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2013年8月

2013年8月31日 (土)

ペパーミントに集まるチョウ

 昨年種を播いたペパーミントが今年は一斉に花をつけたのだが、チョウをはじめとした昆虫がたくさん集まってきた。植物の花には昆虫がとてもよく集まるものと、それほどでもないものがある。そういえばラベンダーにはシロチョウがたくさん吸蜜にやってくる。独特の香りが昆虫を誘引するのだろうか。

 そこで、ペパーミントにやってきたチョウを紹介したい。

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 まるでクジャクの羽を連想させる魅惑的な紋様のクジャクチョウ。子どものころ霧ヶ峰でこのチョウを見て、こんな美しいチョウがいるのかと心が震えた。タテハチョウの仲間は樹液を好む種が多いが、クジャクチョウは花によくやってくる。北海道では平地でも見られるが、本州だと高原に行かないと見られない。東京に住んでいた子どもの頃、時々でかけた信州の霧ヶ峰はクジャクチョウやヒョウモンチョウの宝庫で、高原の花に集まる華やかなチョウは飛ぶ宝石のように思えた。

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 オレンジ色に黒い斑点を持つヒョウモンチョウは、一見どれもよく似ている。翅の表側だけでは識別が困難だが、裏側はけっこう違いがある。ペパーミントで見られたのは3種。上の写真はウラギンヒョウモンの表側。

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 こちらはウラギンヒョウモンの裏側。その名の通り、裏側には銀白色の斑点がある。

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 上はオオウラギンスジヒョウモン。


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 こちらはミドリヒョウモン。後翅の裏側がやや緑色を帯びていることから「ミドリ」とつけられたようだ。


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 シロチョウで多いのがエゾスジグロシロチョウ。翅脈の周辺の鱗粉が黒い。食草はコンロンソウやタネツケバナなど野生のアブラナ科植物。


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 こちらはおなじみのモンシロチョウ。食草はキャベツやダイコンなど栽培種のアブラナ科植物。


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 そして、愛らしいベニシジミ。


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 こちらは地味なオオチャバネセセリ。

 私が学生の頃、チョウマニアの方たちはチョウが減っているとよく言っていた。あれから40年ほどが経った今、さらに減少したのではなかろうか。野生生物の減少の多くは人間による環境の悪化が影響していると思うが、「気が付いたら見られなくなっていた」ということになるのが本当に恐ろしい。昆虫が棲めない環境は、人間にもいいはずがない。

2013年8月30日 (金)

労働審判に異議を唱えた文芸社

 文芸社(=日本文学館)の社員である小川秀朗さんは、東京地裁に労働審判(未払い賃金支払い請求等)を申し立てていたのだが、28日に小川さんの申し立てを全面的に認める審判が言い渡された。

労働審判申立事件『審理終結』 (東京管理職ユニオン・池袋文芸社支部)

 まあ、当然の判断だろう。

 ところが、文芸社はこれを不服として異議申立を行ったそうだ。

文芸社、異議を申し立てる(東京地裁労働審判) (クンちゃんのエディタールーム)

 労働審判は裁判所のホームページで以下のように説明されている。

 労働審判手続は,労働審判官(裁判官)1人と労働関係に関する専門的な知識と経験を有する労働審判員2人で組織された労働審判委員会が,個別労働紛争を,原則として3回以内の期日で審理し,適宜調停を試み,調停による解決に至らない場合には,事案の実情に即した柔軟な解決を図るための労働審判を行うという紛争解決手続です。労働審判に対して当事者から異議の申立てがあれば,労働審判はその効力を失い,労働審判事件は訴訟に移行します。

 つまり労働紛争の解決のための手続きなのだが、相手方から異議申立があればその判断は効力を失ってしまい、訴訟に移行するというのだ。

 せっかく裁判所の判断を求めながら、「なんだこりゃ??」と言いたくなるような制度だ。まともな会社なら労働審判の判断に従って対処するのだろうが、訴訟を厭わない会社なら「ダメ元」を承知のうえで意地でも異議申立をして訴訟に持ち込むこともあるだろう。そして、案の定、文芸社は異議申立をした。

 裁判と言うのは準備書面の作成や証拠集めなど時間的にも労力的にも大変だし、精神的にも疲弊する。弁護士に依頼すればもちろんお金がかかる。要するに、文芸社の異議申し立ては半ば社員に対する嫌がらせであり時間稼ぎなのだろう。裁判といっても社長はおそらく裁判所にも出向かず、弁護士任せに違いない。つくづく呆れる会社である。

2013年8月28日 (水)

地球温暖化を忘れてはならない(追記あり)

 北海道の夏は気温が高くても空気がカラッとしているので、日陰に入ればとても気持ちがいい。ところが、この夏の雨の多さ、湿度の高さには閉口した。特に8月は毎日のように雨が降ったり止んだりで、本州のように湿度が高かった。

 本州は本州で今年も大変な猛暑だった。40度を超える気温が記録され、熱中症で病院に運ばれたり亡くなる人も続出した。日本の夏はもはや熱帯並み、というより熱帯以上の暑さだろう。しかも、本州も北海道も集中豪雨に襲われた。何年か前から、日本では異常気象が当たり前のようになってきている。

 3.11の直後、「原発がなければ電気が足りなくなる」と大騒ぎしたが、大半の原発が停止し40度もの気温になってもこの夏は「電気が足りない」という話しは出ない。それを受けてか、電気は足りているからエアコンをどんどん使おうという人もいるようだ。ニュースでも、熱中症予防のためにエアコンを使うように呼びかけている。しかし、電気が足りているのはもちろん止まっていた火力発電所を稼働させているからだ。

 そもそもなぜ温帯の日本が熱帯のようになっているのか? なぜ集中豪雨が増えているのか? どう考えても地球温暖化が関係しているとしか思えない。そして、火力発電は間違いなく多量の二酸化炭素を放出している。原発が止まっているからといって、電気を湯水のように使っていいということには決してならない。原発を止めると同時に、火発も減らすという選択をしていくしかないだろう。

 福島の原発事故以来、地球温暖化の問題はすっかり置き去りにされてしまった。反原発の人の中には「温暖化詐欺」を主張する人もそれなりにいる。化石燃料の燃焼による二酸化炭素の増加が地球温暖化を引き起こしているという主張は原発推進派による作り話だといういわゆる陰謀論者だ。温暖化は嘘だから、化石燃料を燃やしても問題ないと考えている人もいるのだろう。

 しかし、なぜそんなに単純に陰謀論にはまってしまうのだろう。熱中症で倒れる人が続出する猛暑、長引く熱帯夜、頻発する集中豪雨、海水温の上昇、台風の大型化・・・。3.11の前から温暖化による異常気象は警告されていたし、どんどん顕著になっているのではなかろうか。陰謀論者は近年の異常気象の原因が何だと考えているのだろうか?

