各国の政治家や王室とも強い関わりを持つ家系だ。少し長いが、是非読んでいただきたい。以下に一部を引用する。
「このコロナ騒動は世界の財政、資源、生産、消費、汚染、過剰人口を管理/規制するためのものである。」
「巨大な権力と富を手に入れると、多くのものを支配下に置くことになる。この支配によって、自らの利益を保ち、また、拡大するわけだ。しかしこの支配を維持するには、とてつもなく重い責任が伴う。先ほど言ったように、環境汚染、紛争、搾取、人口過剰など、果てしなく続く解決困難な問題に対し、様々な決断をしなくてはならない。ジャック・アタリは、新世界秩序プロジェクトの忠実な弟子だ。このプロジェクトは、世界政府によって多くの物事を地球規模で支配することを目標にしている。その手段には、平等のための物質的平準化と世界人口の激減がどうしても必要となる。」
「あなたは、これらの問題を解決するために私たちが使っている方法に対して、懸念を表明している。あなたはそれを「全体主義」とか「共産主義」だと言っているが、我々にとっては、それらは「真実」「自由」「正義」といった類の抽象的な言葉に過ぎない。」
「バチカンのフランシス(ローマ法王)でさえ、パンデミックが必要であったことを知っている。」
「私たちの計画については、すでに国連や世界経済フォーラムで表明されているわけだが、・・・」
「とにかくこのワクチンは、人間の行動をコントロールするためにこれまでに考案された方法のなかで、最も画一的で協調的な心理的武器なのだ。」
このメッセージがジェイコブ・ロスチャイルド本人によるものかどうかは分からない。しかし、世界経済フォーラムはおおよそこのような考え方で動いているのではなかろうか。つまり、彼らは善意や正義でこのアジェンダを実行しているのであり、神もそれを認めていると言っているのだ。まさに、苫米地氏が指摘している通りだ。
そして何よりも恐ろしいのは、世界経済フォーラムの企みに気づいた人達が懸命にこのアジェンダに警鐘を鳴らしているというのに、大半の日本人が「陰謀論」などと片付けて見向きもしないことだ。ワクチンを推奨してきた野党も、これだけ薬害が明らかになってもワクチンの危険性についてほとんど追及しない。
私は、とてつもない貧富の差を生みだし、資源を浪費し、環境を破壊した資本主義は終焉を迎えるしかないし、いかに定常経済にソフトランディングさせるかが21世紀の人類の課題だと思っていた。しかし、待ち受けていたのはそんな生易しいものではなかった。ほんの一握りのグローバリストによる人類の支配や管理であり人口削減だ。私が生きているうちに、まさかこんな大それたことが起きるとは思ってもいなかった。強欲な資本主義によって巨額の富を手にした権力者たちが、人類を滅ぼそうとしているようにしか見えない。彼らにとっては、自分達こそ神によって選ばれた存在だと認識しているのだろうし、自分達と自分達の生活を支える一部の人(奴隷)だけが生き残れればいいと思っているのではなかろうか? 人が自然の一員であり、自然の摂理から逸脱してはならないという考え方が全くないのは、キリスト教の影響なのだろうか?
