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2012年10月12日 (金)

オニグルミを食べる動物たち

 最近、わが家の庭にエゾリスがよくやってくる。はじめは1頭だけかと思ったのだが、3頭くらいいるようだ。これまでもときどきエゾリスを見かけることはあったが、これほど頻繁に姿を見るのは初めてだ。

 わが家の隣には2本のオニグルミがある。エゾリスのお目当てはクルミの実だ。カリカリカリ・・・と音が聞こえてくる方を見ると、エゾリスがクルミの実を抱えて齧っている。見晴らしのきく場所でオニグルミの実を齧っていることが多い。かなり近寄っても逃げないので、私のコンパクトカメラでも撮影できる。

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 個体によってずいぶん色彩が違う。下の写真は濃い茶色をしている。

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 お食事をしている木の下には、食べ終わったクルミの殻がたくさん落ちている。エゾリスの場合、クルミの殻の合わせ目に沿って齧っていき、二つに割って中身を食べる。だから、割った殻の縁はぎざぎざしている。

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 二つに割らずに穴を開けている実もころがっている。これはアカネズミが食べた跡だ。アカネズミの場合はクルミを二つに割ることができず、穴を開ける。よく見ると、必ず合わせ目のところに穴を開けている。

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 大きいオニグルミの木の下には、合わせ目からスパッときれいに割れたクルミの殻が落ちている。

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 こちらはキツツキが食べたものだ。クルミの木にしばしばオオアカゲラがきているのだが、実を食べにきているのだ。キツツキの場合、枝の又や幹の割れ目のようなところにクルミを挟んで固定して割って食べるようだ。こんなふうにクルミが挟まっていたりする。

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 クルミは人間が食べてもおいしいのだから、動物たちにとってもご馳走にちがいない。ところが殻が硬いので人間でも実を割るのは大変だ。だからクルミのご馳走にありつけるのは、殻を割ったり穴を開けることができる一部の動物に限られている。

 自力では殻を割れないにも関わらずクルミを食べることで有名なのはカラスだ。札幌の街でハシボソガラスが舗装道路にクルミの実を何度も落として割ろうとしているのを目撃したことがあるが、車に轢かせて割ってもらうというカラスもいる。もちろん上手い具合に轢いてくれるとは限らないので、カラスも根気がいる。でも、そうまでしても食べたいのだ。

カラス、クルミを割る(からすの巣)

 春になるとわが家の花壇や畑のあちこちからクルミの芽がむっくり顔を出す。ネズミが貯食して食べ忘れたものなのだろう。クルミの実は地上にころがっているだけでは芽を出すことができない。ネズミにご馳走を提供するかわりに、種蒔きをしてもらうのだ。

 それにしても、春になればあの堅い殻がぱっくりと割れて芽を出すのだから、生命の力は凄い。

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