この国は壊れ始めている 千年猛暑 異常気象はまだまだ続く(現代ビジネス)

 化石燃料の燃焼によって排出される二酸化炭素が温室効果ガスとして温暖化の一因になっていると言われているが、最近は二酸化炭素によって海の酸性化が進み温暖化がさらに加速されるという研究がある。海の酸性化が進むと、プランクトンによる硫化ジメチル(DMS)の生産が阻害されるそうだ。硫化ジメチルは太陽光を反射して地球の表面温度を下げる効果があるので、放出が減れば温暖化が促進されることになる。

 地球温暖化促進の新たな要因は「海洋酸性化」、研究(AFP BB News)

 地球には過去にも温暖な気候の時があったから、今の温暖化も自然現象だという人もいるが、昨今の地球温暖化は過去にはない急激な温度上昇こそ問題なのであり、人類にとって、地球にとって大きな脅威なのだ。

 人間の手に負えない核の利用は直ちに止めるべきだが、異常気象でも多くの人が亡くなっている。化石燃料をどんどん燃やすことは地球にとって大きな脅威であることを忘れてはならない。江戸時代の生活に戻るということにはならないが、私たちはもっと自然に目を向け、さらなる節制を心がけるべきではなかろうか。

【8月29日追記】
 昨日のNHK「クローズアップ現代」は異常気象に関する話題だったので、内容を簡単に紹介しておきたい。

 ひとつはテレコネクションという現象によって、猛暑や干ばつなどの異常気象が連鎖しているとの指摘。一か所で生じた現象(たとえば海水温の上昇)などが連鎖して世界的に異常気象が発生しているという。フランスでは6月に雪が降ったり、ドイツでも大雨で洪水被害に見舞われたそうだ。

 もうひとつの指摘は、海水温の上昇。今年は北海道でクロマグロなどの南方の魚が水揚げされたのは記憶に新しい。研究によると、この100年で海水温が0.5度上昇しているそうだ。0.5度はたいした上昇ではないと思う人がいるかもしれないが、地球上の大量にある海水を0.5度も上昇させるというのは実は大変なことだ。しかも、今までは海水温の上昇が表面の海水に限られていたのが、最近は深海でも上昇しているという。これはかなり深刻な事態と受け止めるべきだろう。

 また、温暖化によって地球のエネルギーバランスが崩れることも指摘していた。化石燃料の燃焼など人為的要因による気温の急上昇は次々と連鎖することで加速度的に進み、それが地球全体のエネルギーバランスを崩してしまう。

 「地球温暖化は陰謀」などとのんきなことを言っている場合ではないとつくづく思う。

 反原発派の人たちの一部に温暖化陰謀論が根強いのは、以前から反原発の立場で温暖化陰謀論を唱えていた槌田敦氏や広瀬隆氏の影響が大きいのだろう。彼らこそ、温暖化の現実を認識してほしいと願わずにはいられない。

2013年8月27日 (火)

タクシードライバーになったノルウェー首相

 ノルウェーのストルテンベルグ首相が有権者の本音を知るために、タクシードライバーに変装したことが話題になっている。以下はタクシーに設置された隠しカメラの動画。

 ノルウェーでは9月9日が総選挙のために、国民の本音を聞こうというのがその理由らしい。でも、どうやら乗客には首相であることはバレバレのようだ。

 日本の場合、二種免許がないとタクシードライバーにはなれないから、こんなふうに簡単にタクシードライバーに変装することはまずできない。というか、たとえできたとしても、こんなことをやる首相はいないだろう。そもそも日本の首相ははじめから「国民の本音」を聞きたいなどとは思っていないに違いない。日本の首相が耳を傾けなければならないのは国民ではなくアメリカの意向なのだ。

 それに、こんな風に国民に接したならば、福一の事故処理を東電に任すな、憲法改悪はやめろ、TPP反対、消費税の増税はやめて・・・などなど、安倍首相にとってはとても耐えられないような国民の本音を聞かなければならなくなるだろう。安倍首相はアベノミクスでいかに国民を騙すかしか考えていないのだろうから。

 変装までして国民の本音を聞こうとするのは国民性の違いというか・・・基本的なところで日本とは違うと感じざるを得ない。

2013年8月22日 (木)

海を殺す東京電力

 福島第一原発の汚染水の問題がいよいよ表面化してきた。もちろん、汚染水の処理や保管が大変なことになるのは原発事故の当初から分かっていた。地下水の汚染も然り。小出裕章氏は事故の直後から「地下ダム」の建設を提唱していたが、東電は聞く耳を持たなかった。

 トラックの荷台に置いた仮設の配電盤がネズミでショートして停電したのも、仮設をいつまでも放置したことに起因している。東電を見ていると、事故処理にお金をかけることを避け、何もかもその場しのぎで「仮」のまま対処してきたためにどんどん状況が悪化し、手がつけられない事態に陥っているとしか思えない。

 そもそもこれほどの大事故を東電だけで対処するのは無理だったのではないか。そのことを分かっていながら、政府は黙認した。事故処理能力がない東電になぜ任せ続けるのか。それは、外部の者が関われば、いままで隠してきた不都合な事実が知られてしまうからではなかろうか。大事故を起こした企業の自己保身のために事態がどんどん悪化し、世界中が大変な迷惑を被っている。

 ところで、タンクからの汚染水の漏えいは、汚染水の保管や管理が行き詰っているという極めて危機的な状態を意味している。新聞報道によると、タンク保存されている汚染水は33万トンで、そのうちの22万トンがボルト締めの仮設タンクに入れられているという。このタイプのタンクは350基もあるそうだ。

 20日に、およそ300トンの高濃度汚染水が漏出したとのニュースがあったが、これで仮設タンクからの汚染水漏れは5回目である。しかも今回は漏えい個所が確認できず、漏えいは続いているという。ダダ漏れ状態だ。しかも今日(22日)の報道によると漏れた汚染水はすでに海に流れてしまったという。

 他のタンクもいつ水漏れがあってもおかしくない。次々と漏れていったら大変なことになる。もっとも危険なのは大地震に襲われることだろう。地震の揺れそのものでもタンクに負荷がかかれば水漏れの原因になりえるだろうし、地盤が沈降あるいは隆起するなどしても漏えいが生じるだろう。

 このタンクに保管されている汚染水は、溶けた核燃料の冷却に使ったあと放射性セシウムなどを除去した水だが、その濃度がまた半端ない代物だ。ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質は1リットルあたり8千万ベクレル含まれているという。新聞記事ではタンク周辺の汚染水の水たまりの上50センチで最大毎時100ミリシーベルトだと書かれている。

 しかし、100ミリシーベルトというのは正確ではないらしい。以下参照。

NHK嘘報道-福島汚染水漏れで放射線の放射線量は100ミリシーベルト/時 実際は高すぎて測れない(めげ猫「タマ」の日記)

 どうやら100ミリシーベルト以上というのが正確なようだ。もし線量が高すぎて測れないということなら、いったいどれくらいの線量なのだろう。考えただけでもゾッとする。こういう汚染水が増えつづけていて、とりあえずはタンクを増やしていくしかないというのが現状だ。

 とにかく福一の敷地内ではこのようなきわめて高濃度の汚染水がタンクから漏れ出して地面にしみ込んだり、海に流れている。海側に作った壁の上からも汚染水が海に流れこんでいる。福一一帯が汚染水漬けといっても過言ではないだろう。予想はされていたものの、大変な事態だ。

 汚染水の漏えい問題に関しては以下のページのまとめが分かりやすい。

放射性汚染水漏れはくいとめられるのか(原発なしで暮らしたい むしむし通信Fukushima)

 そしてこの汚染水漏れについてガンダーセン氏は漏出を止めるのは無理であり、少なくとも20年か30年の間、放射性物質を海に放出し続けることになる、と言っている。

「史上最悪の高濃度汚染水、今後30年以上太平洋へ」「日本政府、節約のために対策を2年以上放置」米専門家が指摘/ヴォイス・オヴ・ロシア(8月7日) (フランスねこのNews watching)

 小出さんやガンダーセン氏の提案を無視したことが大変なツケとなって、廃炉をさらに困難にさせているのだ。これほどの高濃度汚染水を海に流しつづけたなら、太平洋は死の海となるのではないか。もちろん海は地球全体に広がっているから、汚染はどんどん拡散されていくだろう。

 地球上の生命を育んできたのは海である。その海が放射性物質によってこれから何十年と汚染されていくことになるだろう。海では当然、生物の体内に放射性物質が取り込まれて体内濃縮が起きる。魚は回遊するからいずれ日本だけの問題ではなくなる。そう遠くない将来、漁業被害をめぐって太平洋沿岸の国々から損害賠償請求が起こされるのではなかろうか。