では、こんな狂った現実を目の当たりにして私たちができることは何なのか? 苫米地氏は「自然権」と「革命権」の行使だという。具体的には、世界経済フォーラムのアジェンダに反対している議員を応援し投票するということ。これは誰にでもできる。
ただし、それ以前に、世界経済フォーラムの企てを広める必要がある。そのためにも、この苫米地氏の本が多くの人に読まれることが望まれる。本書は史実に基づいた考察であり、荒唐無稽な陰謀論などでは決してない。
一市民にあとは何ができるだろうか? この危うい状況を変えていくためには、強大な勢力に目を向けざるを得ない。「コロナ騒動と洗脳」 という記事にも書いたように、グレートリセットを進める人達は洗脳を利用しているのだから、恐怖や快楽に捉われず洗脳されないようにすることも大事だろう。
巨額の富と権力を持った人達は、自分達は何でもできると思い上がっている。資本主義の失敗と限界を認め定常経済へ方向転換するという思考をせず、資本主義によって生じた様々な問題を、人口削減と人々の管理・支配で解決するという信じがたい愚行に出た。彼らはお金にものを言わせてマスコミも政治家も大企業も操っているし、人々を洗脳することで自分達の意のままにしようとしている。これに対抗できるのは、やはり私たち一人ひとりの認識と強い意思と行動でしかない。
橙褐色の胸部と翅の中ほどの黒い帯が目立つ印象的なアブ。以前も見かけていたが写真を撮れずじまいだった。今日はカメラを構えても逃げることもなく止まっていた。体長は17mmほどで、ハナアブとしては大きくどっしりとしている。幼虫はスズメバチなどの巣に寄生して育つという。ハエ目ハナアブ科。
2023年6月25日 北海道十勝地方
昨日見つけた初見のカミキリムシ。上翅には4対の斑紋が並んでいるが、良く見ると側方にも小さな斑紋がある。「黄紋」というが、斑紋は黄色というよりクリーム色。個体数はあまり多くないらしい。寄主植物はカンバやハンノキ、バッコヤナギなど。体長12mm。カミキリムシ科。
2023年6月23日 北海道十勝地方
止まったときの形からアツバの仲間だろうということはすぐに分かった。似ている種がいるが、斑紋からフタオビアツバと同定。前翅長は20mmほど。ヤガ科。
2023年6月18日 北海道十勝地方
地面に落ちていた葉にとても小さな黒いゾウムシがついていることに気がついた。大きさは2mmよりわずかに大きい(吻を除く)くらいでとても可愛らしい。上翅には真っ白い十文字型の斑紋がある。そして、小さいけれど吻は長い。チビシギゾウムシの仲間だということは分かったのだけれど、種名が確定できない。チビシギゾウムシかレロフチビシギゾウムシか? 分かる方がいたら教えていただけると嬉しい。ゾウムシ科。
2023年6月19日 北海道十勝地方
今年は我が家の庭でホオジロが繁殖した。庭に営巣したのは2回目。庭ではないものの、すぐ近くで繁殖したことも1度ある。
巣をかけたのはイチイの木で、しばしば刈り込んでいるために枝が混んでいて、巣をつくるのにちょうど良かったようだ。外からは巣は全く見えない。
このイチイの木は居間の前にあり窓からよく見えるので、巣材を運びはじめたときに巣作りをしているのに気づいた。ただ、前回もそうだったのだけれど、ホオジロは巣の近くではとても大人しく、鳴き声もほとんど出さない。雄も少し離れたところで囀っているのは聞いたけれど、すぐ近くでは囀らない。
今回は巣材を運んでいるときに気づいたが、抱卵になるとまた出入りが少なくなってしまう。だから、巣作りを見逃してしまうと繁殖していることすら気づきにくい。巣があるとわかると、庭の草取りも気にしながら手短に済ませることになる。そして、草取りをしていても、庭で小鳥が繁殖しているという気配がまったく感じられないから不思議だ。
親鳥が餌を運んでいるのに気付いたのが9日頃だったろうか。18日には雌雄が入れ替わりでかなり頻繁に餌を運んでいたので、雛がだいぶ大きくなっていると察せられた。
で、今日は朝からイチイの木をちょこちょこ見ていたが、ホオジロの気配がない。どうやら昨日19日くらいに巣立ったようだ。本当に、ひっそりと巣作りをし、ひっそりと巣立ってしまった。
