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2012年7月30日 (月)

活断層が知られていないところでも大地震は起きる

 「『何が何でも原発推進』の狂気」という記事で、志賀原発や大飯原発、浜岡原発の直下に活断層があると指摘されていることを取り上げ、しばしば大地震に襲われる日本では断層があろうとなかろうと原子力発電をするべきではないという意見を書いた。

 これを裏付けるような記事を「さつき」さんが書いている。

2000年鳥取県西部地震が原子力産業界に与えたショック 

 これまで地震に関してはとんと疎かったので、2000年の鳥取県西部地震は記憶になかった。しかし、さつきさんが指摘しているようにマグニチュード7.3、最大震度6強という兵庫県南部地震に匹敵する大地震が、活断層の知られていないところで起きていたのだ。この事実を突きつけられれば、原子力業界は確かに青ざめるだろう。

 山陰地方には大きな活断層はあまり知られていない。しかし、過去には大きな地震がいくつも起きている。(以下の348-349ページ参照)。2000年の鳥取県西部地震もその一つだ。ということは、活断層が知られていない島根原発も大地震に襲われないなどとは決して断言できないだろう。

中国・四国地方の地震活動の特徴(日本の地震活動:地震調査研究推進本部)

 もちろん、このようなことは山陰地方に限らず日本中どこにでもあてはまることだ。たとえ直下や近くに活断層があると指摘されていない原発でも、いつ大きな地震に襲われるか分からない。4つものプレートの境界がある日本列島では、いつプレート型の巨大地震がきてもおかしくはないし、内陸の直下型地震もありうる。

 原発が事故を起こすような大地震が、日本のどの地域でどの程度の確率で起きるかなどということはたぶん誰にも分からないだろう。しかし日本でこのまま原発を稼働させつづけたなら、いつかは原発の近くで大きな地震が起きるだろうし、再び大事故を起こすことは間違いないと思う。それがいつになるのか分からないが、再度過酷事故が起きれば日本は破滅の道を歩むに違いない。地震大国で原発を稼働させるということは、いつかは事故が起きるということを意味している。もちろん、稼働していなくても燃料プールの核燃料だけでも危険である。

 ならば、「再稼働も数年くらいならやむを得ない」などと言っていられるだろうか? 大地震は明日くるかもしれないし、数十年先かもしれない。しかし、いつかは必ずくるし、日本は地震の活動期に入っていると言われている。そして、日本には大地震に襲われないなどと言える場所はないのだ。大地震による苛酷事故の可能性が否定できない以上、予防原則に則って再稼働をやめ、燃料プールの燃料はできる限り速やかに取り出してドライキャスクに保管する、というのが日本のとるべき道だと思う。

 「電力の供給不足で停電になれば経済への影響が計り知れないので再稼働は必要」などという人もいるようだが、原発の過酷事故による影響は国を滅ぼすほど大きいのであり、目先の経済と比べること自体が馬鹿げている。それ以前に、原発事故が取り返しのつかないものであり、どれほどの苦しみを人々に与えるのか、チェルノブイリの事実からよく考えてほしい。

わたしたちの涙で雪だるまが溶けた

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