 汚染は海だけに留まらない。たとえば、サケは産卵のために河を遡上して一生を終える。川で一生を終えたサケはヒグマやキツネなどの餌となり動物によって、あるいは野鳥によって汚染は陸地に運ばれるのだ。海と陸を結ぶ生態系によって、汚染は海から陸へも拡散されるだろう。日本は、いったい世界に対してどのようにこの責任をとるというのだろう。

 はじめの対処を間違ったがゆえに、取り返しのつかない事態になっている。東電にこのまま処理を任せたら事態は悪化する一方だろう。事故処理に税金を投じるというのなら、その前に東電を解体させるべきだ。事故処理に世界の叡知を結集させなければ、さらなる困難が待ち受けるだけだろう。

福島原発汚染水流出 原因は事故直後にある[慶大教授 金子勝の天下の逆襲] (「日々坦々」資料ブログ)

2013年8月21日 (水)

信じがたいほど深刻な福島の子どもの甲状腺検査結果

 昨日(20日)の午後、福島県の子どもを対象に実施している甲状腺検査の結果が、県民健康管理検討委員会によって発表された。ツイッターでは公表直後から情報が流れていたのだが、今日の北海道新聞を見たらこのニュースは第2社会面に小さく出ているだけ。案の定だ。マスコミはよほど被ばく関係のニュースを流したくないらしい。

 マスコミ報道では、甲状腺癌が確定したのが18人、疑いは25人で、合わせると43人の子どもが癌または癌の疑いがあるとしている。事故後2年間で疑いも含め43人という数字は、これだけでも驚くほど多いといっていいだろう。北海道新聞では、検討委の「原発事故の影響があるとは思っていない」というコメントを掲載していたが、この期に及んでまだこんなことを言っているとは救い難い。

 しかし43人という数字は甲状腺検査を受けた176,648人のうち、あくまでも二次検査を終了した者の中での数字であることに注意しなければならない。以下のサイトに受信者や終了者の数を示した表が掲載されている。

甲状腺がん悪性、悪性疑い43人~福島県民健康管理調査で(とある原発の溶融貫通)

 これによると、2011年と2012年の2年間で甲状腺検査を受診したのは176,648人。このうち二次検査の対象者は1,167人で、受診者は768人。つまりまだ66%ほどしか受診していない。

 二次検査を受診した768人のうち細胞診を実施した子どもは206人。ただし、検査の終了者は625人である。受信者と終了者の数に143人の開きがるのだが、これはおそらく細胞診が必要でありながらまだ実施していない者の数ではなかろうか。とすると143人は細胞診が終わっていないことになる。

 206人のうちの43人が「癌または癌の疑い」ということであるから、細胞診を受けた者の約20%が「癌またはその疑い」ということになる。すでに細胞診を実施した206人と未実施の143人を足すと349人。この20%は約70人になる。そして、これは176,648人のうちの66%終了時点での数値だ。

 二次検査の対象者でまだ二次検査をしていない399人に同じ割合で「癌または癌の疑い」があるとしたなら、176,648人のうちの何と106人もが「癌または癌の疑い」になるのではなかろうか。さらに、これは福島の子ども全員の検査が終わっていない段階での数字だ。つまり、福島県だけでも腰を抜かすようなとんでもない数の甲状腺癌の発症が予見されるのだ。

 現時点の「癌および癌の疑いが43人」という数字に騙されてはならない。県民健康管理検討委員会の発表の仕方はまるで数字のトリックだ。事故からたった2年で、しかも全員の検査が終わっていない中でのこの数字は、信じがたいほど深刻な状況を表していると思う。

 ところで、今回の発表資料に関して驚くべき指摘がある。

4K委員会資料のデータに、・・・・・・・・ありえへんことが!! (放射線被ばくを学習する会(仮))

 なんと前回(平成25年5月27日現在)発表時の「細胞診で悪性および悪性疑いであった28例の年齢、性分布」のグラフと、今回の「細胞診で悪性ないし悪性疑いであった44例(平成25年7月31日現在)の年齢、性分布」のグラフで整合性が全くないというのだ。

 両グラフではともに年齢を「平成23年3月11日時点」としているので、5月27日のグラフに今回のデータが追加されなければならないのだが、そうはなっていない。たとえば11歳のところを見ると、前回のグラフでは男性が3人となっているが、今回のグラフでは女性が2人なのだ。性別も人数も整合性がない。

 これが集計の際の単純ミスなのかどうか分からないが、こんなグラフを平然と出してくるところからして滅茶苦茶で信頼性に欠ける。

 前回の記事 で、福島の被ばくはチェルノブイリを超える可能性が指摘されていることを書いたが、甲状腺がんの発症率もチェルノブイリを超える可能性がある。それなのにマスコミはこのようなことについて何ら言及しない。これほど深刻な状況なのに「子どもの甲状腺がんが6月から6人増えた」と小さく伝えるだけである。

 昨日は夕方に東電がタンクからの汚染水の漏えいについての記者会見をした。そのために今日の朝刊では汚染水のことが大きく取り上げられ、甲状腺がんの報道はかき消されてしまったかのようだ。恣意的なものを感じるのは私だけだろうか。

2013年8月19日 (月)

福島の野生生物に起きている異変

 環境ジャーナリストの青木泰さんが、ティモシー・ムソー氏の「チェルノブイリと福島の野生生物研究における主要な発見」という講演会の報告をしている。

729ティモシー・ムソー講演会報告 放射能の影響 生物界に異変 

 青木さんは講演内容を以下のように簡潔にまとめている。

・被曝に応じて、遺伝子への損傷がふえている。
・奇形や発育異常が出ている。
・出生率や寿命が低下し、集団の規模が縮小している。
・突然変異が世代を超えて伝えられている。

 原発事故からまだ2年半だが、すでに野鳥などの野生生物にさまざまな奇形が出ているほか、鳥類の個体数が66%減少していたり、生物多様性が50%も減少しているそうだ。懸念されるのは、福島の鳥類の方がチェルノブイリに比べ被ばく量が多いという報告だ。これはかなり深刻な状況を意味しているのではなかろうか。

 日本でも琉球大の大瀧丈二氏の研究チームがヤマトシジミの奇形について報告している。しかし、このヤマトシジミの研究は、研究費がカットされてしまったと聞く。

 そうした背景には、被ばくの影響を隠蔽したいという国の意向が伺える。もし、チェルノブイリより被ばく量が多いとか、奇形の割合が多いなどということが明らかになれば、人への影響もチェルノブイリと同等ないしはそれ以上になる可能性も否定できない。福島の方が汚染面積は狭いとしても、人口は多いのだ。また、野生生物において突然変異が世代を超えて伝えられているなら、被ばくによる影響は遺伝しないという主張も崩れてしまうだろう。放射能汚染を知らない野生動物は、被ばくの恐怖によるストレスもないから「ストレス論」も否定される。日本政府は絶対に隠したいに違いない。

 ところで、以下の記事は原発事故から2カ月半ほどしか経っていない2011年5月30日の現代ビジネスのものだ。早野龍五氏らのホールボディカウンター検査による安心論によって忘れられているのではないかと思えるのだが、今一度読むべきだと思う。

安全基準を超えた「内部被曝」(要精密検査)すでに4766人、異常値を示した人1193人 

 2ページ目の記事をよく読んでいただきたい。ホールボディカウンターによる計測結果で4956件の内部被曝が発覚し、そのうちの4766件が現場作業員でもなんでもない、ただ福島に立ちよったことがあるだけの人だったというのだ。しかも1193件が1万cpmという異常な被ばくをしていたという。この時点で、すでに被ばく量が「福島はチェルノブイリを超えているかもしれない」と書かれている。