ようやくホオジロのことを気にせずに庭仕事ができるが、巣立ったらそれはそれでちょっと寂しい。来年も来てくれることを楽しみにしたい。
2023年6月10日 餌をくわえる雄
小さくて遠目には地味な蛾だが、上翅にはくっきりとした白い線が入り、先端の方は銅色をしている。前翅長は6~7mmほど。すぐに飛んでしまい、良い写真が撮れなかった。幼虫はクマイザサを食べるとのこと。小蛾類は写真を撮るのも大変だし、調べるのも大変。ホソハマキモドキガ科。
2023年6月18日 北海道十勝地方
ハンゴンソウの葉にオレンジ色の小さな蛾が止まっているのが目に入った。写真を拡大してみると銀色の線や斑紋が入っていてなかなかお洒落な蛾だ。モンギンスジヒメハマキとコモンギンスジヒメハマキというそっくりな蛾のどちらかなのだが、両者は大きさが違うという。「北海道の蝶と蛾」では、モンギンスジヒメハマキは開長が17mm、コモンギンスジヒメハマキは開長が13mmとなっている。採集はしていないが、持ち歩いている小さな定規で測ったら前翅長が6mmだったので、コモンギンスジヒメハマキと同定。前翅長を測っていなければどちらか分からなかったと思う。ハマキガ科。
2023年6月18日 北海道十勝地方
「蝶は好き(あるいは平気)だけれど、蛾は嫌い」という人は多いと思う。私も子どもの頃は、蝶は大好きだったけれど、蛾はあまり好きにはなれなかった。蝶は捕虫網でよく捕まえたし、夏休みには昆虫標本を作ることもあった。しかし、蛾にはあまり興味が湧かない。嫌いとか気持ちが悪いというほどではないのだけれど、手で触るのはちょっとためらわれた。
蝶ならば翅を揃えて上縁を持ったり、胴体をそっと持てばいいが、蛾の場合、蝶のようには扱えない。鱗粉が多くて暴れると手が鱗粉だらけになるし、胴体は太くてあまり持ちたいと思わない。つまり、採集をして標本を作ろうという気になれない。しかも種類が多すぎてよほど特徴的なものでない限り、素人が種名を調べるのも困難だ。
小学生の夏休み、木の茂みに大きな蛾が飛び込んだのを目にした。恐る恐る捕虫網で何とか捕まえると、ヤママユガだった。黄土色の翅に目立つ目玉模様のヤママユガは魅力的ではあるのだけれど、雰囲気は明らかに蝶とは違う。あの大きな蛾を採集したのは嬉しかったものの、結局、標本にしたいとは思えずに逃がしたことがあった。子どもの頃は蝶と蛾を別物という感覚で区別していたし、蛾はやはり苦手だった。大人になってから蛾の標本を作ろうとチャレンジしたこともあるが、鱗粉を落とさないように展翅するのが大変で、すぐに断念してしまった記憶がある。
昆虫採集が趣味の人も、蝶が好きな人と蛾が好きな人に分かれることが多い。そして圧倒的に「蝶好き」が多いように思う。やはり、どこか違うものを感じるのだろうか。蛾は種類が多くて同定が困難というのも関係しているのだろう。根気がないととても種名を調べる気にはなれない。かなりマニアックな世界だと思う。しかし、ライトトラップ(照明を用いて光に引き寄せられて集まってくる虫を採集する方法)で採集しやすいといのは利点かもしれない。
私は3年前から散歩がてら昆虫の写真を撮るようになり、昨年から蛾の写真も積極的に撮るようになったのだが、いろいろな蛾を見ているうちに、蝶と蛾について随分思い込みがあると思うようになった。蛾のイメージは、夜行性、鱗粉が多い、胴体が太い、色彩が地味なものが大半、という感じだったが、それがだいぶ変わった。蛾の中には昼間に花の蜜を吸っていてまるで蝶のようなものもいるし、鱗粉もそれほど多くないものもいる。胴体も蝶と変わらないようなほっそりしたものもいるし、色彩も赤やオレンジ色などカラフルなものもいる。じっくりと見るととても美しいものが少なからずいる。斑紋も「どうしてこんな複雑な模様をしているのだろう?」と感心してしまうものも多い。小さいのに、金色や銀色に輝く斑紋を持つものもいて目を見張ってしまう。蛾の世界はとても奥深い。
そして、「蝶と蛾」を明確に区別できる形態的特徴はないということも知った。結局、蝶も蛾も「鱗翅目(チョウ目)」という一つのグループに属しているというだけで、圧倒的に蛾が多い。鱗翅目の中の一部を蝶と言っているだけなのだ。そのあたりのことは、以下の記事を参照していただきたい。
