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2013年4月16日 (火)

変貌を遂げた西新宿

 4日ほど東京に行ってきたのだが、ふと思いたって子どものころ住んでいたところを歩いてみた。私は長野県の上諏訪生まれだが、親の仕事の関係で幼児期に東京に引っ越した。その引っ越し先が新宿の十二社(じゅうにそう)というところで、10歳くらいまで3階建ての社宅のアパートに住んでいた。

 あの頃、そのアパートに行くには新宿駅からバスに乗っていった。だから、新宿駅からはそれなりの距離があるとばかり思っていたのだが、地図を見たら直線距離で1キロちょっとしかない。かつて西新宿の高層ビル群から中央公園にかけては淀橋浄水場があって通り抜けできなかったのだが、今は新宿駅西口から中央公園を抜けると十二社は目と鼻の先だ。ただし今は十二社という地名はなく、西新宿という平凡な地名になっている。古くからの地名をどうして簡単に変えてしまうのだろう。そういえば、十二社の隣には角筈(つのはず)という風変わりな地名もあった。

 新宿中央公園を通り抜けると、懐かしい熊野神社だ。縁日にはびっしりと露店が並んで大勢の人でにぎわった。ただし、あの頃から見るとかなり整備されており、だいぶ変わってしまった感は否めない。

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 熊野神社から以前住んでいたアパートに行くのは楽勝だと思っていた。ところが、住宅地内の路地に入ったら、どこを歩いているのか分からなくなってしまった。うろうろしていたら、かつて通っていた淀橋第六小学校(現在の西新宿小学校)にたどり着いた。体育館の位置は昔と変わっていない。

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 小学校からなら、かつての通学路をたどれば住んでいたところに行けるはずだ。校門前の細い路地は昔と変わっていない。ほどなくしてかつて住んでいたところにたどり着いた。

 子どもの頃の記憶では、アパートの敷地はそれなりに広く、南側の敷地の真中に防火用の貯水槽があったのだが、その面影はまったくない。アパートのあった場所は、今は養護学校になっていた。そういえば、入口に面した道はさっき通りすぎていた。あまりに変わりすぎて、気づかなかったのだ。

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 引っ越してから50年近くがたつが、住宅街の大半の建物は建て替えられたのだろう。昔の面影は車一台がようやく通れるような狭い道くらいしかなかった。養護学校の前の道から新宿駅方面を見たら、住宅の屋根の上ににょっきりと東京都庁のビルがそびえたっている。

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 当たり前といえば当たり前なのだが、この変貌に半世紀の時の流れを感じずにはいられない。しかし、西新宿の高層ビル群を見るたびに、地震大国にこんなビルを建ててしまったことは間違いだったと思えてならない。近い将来ということではなくても、いつかは関東大震災のような大地震に襲われるだろう。いくら耐震性を強化したところで、無傷ということにはならない。私の目には、この高層ビル群は異様な光景としか映らない。

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コメント

謹啓、驕り高ぶった人間はバベルの塔で天に到達すべく身の程を弁えない愚行を犯し神は天誅を下されました。浅草12階の建設後、関東大震災、ドバイタワー後にドバイのカジノ経済が破綻、上海の上海タワー落成後にバブル崩壊、地震も起きました。東京スカイツリーの押上も太古は海で地中の地盤は脆弱で直下型地震で倒壊若しくはピサの斜塔の如く傾く懸念も指摘されて居ります。

日本の都市への一極集中は、地震や津波、あるいは火山噴火などに対する防災を無視したものとしか思えません。耐震性の高い新しい建物は簡単には壊れないとしても、古いビルはどうなるか分かりません。また高層ビルの中は大揺れで大変な状態になりますし、火災の心配もあります。海に近いところでは液状化も起きビルも傾くことでしょう。停電になったり交通が麻痺して帰宅難民も出るでしょう。飲料水や食品などの支援物資も迅速に届けることすら困難です。3.11のときも大変だったのですから、それ以上の揺れがきたらさらに大変なことになります。

フィンランドの首都ヘルシンキに行ったとき、そのこぢんまりとした街に驚いたのですが、よくよく考えればとても健全だと思いました。何も、人を大都市に集中させる必要はないのです。日本では地方の街は人口が減ってどんどん衰退しています。今からでも、少しずつ地方の活性化を目指すべきだと思うのですが、今の政府にはとてもそのような発想はないでしょうね。

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