 これは「福島の鳥類の方がチェルノブイリより被ばく量が多いかもしれない」というティモシー氏の報告とも一致する。体が小さく世代交代も早い昆虫や野鳥などでは人より早く被ばくの影響が出るのは何ら不思議ではない。

 日本が被ばくに対してやるべきことは何か? 事実を隠すことなく報じること、避難の権利を認め十分な補償をすること、健康被害に対し十分な支援と補償をすること、検査体制を充実させること、農業や漁業の被害を補償し汚染食品を流通させないこと等ではなかろうか。ところが実際にやっているのは医学関係者を巻き込んだ隠蔽である。何という国なのだろうかと愕然とする。

2013年8月17日 (土)

内部被曝の影響を軽視するべきではない

 「福島程度の汚染では健康被害は生じない」、「福島の人たちの不安を煽る」、「差別につながる」といった理由で、放射線の影響はたいしたことがないと言ったり、「ストレスの方が問題」と言う人たちがいる。「ぬまゆ」さんのように原因不明の体調不良を訴える人を、嘘つきだと誹謗中傷する人もいる。しかし、チェルノブイリの事故でもはっきりしているように、内部被曝による健康被害が顕著になるのはこれからだ。そして、それはもちろん癌や心臓疾患だけではない。

 日本の場合はウクライナやベラルーシと違って野生のきのこやベリーを大量に食べている人は少ない。しかし多くの人が爆発による大量放出で初期被曝してしまったことは事実だし、爆発は数度にわたる(これについては、こちらの記事でも言及した)。しかも7カ月後に石棺が完成したチェルノブイリと違って、福一では今も放射性物質の放出は続いているし、現時点では汚染水の海への流出を食い止める術もない状況だ。低線量内部被曝による影響はまだ分からないことが多く、チェルノブイリのようにはならないなどとは誰も言えないだろう。もちろん被ばくの影響が少ないならそれに越したことはないが、果たして「安心感」ばかり植え付けることがいいことなのか? それが人道的なのか?

 コメントで「ひで」さんが、いわゆる放射線安全派の方に読んでいいただきたいと以下のサイトを示された。重要なことなので、ここで紹介しておきたい。「原爆ぶらぶら病」と言われている被ばく症状の原因について言及している。

第80回「内部被曝⑭「ミトコンドリア・イブ」もびっくり-語られない細胞内小器官の損傷と慢性障害」 

 この件については以下の記事も参照していただきたい。

第634回「内部被曝①放射線のミトコンドリア攻撃が原因か 慢性疲労症候群」 

 放射性物質が長期間にわたって体内に留まれば、さまざまな悪影響を与える。人工放射能は天然のそれと違って粒子(ホットパーティクル)を形成するから、カリウムによる被ばくなどと同列には扱えない。これについては以下の記事で「さつき」さんが詳しく解説している。

天然放射能と人工放射能は違う(その1:単体の物理・科学的性質) 
天然放射能と人工放射能は違う(その2:ホットパーティクルの放射能) 
天然放射能と人工放射能は違う(その3:まとめ) 

 原発事故によって放出された人工放射性核種は粒子を形成するゆえに、体内の一か所から多量のアルファ線やベータ線が四方八方に放出され続けることになり、その周囲の細胞は大きなダメージを受ける。では、粒子というのはどれ位の数の原子からなるのか? 矢ヶ崎克馬さんは以下のように説明している。

 空中を浮遊する放射性物質の塊は、一番大きなものでも直径が1000分の1ミリメートルです。ここにだいたい、一兆個ほどの原子が含まれています。そのためにこれを飲み込むと、体内に、一兆個ほどの原子が集中して一点に入ってきて、このなかから放射線が出されるわけですから深刻です。そうした点からも、内部被曝は徹底して避けなければならないのです。(矢ヶ崎克馬・守田敏也著「内部被曝」岩波ブックレット、29ページ)

 塊となった放射性原子によって、DNAが損傷するだけではなく、ミトコンドリアなどの細胞内小器官も集中的に損傷を受け、それによってさまざまな健康被害が生じる。これが原発事故による内部被曝の恐ろしさだろう。

 それでは福島の事故ではアルファ線やベータ線を出す核種がどれほど拡散されたのだろう? これについては分からないことが多い。ただし、以下の記事によると原発事故の場合、セシウム137とストロンチウム90はほぼ同量生成するとある。

第64回「内部被曝② 外部被曝と決定的に異なる-セシウムあらば必ずストロンチウム(検出困難)あり」 

 福島の事故でもセシウム137とほぼ同量のストロンチウムが放出されていたとしたなら、それも呼吸や食べ物などから体内に取り込むことになるだろう。海の汚染が深刻だが、今後は海産物からの被曝も懸念される。しかしホールボディカウンターで計測できるのはガンマ線だけで、アルファ線やベータ線は計測できない。

 福島の原発事故から2年半近くが経つが、マスコミは内部被曝に関わる報道をほとんどしない。これまでに報道されているのは子どもの甲状腺検査の結果と、早野龍五氏らによる内部被曝調査の論文(以前の記事にも書いたように、これは問題が多々ある)くらいだろうか。しかし、内部被曝による影響が顕著になるのがこれからであれば、決して油断はできない。

 マスコミが内部被曝について報じないのはたぶん意図的であり、タブーになっているのだろう。しかし、私たち日本人は否が応でも放射線による健康被害のことをずっと気にしていかなければならない状況に置かれている。「ストレスになるから」といって被ばくを隠蔽するのは、薬害があることを知っていながらその薬の販売を中止せずに放置するのと同じだ。それが結果的に福島の人たちのためになるとは到底思えない。

 チェルノブイリの原発事故が起きたあと、ベラルーシでは汚染地域の子ども達をサナトリウムで保養させた。また健康被害が顕著になった時、内部被曝を低減させるための研究が行われた。日本でも、子ども達を少しでも汚染の少ないところに避難させたり、できるだけ放射性物質を体内に取り込まないような工夫をしたり、あるいは取り込まれた放射性物質を体内から排除することが可能であればそうした対策をとるべきではなかろうか。もちろん可能なことと不可能なことがあるが、可能なことはやるべきだ。

 こちらのサイトでも、「被ばく影響を隠ぺいし続けても、放射線による多様な生物影響は奇形や死という形で必ず表面に出てしまう。従って、被ばく影響を隠すことでなく、正確に把握し、有効な対策を立てることが我々に残された道だろう。」と指摘している。

 今、福島や関東地方で生じている原因不明の健康被害や動植物の奇形が、被ばくに由来するものであるかどうかの証明は極めて困難だろう。しかし、因果関係が特定できないからといって被ばくの影響を否定したり軽視することは軽々しくすべきではない。

 何よりも原発事故による被ばくは人災だ。安易な安心論は被害を増大させるだけではなく、加害者を擁護することにもつながる。

2013年8月14日 (水)

アンペア変更で北電の不可解な対応

 「北電の値上げにアンペア変更で対抗を!」という記事に書いたように、先週、北電にアンペア変更を依頼する電話をした。

 電話に出たオペレーターの対応は良く、ブレーカーの取り替え作業の日時も北電側からの指定通りに決まった。

 で、指定された時間(2時間)は外出せずに待っていたのだが、指定時間を40分過ぎても作業に来ない。仕方がないので北電に電話をして確認を求めると、たしかに作業の指定日時は間違いないという。その後、帯広支店から折り返し電話がきて、これから業者が行くということになった。  