このブログではこれから蛾もいろいろ紹介していきたいと思っている。蛾が嫌いだという人はスルーしていただきたいが、できれば蝶と同じ仲間の生き物として、興味を持ってもらえると嬉しい。「蛾は気持ち悪い」という思い込みを外すことができれば、今まで見えなかったものも見えてくるのではないかと思う。
草地で見つけた真っ白いミクロレピ(小蛾類)。日が当たると白というより銀白色に輝いて美しい。ウスギンツトガも同じくらいの大きさの白い蛾でよく似ているが、区別点は下唇髭の長さと向き。ウスギンツトガは下唇髭が長く前方に突出しているが、ギンムジハマキは短く下方に向いているとのことで、写真の個体はギンムジハマキと同定した。前翅長は目測で10~12mmくらい。食草はイネ科やマメ科植物。ハマキガ科。
2023年6月15日 北海道十勝地方
芝生でひらひらと飛びまわっているのを何度も見かけていた蛾だが、ようやく写真が撮れた。クロスジツトガやウスクロスジツトガなど似たものがいるので少し悩んだが、色彩や斑紋からツマスジツトガと同定。前翅長は10mm前後。ツトガ科。
2023年6月15日 北海道十勝地方
ニトベナガハナアブもフタホシヒゲナガハナアブと同様に翅が前縁にそって黒くなっているハナアブ。腹部は細めで3本のくっきりとした黄色い横線がある。体長12~13mm。ハナアブ科。
2023年6月12日 北海道十勝地方
アブの仲間は似ているものが多くて、写真だけでは同定できないものも結構ありあまり積極的に写真を撮らないのだけれど、翅に色がついていたり体の斑紋が特徴的なものは調べやすい。フタホシヒゲナガハナアブもそんなアブの一種で、翅の前縁が黒く、腹部の黄色い横縞も特徴的。今の季節はハルザキヤマガラシの花でときどき見かける。体長10mm前後。ハナアブ科。
2023年6月11日 北海道十勝地方
草地をうろうろしながら昆虫を探していたら、淡褐色の蛾がひらひら飛んでは草に止まる。写真を撮ろうとして近づくとすぐに飛んで、また近くに止まる。これを何度も繰り返していたら開けたところに止まってようやくシャッターを切った。蛾の正体はクロミャクノメイガ。後翅の黒線が見える。前翅長は目測で10mm前後。ツトガ科。
2023年6月11日 北海道十勝地方
コウライテンナンショウの葉に止まっていたクロオビリンガ。よく似た種にアカオビリンガがあり、以前はクロオビリンガと同種とされていたそうだ。前翅長は15mm。食草はオニグルミやニレ科、カバノキ科、シナノキなどの広葉樹。コブガ科。
2023年6月11日 北海道十勝地方
手すりを歩いていたカシワクチブトゾウムシ。口吻が短い淡褐色のゾウムシ。上翅には斑模様があり、前胸背板の後角は突出する。体長は5mm前後。ブナ科の樹木やハンノキなどの広葉樹を食べる。ゾウムシ科。
2023年6月10日 北海道十勝地方
コロナ騒動が始まってから3年以上、mRNAワクチンが始まってから2年以上が経った。この騒動、私はどう考えても「洗脳」だと思っている。
先日、脳科学者の苫米地英人著「洗脳護身術」という本を読んだ。この本は2003年に出版されているので、20年前の本ということになる。洗脳・脱洗脳の理論と技術を具体的に解説した本だが、具体的なことは本書に譲りここでは触れない。
洗脳というと、カルト宗教などがやっていることだとしか思わない人も多いかもしれない。カルトのように自分の利益のために洗脳技術を使っていれば「洗脳」だが、「自分のため」という条件を外せば、従来宗教も洗脳と切り離すことはできない。催眠や占いなども洗脳の手法を使っているので注意が必要だ。そして、人は誰でも洗脳されてしまうそうだ。
苫米地氏は「洗脳」は技術であり、それ自体は悪でも善でもなく中立なものだという。「教育」は、本人の利益のために行われるのであれば洗脳ではないが、権力者の一方的な利益のために行われたなら洗脳になりかねない。また、権力者やマスコミがある事柄を「善」だとして国民に植え付けたならどうだろう? 戦争も「善」だとして正当化されかねない。だからこそ、私たちは洗脳されないよう技術(洗脳護身術)を身に着けることや自己脱洗脳が大事だという。
