« 福島第一原発の「廃炉」という嘘 | トップページ | 森の「足長おじさん」の秘密 »

2013年9月 3日 (火)

活断層がなくても原発は危険

 原子力規制委員会の専門家会合で、大飯原発が活断層ではないという見解で一致したとのニュースが流れた。

 大飯原発「活断層ではない」規制委員会で一致(朝日新聞)

 活断層の上に原発を建てるのはもってのほかだ。福島第一原発は3.11の東北地方太平洋沖地震でかなり地盤が沈降してしまったのだが、ガンダーセン氏は以下のように述べている。

 4号機の建屋の下の、南側3分の1くらいのところに活断層がある。核燃料プールはその上にある。大震災のとき、4号機は80cmも右に傾いた。そこに東電は40本の棒を打ちこんで補強した

 しかし、60cm沈んだところや40cm沈んだところもあって、地面はあちこちが凸凹になっている。それを東電の報告書では『平均58cmの地盤沈下』と言っているが、いったい何のことやら、実態を反映していない。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33518?page=4より)

 福一の地盤沈下については小野俊一医師が早くから指摘していた。

福島原発で地盤沈下(院長の独り言)

 たとえ活断層がなくても、地盤が沈降したならそこに載っている建屋の基礎コンクリートには当然大きな力がかかるだろう。不等沈下すれば、建物が傾いたり歪んだりするだろうし、配管なども耐えられるとは思えない。今回、建屋から汚染水がどんどん漏れているのも、地下のコンクリートに亀裂が入っている可能性が高い。

 また、房総半島では大地震のたびに地盤が隆起してきた。以下によると、関東地震では房総半島の南端付近で2m近く隆起し、元禄地震では最大で6mも隆起したそうだ。

海岸段丘が語る過去の巨大地震(地質ニュース605)

 「北海道電力〈泊原発〉の問題は何か」(泊原発の廃炉をめざす会編、寿郎社)には、北海道の泊原発のすぐ近くに地震性隆起を示す地形がはっきりと残っていると書かれている。

 日本の原発はみな海岸に建てられている。活断層があればもちろん原発が大地震で壊れる可能性は高い。しかし活断層がなくても、大地震で地盤が大きく沈降したり隆起すれば原発が壊れてしまう可能性は高いだろう。活断層の有無にばかりに拘るのはナンセンスではないか。

« 福島第一原発の「廃炉」という嘘 | トップページ | 森の「足長おじさん」の秘密 »

原子力発電」カテゴリの記事

コメント

謹啓、活断層の有無に関係なく原発は危険でテロでもあれば核爆弾と同じ結果に至ります。安倍総理は無知なのか意図的に無視して死の商人として原発のトップセールスに外遊するのは狂気の沙汰と存じます。敬具

関さん

活断層の判断にあれほどこだわるのは、たとえ一部であっても原発を稼働させたいのでしょう。しかし、福一が地震で壊れたのはほぼ確実だと思いますし、日本はまた間違いなく大地震に襲われるでしょう。日本に原発を建てたこと自体が間違いです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1185959/53131872

この記事へのトラックバック一覧です: 活断層がなくても原発は危険:

« 福島第一原発の「廃炉」という嘘 | トップページ | 森の「足長おじさん」の秘密 »

フォト

twitter

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