そんなこんなで電話をしてから1時間くらいして業者の方が来られた。その方に、北電からいつ連絡があったのか尋ねると、「つい今しがた」とのことだった。つまり、業者が約束を忘れた訳ではない。北電が下請け業者にきちんと連絡をしていなかったのだ。

 北電側から日時の指定をしておきながら、業者に連絡をしていなかったというのは何と言う不手際なのだろうと唖然としてしまった。もし、仕事の都合をつけて待っていた人であれば大変な迷惑だ。

 今回の連絡ミスは単なる不手際だと思いたいのだが、素直にそう思えない気持ちが心の片隅にある。北電にとって契約アンペアを下げるのは減収につながるから、積極的にやりたいことではないだろう。だから催促されるまで放置したのでは・・・という気がしないわけではない。

 また、北電のオペレーターの説明ではブレーカーの交換工事は30分ほどかかり、その間は停電になるとのことだった。しかし、実際に停電したのは10分ほどだった。30分というのはなんともオーバーな説明ではなかろうか。

 いずれにしてもアンペア変更を依頼して約束時間に業者が来ない場合は、すぐに北電に電話で確認することをお勧めしたい。

2013年8月12日 (月)

東電は福一が地震で壊れていたことを認めるべき

 以下の動画は元東電技術者で福島第一原発について詳しく知っている木村俊雄さんが、東京電力の福島原子力事故調査報告書におけるプラント状況の評価手法の問題点について語った記者会見である。

 いろいろ専門的な説明が出てくるが、この動画につけられたコメントが木村さんの主張を簡潔に解説しているので、以下に紹介しておきたい。

一見、むずかしい話みたいだけど、いってることはかんたん。
今の原子炉には、なにがおきているかを100分の一秒単位で記録する装置がちゃんつっている。それは航空機のボイスレコーダーみたいなもので、解析すればたいがいのことはわかるし、311以前は保安院の検査でそれをちゃんとやっていたし、木村さんはそれに関わっていた、と。
もちろん、津波による全電源喪失となってからはデータがないかもれないけど、少なくとも地震発生から津波来襲までのデータは、必ず詳細に残っているはずだし、そこを調べれば、地震による破損がどういうものだったのかについてはきちんとわかる。
それを、やらない。 なんにもやってない。
てか「過渡現象記録装置」というりっばな原子炉モニタリングシステムがあることすら普通は知る機会がない。

 木村さんは、東電の平成24年6月20日の報告書が、原発は地震では壊れておらず、津波で電源を喪失したことで事故に至った、だから津波対策をすれば再稼働できる、としていることに大きな疑問を抱いたという。

 航空機の事故では、原因究明と対策が終わるまでは当該航空機を使用することはない。ところが原発に関してはこのようなことは適用されない。こうしたことに危機感を持った木村さんは、東電の報告書の問題点について具体的に分析し、東電の開示データが少なく、説得力がないと主張する。つまり、津波がくる前に地震による破損があった可能性を指摘している。

 特に重要なのは、原子炉で何が起きているかを記録する「過渡現象記録装置」があるのだが、そのデータの開示が不十分であるということだ。東電は極めて重要なことを隠しているのである。

 しかも、木村さんは原子力規制委員会に事故の原因究明について手伝うとメールをしたが、返事はないそうだ。結局、原理食規制委員会も相変わらずの推進寄りの組織ということなのだろうか。

 ところで、木村さんの指摘を裏付けるのが以下の秋場龍一氏のブログ記事。

決定的証言「地震で配管がムチャクチャ、津波が来る前に作業員は逃げはじめていた!」 

 また田中三彦さんは配管破断の可能性について早くから指摘していた。

 これらのことを考え合わせるなら、地震で原子炉が壊れていたのはほぼ間違いないと考えられる。としたなら、いつ大きな地震に襲われるのか分からない日本で原発の再稼働などあってはならないことだ。

 なぜ、これほど重要なことが置き去りにされたまま、原発再稼働へとつき進めるのか?

 木村さんの言うとおり、航空機事故ですら原因の究明と対策が終わらない限り、当該航空機を使用することはできない。ひとたび原発の過酷事故が起きれば、多くの人の生死や健康に係るし、経済損失も計り知れない。何世代にわたって健康への影響があると考えられるし、海の汚染も極めて深刻だ。原発事故でも当然、航空機事故と同じように対応しなければならないだろう。

 不都合なことを隠蔽すれば信頼を失うばかりであり、良いことなど一つもない。東電はデータをすべて公開し、事故原因を明らかにすべきだ。というか、地震で壊れたことを認めるべきだろう。

2013年8月11日 (日)

誤解をされている方へお願い

 木下黄太氏への批判に関し、ツイッターで何人かの方が私に意見を言ってきたが、私の記事をよく読まずに誤解している人が多い。

 また、木下黄太氏の8月9日のブログ記事によると、木下氏に対し意味不明の攻撃が続いているとのことだ。具体的なことが書かれていないので誰からどのような攻撃があるのか分からないが、もし、私が書いた一連の記事を誤解して木下氏を批判したり質問をする人がいるのであれば由々しきことだ。

 そこで、私が気付いた「誤解」に関して以下に指摘しておきたい。誤解に基づいて木下氏に理不尽な質問や批判をすることがないようお願いしたい。

1 主催団体は会計に関し説明義務があるという誤解
 私は講演会の主催団体が会計について外部に説明する義務があるとは一切言っていないし、義務がないことは百も承知である。このことは、
こちらの記事において「他団体のことだから、私が会計報告に口を出すことにはならない」と書いている通りである。説明義務はないので、説明したくないならそれまでだし、仮に個人が報酬を得ていたからといって違法行為ではない。ただし主催団体のメンバーは会計報告を求める権利がある。

 また、ボランティアで協力した共催団体や講演会の参加費を支払った人は直接の利害関係者なので、説明を求められれば主催者は説明する責任があると思う。

2 説明責任についての誤解
 前述したように、木下氏は部外者に対して説明をする義務はない。しかし講演会をビジネスにしているという指摘が公になされている以上、説明をする社会的責任があると考えている。私が主張する「説明責任」とは、木下氏が2012年のバンダジェフスキー講演会主催者である「放射能防御プロジェクト」のリーダーであること、この団体は記者会見なども開き広く認知されていること、木下氏はブログやツイッター、フェイスブックなどで多く人の支持を得て社会に影響を与えていることから、投げかけられた疑惑に対し説明する社会的責任があるという意味である。「責任」という言葉に法的な意味合いがあるわけではない。

3 カルディコット講演会についての誤解
 私はカルディコット氏の講演会の会計について木下氏に説明を求めてはいない。私は木下氏に対し「『木下黄太のネットカルト』を考えます」という
サイトの記事が事実であるかどうかの確認を求めたが、この記事にカルディコット講演会のことまで書かれていたために、木下氏への質問メールでもカルディコット講演会のことにも言及する形になった。しかし、記事をよく読めば分かるように、カルディコット講演会の会計の公開を求めているわけではない。私が説明を求めたのは、2012年に「放射能防御プロジェクト」が主催したバンダジェフスキー講演会の利益を報酬として得ているか否かである(2013年の講演会の収支に関しても疑問は呈したが、説明は求めていない)。

 したがって、もしカルディコット講演会の収支について木下氏に開示を求めている人がいるのであれば不適切だ。主催者に問い合わせていただきたい。

4 「妨害」という誤解
 私の批判に対して「妨害」という声があるようだが、妨害とは「邪魔をすること」である。私は木下氏に身の潔白について説明を求め、彼の回答について批判した。また、納税義務について指摘したほか、「バンダジェフスキー講演プロジェクト」のメンバーの説明に齟齬があることも指摘した。これらは質問、批判、教示、疑問の提示であり、活動の邪魔をしているわけではない。木下氏に活動を止めるように言っている事実はなく、DVDの制作・販売に関しても邪魔をするようなことは一切していない。