苫米地氏は「二十世紀までの洗脳は、情報を遮断して一つの価値を前とすることで実現されてきた。ベルリンの壁崩壊前の東ドイツでは、家に電話を引くのに、申し込んでから二十年以上かかったそうである。二十一世紀の洗脳は、情報の遮断ではなく、大量の情報の操作として実現されていくだろう」と述べている。
今回のコロナ騒動を振り返ってみるなら、コロナワクチンの危険を伝える動画の削除など情報の遮断もあったが、主として「大量の情報の操作」によって、権力者による洗脳が行われたと私は考えている。20年前の苫米地氏の推測はみごとに的中したと思う。
洗脳には「恐怖心」や「快楽」が利用される。コロナ騒動では、人々の恐怖心が最大限に利用された。多くの人は病気や死に対する恐怖心を持っている。だから、マスコミを利用して人を死に至らしめるかもしれない恐ろしい感染症が世界中に広がっていると騒ぎ立てることで、人々は恐怖にかられて藁にも縋る思いになる。この3年間、毎日マスコミで感染者数(実際にはPCR検査による陽性者数)、重症者数、死者数を報道し、後遺症が大変だとか医療崩壊だと騒ぎ立てた。これで人々はすっかりコロナへの恐怖心を刷り込まれ、国民の大半が集団催眠状態になってしまった。
コロナに怯え、政府や感染症の専門家と言われる人達や医師などの主張を鵜呑みにする。その結果、消毒、マスク、外出制限などの政策をあたり前のように受け入れてしまう。日頃人権意識の高い人たちさえ、人権侵害や差別的な対策を疑いもせずに受け入れた。ワクチンも、恐怖にかられた人たちは皆飛びついた。十分な治験がなされておらず中長期的なリスクが分からない上、動物実験でも成功したことのない人類初の遺伝子ワクチンであるというのに・・・。
このような人達が多数になると、「さほど怖い感染症ではない」、「これは陰謀ではないか?」と考えている少数派を叩き始める。あるいはマスク警察などという人も出てくる。皆、同調してしまうのだ。ただでさえ同調圧力の強い日本社会では、この傾向が強くなる。おそらく、この同調にはホメオスタシスも関係しているのだろう。ホメオスタシスというのは、呼吸や心拍のように、体が正常な状態を維持するための機能のことをいう。このホメオスタシスは物理空間だけではなく情報空間や精神世界にも作用するために、人々の間で同調が生じるという。そして、洗脳はこれを利用しているそうだ。「コロナは怖い」「ワクチンは効果がある」と信じる人が多ければ、それに同調してしまう。
マスコミはコロナ騒動の初期から、「デマや陰謀論に気を付けろ」と警鐘を鳴らしていた。そして識者を含め多くの人がこれにならい、ワクチンを打たない人に「反ワクチン」「陰謀論者」というレッテル貼りをした。これも情報操作であり洗脳だろう。つまり、学歴が高く自分は陰謀論などには嵌らないという自信がある人も、「恐怖心+マスコミや医師によるワクチン推奨キャンペーン+陰謀論否定キャンペーン」で簡単に洗脳されてしまったと私は見ている。
苫米地氏の本に、以下の記述がある。
ちなみに、ホメオスタシスが同調するまでの期間が長ければ非洗脳かといわれれば、そうではない。社会的に人口の大半をコントロールするのに数年かかっても、洗脳と判断されるケースがある。ヒトラー下のドイツ国民は、思想レベルまで、ホメオスタシス同調が引き起こされていたと見るべきだし、文化大革命下の中国も同様である。行動制御などの認知行動療法的手法の補助で、国民が強い変性意識状態になる。つまり国を挙げての集団催眠下にあったことにより、このホメオスタシス同調が強度にひきおこされたと見るべきだろう。そして、戦前の日本もこのパターンであったと考えるのが自然であった。(229ページ)
私たちはナチスによるホロコーストについて学んだはずだ。戦争に突き進んだ戦前の日本のことも学んでいる。それにも関わらず、心の中に潜む恐怖心を利用すれば、人はいとも簡単に洗脳されてしまうのだ。そして、ひとたび洗脳されてしまうとそこから目を覚ますのはとても難しい。それを今、目の当たりにしている。
アフリカでは多くの国がワクチンに懐疑的でほとんどワクチンを打たなかったのでコロナ騒動など起きなかったし、欧米ではワクチンのおかしさに気づいて今はワクチンを打つ人などほとんどいない。ところが日本では5類になって陽性者数や死者数の報道をしなくなっても人々はコロナを恐れ、いつまでもマスクを外さないし、6回目のワクチンを打つ高齢者や医療従事者もいる。未だに多くの人が洗脳から覚めていないのだ。
