クマタカが庭に
私の居住地は山間部なので、庭仕事をしているとクマゲラのキョロキョロキョロ・・・という鳴き声が聞こえることもあるし、オジロワシやオオワシが上空を飛んでいることもある。都会の人から見たら羨ましい環境かもしれない。
今日はカラスが騒がしいと思ったら、どうしたことか庭の木にクマタカが止まっていた。クマタカは上空を飛んでいるのをたまに見ることがあるが、庭にきたのは初めて。警戒心の強い猛禽がこんな人家の近くにきたことにちょっと驚いた。こうして近くで見るとさすがに大きくて迫力がある。
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私の居住地は山間部なので、庭仕事をしているとクマゲラのキョロキョロキョロ・・・という鳴き声が聞こえることもあるし、オジロワシやオオワシが上空を飛んでいることもある。都会の人から見たら羨ましい環境かもしれない。
今日はカラスが騒がしいと思ったら、どうしたことか庭の木にクマタカが止まっていた。クマタカは上空を飛んでいるのをたまに見ることがあるが、庭にきたのは初めて。警戒心の強い猛禽がこんな人家の近くにきたことにちょっと驚いた。こうして近くで見るとさすがに大きくて迫力がある。
コカメノコテントウは体長4mm前後の小型のテントウムシ。よく似た種にヒメカメノコテントウがあり斑紋だけでは区別が困難のようだ。識別ポイントは歩脚の腿節に黒色部があるのがコカメノコテントウで、ないのがヒメカメノコテントウ。写真を撮ったときは腿節の色まで確認しなかったのだが、横から撮った写真を拡大してみると、腿節が黒っぽく見えるのでコカメノコテントウだと思う。良い写真が撮れなかったので、次に出会ったらもう少しマシな写真を撮りたい。
2020年7月29日 北海道十勝地方
こちらはコカメノコテントウの幼虫だと思うのだが、間違っていたら教えて欲しい。アブラムシを食べている。
カメノコテントウは体長が10mm前後の大型のテントウムシ。東京に住んでいた子どもの頃、図鑑に載っていたこの大きくて魅力的なテントウムシ憧れていたが、東京では見かけることはなかった。成虫、幼虫ともにクルミハムシやドロノキハムシの幼虫を食べるとのことで、クルミやドロノキがないところでは見られないのだろう。実際に目にすると、やはり1センチもあるテントウムシはなかなか迫力がある。
以前、7月に大雪山の緑岳に登ったとき、山頂でカメノコテントウを多数見たことがある。高山帯なのでもちろん近くにオニグルミもドロノキもない。なぜ高山帯に群れているのかと不思議だった。
2017年11月2日 北海道十勝地方
ウンモンテントウは体長7~8mmのテントウムシ。上翅の黒斑の周囲がクリーム色に縁どられ、胸部にはM字型の特徴的な黒斑がある。本州だと山地性のようだ。
2019年5月25日 北海道十勝地方
ヒメアカホシテントウはアカホシテントウと同じように黒地に2つの赤い斑点があるが、大きさはずっと小さくて3.5~4mmほどのとても可愛らしいテントウムシ。カイガラムシを食べる。
2020年10月19日 北海道十勝地方
黒い地に輪郭の不明瞭な赤い斑紋があるアカホシテントウ。全体に光沢があって、なかなか美しい。体長は6mm前後。
2020年9月7日撮影 北海道十勝地方
オオアオゾウムシは体長が12~15mmほどの緑色のゾウムシ。前胸と上翅の縁が黄緑色の美麗種。
2020年7月20日 北海道上川地方
散歩をしているとしばしば見かける緑色のゾウムシ。1種類だと思っていたが、写真を撮るようになってから2種いることが分かった。リンゴヒゲボソゾウムシ(リンゴヒゲナガゾウムシとアオヒゲボソゾウムシが同種とされ、リンゴヒゲボソゾウムシという名になった)と、トゲアシヒゲボソゾウムシ(旧ミヤマヒゲボソゾウムシ)。なんだかややこしい。
リンゴヒゲボソゾウムシは脚が褐色だが、トゲアシヒゲボソゾウムシは黒っぽい。どちらも体長は6~8mmほど。
リンゴヒゲボソゾウムシ 2019年5月30日 北海道十勝地方
トゲアシヒゲボソゾウムシ 2020年6月23日 北海道十勝地方
昨年は何度か橋の欄干でムネビロイネゾウモドキを見かけた。ドロノキを食べるので、河畔のドロノキ周辺に多いのだと思う。体長7mm前後。
2020年6月24日撮影 北海道十勝地方
2020年10月10日撮影 北海道十勝地方
マツアナアキゾウムシは体長10mm前後の黒っぽいゾウムシ。点刻は深く明瞭で、上翅には淡褐色の斑紋がある。針葉樹林に生息。
2020年6月10日撮影 北海道十勝地方
クワヒョウタンゾウムシは体長7mm前後の茶色いゾウムシ。上翅の間室が隆起しているのが特徴。さまざまな植物の根を食べるので害虫として知られている。「札幌の昆虫」(木野田君公著 北海道大学出版会)によると北海道では単為生殖とのこと。
2011年11月3日撮影 北海道十勝地方
切り株の上にいたクロカレキゾウムシ。体長5~6mmほど。上翅のV字型の白斑がよく目立つ。
2020年6月9日撮影
これまでに撮った動植物の写真を少しずつ紹介していきたいと思う。まずは甲虫から。
アイノシギゾウムシは体長3.5~4mmほど(口吻を除く)の小さなゾウムシ。ハンノキの雄花に産卵するとのこと。昨年は散歩で何回かであった。
2020年10月8日撮影
2020年10月8日撮影
2020年10月28日撮影
新年ということもあり、ブログのタイトルを変えてみた。ブログ開設が2007年5月なので、今年の5月で14年になる。最近は更新ものんびりだが、マイペースで更新したいと思っている。
昨年はマクロ撮影のできるコンパクトデジカメ(オリンパスTough TG-6)を購入したこともあり、散歩がてら昆虫やクモの写真を撮るようになった。なかなか良い写真が撮れないが、今年も気長に続けていきたい。気を付けていなければ見過ごしてしまうような小さな昆虫やクモたちの世界は奥深く興味がつきない。そんな昆虫やクモの写真も少しずつ紹介していきたいと思う。
それにしても、生き物たちの減少が著しい。この数十年でどれほどの生物多様性が失われてしまったのかと思うと言葉がない。人類は富と利便性のためにかけがえのない自然環境を壊し収奪してきた。資本主義を終わらせないと地球環境は持たないし人類も終わる。その前に人々は方向転換ができるのだろうか? そんなことをどうしても考えてしまう今日この頃だ。
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