5 私の批判の意図に関する誤解
 「木下氏も生活しなければならないので報酬を得るのは当たり前」という主張がある。もちろん木下氏が会社または個人事業主として営利目的に講演会の企画・開催等を行っているのなら、そこから得られた利益を自分の報酬とすることは何ら問題ない。ただし、その場合も営利目的であることが分かるようにして行うべきだと考えている(つまり非営利団体の主催とするべきではない)。

 もし非営利を標榜している市民団体(フェイスブックの「放射能防御プロジェクト」は非営利団体を名乗っている)が、事業によって生じた利益を個人の報酬にしているのであれば「看板と実態が異なる」のであり、騙しに近い。また、市民団体を個人のお金儲けに利用するのであれば、市民活動のあり方が問われるのであり倫理的に問題があるということを私は主張しているのである。

6 疑惑と書いているにも関わらず断定とする誤解
 私は2012年のバンダジェフスキー講演会で得られた利益が個人の報酬になっているということを断定してはいない。あくまでも仮定形で書き、疑惑としている。ところが、私が断定していると誤解している人がいる。

 以上、くれぐれも勘違いしないように注意していただきたい。

2013年8月 8日 (木)

北電の値上げにアンペア変更で対抗を!

 北海道電力の電気料金の値上げが国から認可され、9月から値上げを実施するという。値上げ幅は家庭向けで7.73%とのこと。低所得者や年金生活者、オール電化住宅に住む人たちにとってはけっこうな負担になる。

 北海道新聞によると、30アンペア契約、月260キロワット時使用の標準家庭では、月額料金は現行より313円高い6939円になるそうだ。

 わが家も今までは30アンペア契約だったが、これを機に20アンペアにすることにした。

 北海道電力の場合、一般家庭向けの基本料金は10アンペアが325.50円、20アンペアが488.25円、20アンペアが651.00円、30アンペアが976.50円だ。30アンペアを20アンペアに変更すると、325.5円安くなる。つまり、値上げ分くらいは安くできそうだから、電気代は今までとあまり変わらないだろう。

 考えてみれば、これまで電気の使い過ぎでブレーカーが落ちたことは一度しかない。そのときは電子レンジ(オーブン)とホットプレートを同時に使った時だったと思う。炊飯器も使っていたかもしれない。しかし電気消費量の大きい家電を一度に複数使わなければ、まず問題ない。なぜ30アンペア契約にしたかといえば、家を建てたときに業者が勝手に30アンペアに設定していたのだ。こういう家庭はけっこう多いのではなかろうか。

 北電の値上げは泊原発の停止による財務状況の悪化だとされている。たしかに火力発電による燃料費の増加はあるだろう。しかし、他にも経費を削減できることがあるのではなかろうか。たとえば再稼働のための安全対策費だ。

 私は、防潮堤の建設にお金をかけるのはやむを得ないと思っている。なぜなら、たとえ原発が停止していても建屋の中には大量の使用済み核燃料があり、核燃料はどうしてもしばらくの間、原発の燃料プールに保存するしかないだろうと思っているからだ。しかし、他の安全対策などは止めて廃炉の決定をするべきだろう。

 泊原発の場合、廃炉にしたなら減価償却はできないと思う。しかし、万一大事故を起こしたならそれどころではない。東電を見れば一目瞭然だ。廃炉のために電気料金が上がるのならやむを得ないという気持ちもあるが、再稼働のための安全対策にお金をかけるのなら納得できない。

 子ども達が独立して電気消費量が減ったとか、節電で電気消費量が減ったというような場合は、契約しているアンペアを1ランク下げても問題ないことも多いのではなかろうか。一人暮らしの人なら15アンペアくらいでも間に合うかもしれない。それに契約アンペアを下げたら、より節電意識も高まるだろう。理不尽な値上げに対しては、アンペア変更+節電で対抗することをお勧めしたい。

2013年8月 5日 (月)

奇形のデルフィニューム

 涼しい気候の北海道ではデルフィニュームが見事な花を咲かせる。初夏に涼しそうなブルー系の花を咲かせるデルフィニュームは私の好きな花の一つで、庭にも数株植えている。今年は、その中に奇形の花を見つけた。

 ちょっと珍しいと思ったので皆さんに写真をお見せしたいと思う。

P10409871

 花茎が扁平になって、花穂が途中から二股に分かれている。こんなデルフィニュームの花を見たのは初めてだ。

 こういう写真を掲載すると「放射能の影響では?」なんて思う人もいるかもしれない。

 いつだったか、帯状化したセイヨウタンポポを複数見たことがある。あれはチェルノブイリの原発事故の前だったのだろうか、それとも後だったのだろうか? 記憶がどうも曖昧だ。その時は放射能の影響なんて考えもしなかった。そう言えば、2011年には複数の花が合体したようなモモバキキョウの花が咲いた。そして今年はデルフィニュームの花の奇形。

 しかし、植物の奇形は比較的よく見かけるので、原因は不明としか言えない。原発事故があると、その影響ではないかと結びつけて考えてしまいがちだが、あまり安易に放射能を持ち出すのも適切ではない。

 原発事故のあとに今まで以上に目立って奇形が増えたというのならそれは放射能の影響が考えられるが、この程度ではとても因果関係を云々できるほどの事例ではない。だから「放射能で奇形のデルフィニューム」などと拡散しないで欲しい。

2013年8月 4日 (日)

実感した木下黄太氏の「ネットカルト」

 私は今まで木下黄太氏のことはずいぶん傲慢な方・・・くらいにしか思っていなかった。しかし、林久義さんの「 『木下黄太のネットカルト』を考えます」/というサイトの記事を読んでからは疑問が一気に膨れ上がった。

 正直なことを言うと、林さんのブログタイトルの「ネットカルト」という表現にはちょっと引けてしまった。あの木下さんがカルト?? オウム真理教じゃああるまいし、何でカルトなんだろう、と不思議に思った。しかし、内容を読んでいくととても具体的に木下氏の問題点が示されているし、必要に応じて証拠も掲載している。いい加減なことを書いているサイトではないことがすぐ理解できた。それでも「ネットカルト」というのは今一つ実感できなかったし、タイトルを見ただけで「誹謗中傷サイト」と思われてしまうのではないかとちょっと気になった。

 しかし、私が木下氏を批判する記事をいくつか書いたあとの木下氏の反応、そして彼の賛同者の反応をみているうちに「ネットカルト」が実感として分かってきた。

 木下氏のブログやツイッターなどでの私への反応は、「告訴」「中傷」にはじまって、「攻撃」「妨害」「嫌がらせ」となり、ツイッターで個人情報を晒したうえ、弁護士に相談(つまり法的対処を検討)という流れになっている。私には暴走しているようにしか見えない。

 それだけではない。こんどはツイッターで私に執拗に絡んたり、誹謗中傷する人が出てきた。私が、木下氏が行った個人情報晒しについての意見を求めても、ちゃんと答えようとしない。ひたすら木下氏を擁護したいようだ。

 木下氏を擁護するのは自由だが、身の潔白を説明しようとしない彼の態度を不可解に思わないのだろうか? 何百万円もの収入がありながら、たった3人のメンバーにしか収支の開示義務がないという主催団体の体制を不可解に思わないのだろうか? 違う意見を認めようとしない偏狭な思考をおかしいと思わないのだろうか? 私にはこのような方たちは木下氏を盲信しているように思えて仕方ない。

 また、今年の「バンダジェフスキー講演プロジェクト」について木下氏がブログで説明していることと、会計のY氏の説明していることは異なっている。どこかに嘘があるのであり、情報操作の感が否めない。