ワクチンを打たなかった人というのは、恐らく恐怖にかられずにこの騒動を冷静に見ていた人、mRNAワクチンについて情報収集をすることで何かおかしいと感じた人だろう。もちろんマスコミによる情報収集ではなく、SNSなどを利用しての情報収集だ。そして集団催眠にかからず、同調もしなかった。恐怖心を克服し、マスコミや専門家の言うことを鵜呑みにせず、他人に同調せず、自分で情報の裏を読み解くことができれば簡単には洗脳されない(ただし叩かれる)。
私の場合は、2020年の春にオーストラリア在住のJ SatoさんによるBCG仮説を知って、コロナへの恐怖心がなくなった。そしてひとたび恐怖心が消え冷静になると、この騒動のおかしさがはっきりと見えてきた。人権侵害や差別だらけの感染対策、任意と言いながら半強制のようなワクチン接種、ワクチン接種後の体調不良や死亡の情報を報じないマスコミ、接種後死亡が2000人を超えても中止しない政府。人工ウイルス疑惑もある。おかしいことだらけだ。しかし、洗脳されてしまった人達はこのおかしさが見えない。何と恐ろしいことかと思った。
私たちは誰もが何らかの「思い込み」を持っている。それは親による躾であったり学校での教育であったり、様々だろう。そうした思い込みは洗脳の定義には当てはまらないが、苫米地氏は広い意味での洗脳だという。だからこそ、自己脱洗脳で思い込みを取り払うことが自己解放につながるという。
コロナ騒動を皮切りに、情報戦、認知戦が本格的に始まった。私は、世界経済フォーラムが洗脳手法を使って人々を操作しようとしているのではないかと懸念している。コロナ騒動はその序章であり、コロナ騒動を仕掛けた人達は今後もあの手この手で洗脳手法を用いるだろう。世界経済フォーラムの「何も持たないで幸せになる」というメッセージこそ警戒せねばならないと思っている。恐怖だけではなく、彼らの言う「幸せ」という快楽に騙されてはならない。
何と言う時代になったのかと気が重くなるが、この時代を生き抜くことができるのは、洗脳について知り、恐怖や快楽に捉われず、他人に同調もせず、自己脱洗脳ができる人なのかもしれない。
ハルザキヤマガラシの花がちょうど満開になっていて、眺めているといろいろな虫がやってくる。今日はガマキンウワバがきていた。色合いは地味だが、吸蜜する様子はまるで蝶のよう。そもそも蝶も蛾もチョウ目(鱗翅目)であり、二つに分けるのはあまり意味がないのかもしれない。前翅長は18mmほど。ヤガ科。
2023年6月8日 北海道十勝地方
イラクサの葉の上に止まっていたガガンボ。雄(右)の触角が櫛歯状なので、クシヒゲガガンボの仲間であることはすぐに分かった。帰宅して調べたところ、ヒメクシヒゲガガンボだった。交尾中はじっとしていることが多いので、写真が撮りやすい。体長は14mm前後。ハエ目ガガンボ科。
2023年6月6日 北海道十勝地方
建物の角のちょうど私の頭の高さくらいのところに小型のゴミグモが網を張っていた。形や大きさからオノゴミグモしか思い浮かばなかったのだが、オノゴミグモは地面に近いところに網を張るとばかり思っていたのでかなり意外だった。念のため採集して確認したが、やはりオノゴミグモだった。直射日光が当たっていたせいか、モノクロ写真のようになってしまった。体長5.5mm。
2023年6月5日 北海道十勝地方
一見ウリハムシモドキに似ているが、良く見ると違う。アザミオオハムシにも似ているけれどアザミオオハムシほど大きくはない。調べたところズグロアラメハムシのようだ。体長は5~6mmほど。食草はヤナギ類やドロノキ。
2023年6月5日 北海道十勝地方
橋の欄干の上を黒っぽい甲虫が歩いているのが目に留まった。ゴミムシの仲間かと思ったが、ちょっと雰囲気が違う。写真を撮ったあとに持ち帰り調べようと思ったら飛んでしまった。なかなか素早い。調べたところ、ミゾバネナガクチキのようだ。初見の虫に出会うとちょっと嬉しい。体長は測れなかったが、目測で10mm前後だった。ナガクチキムシ科。
2023年6月2日 北海道十勝地方
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