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2013年6月24日 (月)

冷房や自動販売機の見直しを

 北海道はようやく夏らしい気候になってきた。とは言っても、ほんとうに暑い期間は短いので、一般家庭などでは冷房は必要ない。これは冷房が苦手の私にはとても有難いことだ。

 知人の話しによると、関西では27、8度の暑さになるとすぐに冷房を入れるのだという。5月や6月といえばまだまだ猛暑の季節ではない。それでも暑くなるとすぐに冷房を入れるのが当たり前という感覚になっているらしい。原発事故が起きた後だというのに、まったく節電意識がないことに驚いてしまう。

 私は三十数年前まで東京に住んでいたが、子どもの頃はもちろん冷房などなく、家にクーラーを設置したのは私が北海道に移住してからだ。東京でいつ頃から冷房が普及したのかは記憶が定かではないが、大学までは冷房のある建物で過ごすことはほとんどなかった。電車なども昔は窓を開けて暑さをしのいだものだ。

 ビルや大型店、電車、公共施設などで冷房が次第に普及していったが、40年くらい前までは個人の住宅にはそれほど普及していなかったと思う。

 ところが今はどこの家庭にも冷房がある。暑くなればすぐにエアコンのスイッチを入れるという生活が当たり前になってしまったようだ。たしかに35度もの暑さになればじっとしていても汗が出てくるので冷房を入れるのは分かるが、しかし、あまりに冷房に頼った生活になっていないだろうか。

 私は本州の夏の暑さはとても苦手なのだが、それ以上に苦手なのが冷房空間と非冷房空間を交互に行き来しなければならないことだ。ビルの中や電車はしっかりと冷房が効いているが、外は猛暑。そこを行き来するだけで体調が狂ってしまう。ビルはどこも冷房が効いているので、夏はカーディガンが欠かせない。電車に乗っても寒くて仕方ないときが時々ある。原発事故が起きてからも、冷房の設定温度が高めになったとは感じられない。だから夏に本州に行くのは気が重い。

 ただし、私が学生の頃は、暑いといっても33度くらいが上限だったような気がする。近年の都市の気温上昇は、地球温暖化のほかにも冷房による外気温の上昇や道路の舗装、建物のコンクリート化といったヒートアイランド現象が大きく関わっているのだろう。もし、冷房を30度以上のときに限定し、設定温度を28度にしたら、都市部では気温上昇が多少は緩和されるのではなかろうか・・・。28度くらいなら「暑くて何もやる気がしない」というほどではないし、寒いほどの冷房よりよほど健康的だろう。

 現代人は冷房のある生活に慣れ過ぎてしまったと思えてならない。電力会社は原発をどんどん建てて湯水のように電気を使わせ、私たちはそれにすっかり乗せられてしまったのではなかろうか。

 もうひとつ気になるのが、清涼飲料水の自動販売機だ。あれも相当電気を使っているのではなかろうか。以前、北欧を旅行したが、清涼飲料水の自動販売機はほとんど見かけなかった。飲み物が欲しければお店で買うのだ。しかも清涼飲料水の種類はものすごく少なく、お店の冷蔵庫も小さい。バカでかい冷蔵庫にさまざまな清涼飲料水が並んでいる日本のお店はむしろ異常だ。

 今は携帯用のしゃれたポットも出回っている。自分で麦茶などを作って持ち歩けば経済的だしゴミも出ない。自動販売機などなくてもちっとも不便ではない。

 冷房温度を高めにし、自動販売機を減らすだけでかなりの節電になるはずだ。自動販売機は採算が取れなければ撤収するだろうから、消費者が利用しなければいい。コンビニの深夜営業も控えるべきだろう。原発再稼働などと馬鹿げたことを言う前に、私たちはもっと節電の努力をすべきだとつくづく思う。

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