 そして、木下氏の昨日のブログ記事を見て呆れてしまった。

現在、650人750枚の申し込み⇒バンダジェフスキー博士東京講演DD予約の一次締切は、8/8の24:00。 

 妨害者に対して、法的な対応を取ると、木下氏が殺害される可能性があると示唆されたと書いている。どなたかが木下氏にご自分の感想を伝えたのだろうが、ずいぶん大げさな書き方ではないか。木下氏に言わせるなら私や林さんは妨害者なのだろうし、法的な対応を検討している相手なのだろう。この書き方は、私や林さんが危険人物だと暗に言っているようにも受け止められ、印象操作の感が否めない。

 自分と意見の異なる人を許せず、また批判する人を徹底的に排除して攻撃し、それをブログやツイッターなどで見せつけることで、賛同者が自分から離れないようにしているかのようだ。これはモラルハラスメントの手法と良く似ている。

 モラルハラスメント(モラハラ)については以前書いたので、そちらの記事を参照していただきたい。

モラル・ハラスメントという陰湿ないじめ(1) 
モラル・ハラスメントという陰湿ないじめ(2) 
モラル・ハラスメントという陰湿ないじめ(3) 
モラル・ハラスメントという陰湿ないじめ(4) 

 モラハラをする人はマインドコントロールを行うのだが、これは意識してするわけではない。そういう手法をとれば、相手が自分に従うことが分かっているのだ。

 林さんも木下氏の他者を服従させる手法について言及している。

「木下黄太」の怒り、恫喝、攻撃はDVに似ている 

 また、林さんは木下氏のマインドコントロールは幼稚であることから、あえてマインドコントロールとは呼ばずにカルトと呼ぶのだという。

信者扇動のカルト理論の罠に要注意(オウム事件から学ぶこと) 

 木下氏の特徴は、自分を批判する人への攻撃、印象操作、あるいは情報操作などをネットを駆使して行っているということだ。林さんはご自身のブログで以下のように解説している。

ブログ、ツイッター、facebook「福島第一原発を考えます」「放射能防御プロジェクト」などSNSを駆使しネットカルト化へと暴走する「木下黄太」! すでに精神的被害を受けた人達が多数いる中、今後更に深刻な社会問題へと発展する前に、その実態と問題に対し警鐘を鳴らします!

 こうやって見ると、林さんの「ネットカルト」という表現は実に的を射ている。私は今回のことで、それをつくづくと感じている。

 「ネットカルト」というタイトルだけで、誹謗中傷サイトなどと思ってしまうのは早計だ。このサイトは、オウム信者の脱会カウンセリングに関わっている林さんの体験に基づいて書かれている。是非、中身をしっかりと読んでほしいし、また私に対する木下氏の異常とも思える反応について自分自身で考えてほしいと思う。

【8月20日追記】
 誤解を生じないために、「カルト」という言葉について私の考えを示しておきたい。

 林さんは「カルト」という言葉を使っているが、あくまでも「ネットカルト」である(「ネットカルト」は林さんの生みだした造語だろう)。そして「ネットカルト」は、オウム真理教などのような明らかなカルト宗教団体と同列に考えるべきではないと私は考えている。つまり、信者にお金を出させたり、犯罪などの反社会的な行為にまで至る可能性がある、という意味でのカルトではないということだ。SNSやブログ、ツイッターなど、ネットを駆使して情報発信し、賛同者を自分のもとに集め、非賛同者や批判者を排除する行為・手法がカルト宗教の手法と共通性があることから「カルト的」であるとし、「ネットカルト」と表現していると私は理解している。

 たとえばマインドコントロールを行うモラハラは、一般的には加害者と被害者個人の関係であるが、SNSなどを用いることで加害者と被害者集団という関係にもなりうる。林さんはこれをカルト的と表現し、エスカレートすることで精神的被害者が生じることを危惧していると私は考えている。「モラハラ的カルト」と言い換えてもいいかもしれない。

 

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バンダジェフスキー講演会主催団体には納税義務がある(追記あり) 
講演会ビジネスとY氏のメール

2013年8月 1日 (木)

講演会ビジネスとY氏のメール

 はじめに木下黄太氏の非常識さを指摘しておきたい。今日、木下氏に「すでにお読みになっているかもしれませんが、以下の記事で納税義務について書きました。収益が1000万円を超えると消費税も課税対象になるそうです。http://onigumo.sapolog.com/e398305.html 脱税にならないよう念のためお知らせしておきます」というメールを送信したところ、木下氏はツイッターで「執拗に嫌がらせメールを続ける輩=松田まゆみ氏」と書いて個人情報を晒した。木下氏を支持している人たちは、これを非常識だと思わないのだろうか?

 バンダジェフスキー講演会の収入がどれくらいになるのか、おおよその額を計算してみた。

 専門家セミナーの定員は京都が120人、東京が100人。合わせて200人参加したとして参加費は2万円なので400万円。講演会全体の参加者は木下氏のブログに「2500人動員」とあるので、一般講演会に2300人参加したとして参加費1200円(前売りの場合)で計算すると276万円。また、一般講演会ではテキストを3000円で販売していて、よく売れていたそうだ。500部売ったら150万円、1000部なら300万円の売り上げになる。DVDは現時点で600枚の注文が入っているそうなので、1枚2000円で120万円(送料は別)。ざっと計算しても全体で1000万円前後の売り上げがありそうだ。

 会場費や通訳、交通費、宿泊費、謝礼、資料やDVD作成にもそれなりの費用がかかっていると思うが、どう考えても数百万円の利益は出ると思われる。市民団体にとってはかなりの大金であることを指摘しておきたい。林久義氏が「講演会ビジネス」と指摘するのが頷ける。

 ところで今日、以下の7月22日のフェイスブックのページを知った。7月25日の木下氏のブログ記事はここから転載したものだ。

https://www.facebook.com/kouta.kinosita/posts/644149065597499 

 このページを読んで、やはりY氏とのメールのやりとりを公開することに決めた。なぜなら、先日の記事にも書いたが、木下氏の「バンダジェフスキー講演プロジェクト」に関する説明とY氏のメールに書かれている説明が明らかに異なっているからだ。

 さらに驚いたのは、ここに書かれているY氏の以下のコメントだ。

「バンダジェフスキー講演プロジェクト」を代表して、松田まゆみ氏(鬼蜘蛛おばさんの疑問箱)と何通かメールでのやりとりをしましたが、この人、かかわり合いを持つべき人ではありません。「自分と他人との境界」が無い人で、相手をしても無駄です。無視しましょう。

 Y氏は私に「私信なので非公開にしてほしい」と書いてきたが、フェイスブックでは彼自身が「バンダジェフスキー講演プロジェクト」を代表してメールをしたと明言しているのだ。どう考えても私信ではない。しかも、たった2、3回のメールで私のことを「『自分と他人の境界』が無い人で、相手をしても無駄」だという評価を下している。ならば、私とY氏のメールを読んでいただき、なぜこのような評価になるのか、皆さんに判断してもらうしかない。なお、これらのメールは木下黄太氏にもCCで送信している。

*****

私がY氏のメールに返事を書き込んで送った返信メール。

●●様

丁寧なメールをありがとうございました。
私のお返事を●印のあとに書かせていただきます。

はじめまして。バンダジェフスキー講演プロジェクトで会計の責任者を努めている○○と申します。
松田様のブログ(7月17日付けの記事)に、バンダジェフスキー博士の講演会の会計についての言及がありましたので、メールを差し上げるしだいです。

バンダジェフスキー講演プロジェクトという組織は、松田様がおそらく想像しておられるような市民団体とは異なります。この組織は今回(2013年7月)のバンダジェフスキー招聘/講演のために立ち上げた組織で、市民団体というより「財団」というのが実態に近いものです。財団の役員(=構成員)は私を含め3人で、全員が無報酬で財団の運営に当たっています。全員が個人的な面識のあるメンバーです。

