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2013年5月 7日 (火)

アベノミクスの裏と改憲

 先の衆院選では多くの国民が自民党の経済政策に釣られてしまった。福島第一原発は今でも大量の放射性物質を放出し現場は戦場状態だというのに、国民の関心はすぐに景気へと引きずられてしまう。本当にアベノミクスで景気が良くなると思っているのだろうか? たしかに、テレビしか見ないような人にはそう見えるのかもしれない。

 新婦人新聞では「九条の会」の小森陽一さんの「憲法ゼミナール」という連載記事を掲載しているが、4月25日号は「『アベノミクス』を読み解く」というタイトルで、アベノミクスについて分かりやすく解説していた。小森さんの主張を簡単に紹介したい。

・アベノミクスの「三本の矢」は、「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起する成長戦略」
・「大胆な金融政策」とは、日銀総裁を辞任に追い込み、独立機関でなければならないはずの日銀を政府の御用金融機関に変質させて、無期限で無制限の金融緩和をすること。しかし、投機マネーを儲けさせているだけの結果になっている。
・「機動的な財政政策」は、無駄な公共事業のばら撒き。財源は建築国債の追加発行であり、国民に借金をさせて大手ゼネコンを儲けさせるだけ。
・「民間投資を喚起する成長戦略」を策定し推進するのは「産業競争力会議」だが、ここのメンバーはグローバル企業ばかりで、グローバル企業に都合のいい成長しか考えられていない。
・アベノミクスの元となっている「税と社会保障の一帯改革」という自公民三党合意では、「社会保障の大改悪」(生活保護切り下げ、医療制度改悪、介護制度改悪、年金制度改悪)と「消費税大増税」があり、「5本の矢」で国民の生活が狙われている。

 アベノミクスとは、投機マネーを儲けさせ、大手ゼネコンを儲けさせ、グローバル企業を儲けさせているだけで、大半の国民にとって利益はない。そればかりか、福祉や医療制度が改悪され、消費税が上げられる。国民が望みもしない大型公共事業で自然がどんどん破壊される。つまり、国民は踏んだり蹴ったりなのだ。ところが、多くの国民はそのことに気づいておらず、アベノミクスで景気が良くなれば給料が上がると勘違いしている。

 勘違いした国民をさらに騙そうというのが、平和憲法を変えて戦争のできる国にしようという改憲だ。もちろん、自民党は徴兵制も視野に入れている。

自民党のクーデターと言える動き(そりゃおかしいゼ)

 安倍政権は、改憲の基盤づくりを夏の参院選で目指している。そして、それを後押ししているのがマスコミだ。国民がアベノミクスに浮かれてこれを見抜けなければ、この国は取り返しのつかない愚かな選択をすることになるだろう。

この国は骨までしゃぶり尽くされている(独りファシズムVer.0.1)

あと2ヶ月(へなちょこ自然保護)

戦慄すべき事実(2)(高知に自然史博物館を)

メディアを鵜呑みにしてしまう日本人(植草一秀の『知らせざる真実』)

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コメント

謹啓、安倍内閣の根拠無き金融緩和は副作用の強い麻薬の様な政策です。税収が44兆円で93兆円の国家予算、毎月7兆円の国債を日銀に引き受ける借金地獄の財政です。国家と雖も無限大に国債を発行出来ないのを理解出来ない愚か者には付ける薬はありません。第二のアルゼンチン、ジンバブエに酷似して参りました。敬具

おっしゃる通り、安倍首相の金融緩和とは国債を日銀が買い続けるということです。いずれ破綻するのは目に見えています。つまり、安倍首相にとっては、夏の参院選まで人気が保てればいいのでしょう。それまでバレなければよいと考えているとしか思えません。

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