●私が記事で主として問題にしているのは、告発サイトで指摘されている2012年の講演会のことです。2012年は「バンダジェフスキー講演プロジェクト」で運営されていたわけではなく、主催者は「放射能防御プロジェクト」ですので、このことについて木下氏は社会的に説明責任があると思います。
●2013年のことについても若干言及していますが、記述に問題があれば必要に応じて加筆・修正などしたいと思います。そのためにも、以下の私の質問にお答えください。

実際に講演会を開催運営するには、財団の役員以外に多くの方の協力が必要ですが、それは各地の市民の方々がボランティアとして協力していただきました。協力していただいた市民の方々は、放射能防御プロジェクトに参加しておられる方もいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃいますが、いずれにせよ財団の役員ないし構成員ではありません。

バンダジェフスキー講演プロジェクトはこのような組織で、財団の会計は役員(構成員)の間ではオープンになっています。

●「バンダジェフスキー講演プロジェクト」という組織がいわゆる市民団体とは異なり財団に近い組織ということは、プロジェクトそのものが非営利組織ではなく営利組織であるという意味でしょうか? 財団法人ではないですよね。非営利組織か否か、はっきり説明してください。また、収支で利益が生じた場合は、どのような扱いになるのですか?

松田様の主張は、ボランティアとして講演会の運営に協力してくれた方々に対しても、財団の収支を公開すべきだと主張されているようにお見受けしますが、それが当を得ないことは、以上の説明からご理解いただけることと思います。財団の運営のために役員の誰がいくら資金を出したか、誰がいくらのお金を立て替えたか・・・などなどを、財団の役員以外が知る必要性は全くないと思います。他方、お金を出したり立て替え払いをした役員の間では、会計はオープンになっていますので、この件について誰からもどうのこうの言われる理由は全くありません。

●プロジェクトがいわゆる非営利の市民団体ではないというのなら、そのことをホームページなどに明記する必要があるのではないでしょうか。そうでなければ、一般の方たちは非営利の市民団体の運営であると錯誤すると思います。
●また、プロジェクトが財団であることを、バンダジェフスキー博士や協力されている他団体は理解しているのでしょうか? もし理解されずに協力しているというのであれば問題だと思います。共催団体には共催を依頼するに当たって説明はなされたのですか?
●「財団」であったとしても、共催している団体には収支の概要(誰がいくら資金を出したとか、立て替えたなどを知らせる必要はありませんが)を報告することは問題ないと思いますが、報告ができない理由はなぜでしょう? 営利組織だからですか? 報告義務がないからですか?

松田様ご自身が認められているように、第三者が憶測で書いたブログ記事を無批判に引用されていましたので、まことに失礼ながら、事実にもとづかない批判はお控えいただきたくこのようなメールを差し上げました(ちなみに、刑法上の名誉毀損罪は、摘示した内容がで事実あると否とを問わず、成立します)。

●事実に基づかない批判をするつもりはもちろんありませんし、事実誤認が確認できれば記事の修正をしますし、反論があれば反論記事も掲載します。
●「第三者が憶測で書いたブログ記事」とのことですが、あの記事が事実ではないなら、なぜ反論したり法的手段をとらないのでしょう? 理由をお聞かせください。
●2013年の講演会における運営についても「財団」が運営しているということであればその事実をお知らせしたいと思いますので、○○さんから記事にコメントを入れていただけませんか? または、私が記事に説明を追記しますので、「財団」の意味(非営利であるか否か、規約があるのかなど)や収益の扱い方をもう少し具体的に説明してください。ただ、このようなことは本来木下さんご自身が私へのメールの返信できちんと説明するべきことです。
●「刑法上の名誉毀損罪は摘示した内容がで事実あると否とを問わず、成立します」ということは存じています。あなたが私の記事が名誉棄損罪に当たると考えられるのなら、どこの部分が名誉毀損に当たるのか具体的にご指摘願います。そのようなことがないよう、木下さんにも確認を求めたのですから。

なお松田様はカルディコット講演会についてもご自身のブログの中で言及されていますが、これは「みんなのカルテ」が主催しましたので、放射能防御プロジェクトも私自身もその会計にはいっさい関わっていません。カルディコット講演会と今回のバンダジェフスキー講演会を「並列で」論じれれることについても、お控えいただきたく。

●このことは当該記事に説明を加えました。

バンダジェフスキー講演プロジェクト
○○ ○

このメールは私の私信ですので、ネットに公開するのはお控えください。

●私信を無断で公開することはしませんが、ネット上で公開している記事について異論や反論その他ご意見があるのなら、ネット上でやりましょう。私はそう提言しています。つまり、公開できる説明をしてください。それをブログに掲載しますので。

更に詳しいことをお知りになりたければ、お電話ください。
○○○-○○○○-○○○○

●電話では「言った、言わない」の論争になりかねませんので、電話でのやりとりはお断りします。メールでお返事をお願いします。

なお、26日から29日にかけてはネット環境になくなりますので、この間にメールをいただいてもお返事はできません。

松田まゆみ

*****

Y氏からの返信

松田まゆみ様

組織形態が社団か財団かということは、その組織の目的が営利であるか非営利であるかということとは無関係です。

営利目的とは、すこし単純化して言うと、「利益を構成員に分配すること」を意味しますが(例えば、株式会社であれば、その利益は、株式会社の構成員である株主に「配当」という形で分配されます。もっとも最近は「非営利株式会社」などという組織も商法上認められるようになって、専門家でない方にとっては話はややこしいのですが)、先に述べましたように私たちは無報酬で財団の運営を行っています。仮に剰余金(利益)が生じても、それが役員(構成員)に分配されることはありません。

社団/財団、営利/非営利、あるいは権利能力なき財団(社団)、などについて、さらに詳しいことは、お電話をいただけないご様子なので、ご自身で法律の専門書をお読みください。

*****

私の返信

まず確認ですが、私は公開での議論や説明を求めていますし、メールにおいても公開できる説明をしてくださいと依頼しました。あなたは団体の会計をなさっているのですから会計責任者として責任ある回答ですよね。今回および今後のメールでの説明は公開の対象とさせていただきたいと思います。

財団法人や社団法人は公益事業を行う非営利の組織ですが、「バンダジェフスキー講演プロジェクト」は財団法人や社団法人ではないようですね。ということはいわゆる「みなし法人」でしょうか。みなし法人自体には営利とか非営利という区分はないようですが、そのことは「バンダジェフスキー講演会プロジェクト」という団体が非営利なのか営利なのかということとは別です。私は「バンダジェフスキー講演会プロジェクト」自体は営利か非営利かを聞いています。ご自分たちの団体が営利を目的としているのか非営利を目的としているのかは当然はっきりしていますよね? 規約ではどうなっているのですか? 無報酬で運営をしている、余剰金を役員に分配しない、ということからすれば非営利という理解になると思いますが、それでよろしいですか? 無報酬で運営をしている、余剰金を役員に分配しない、のなら利益が出たときはその利益はどう扱われるのですか? それを聞いています。 私は他にも質問をしました。それぞれの質問にきちんと答えてくださいますようお願いいたします。

松田まゆみ

*****

Y氏からの返信

松田まゆみ様

先に申し上げましたように私は自分の私信がネットで公開されることを望んでいませんので、もし私の承諾なく公開されるおつもりならこれ以上のお返事は控えさせていただきます。 あしからずご了承ください。

*****

 なぜフェイスブックやブログに書いていることと、私への説明が異なるのだろうか? このような人たちは信用できるのだろうか?

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