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2012年3月24日 (土)

思いつきのような河畔林伐採は中止すべき

 「十勝川の河畔林伐採は意味があるのか?」で、河川管理者である帯広開発建設部が、市民から希望者を募って河畔林を伐採する問題について書いたが、22日に帯広に出かけた際、現場に寄ってみた。

 まだ雪があるせいか、伐採をした区画はほんの数カ所しかないようだった。伐採したところはこんな感じだ。

P10304491_2

 伐採現場には薪に使えそうもない枝の部分が放置されている。これは帯広開建に後始末してもらうつもりなのか?

P10304542

 下の写真の区画では、根際よりかなり高いところで伐っているのだが、近づいて見てみると鋸ではなく鉈で伐ったようでちょっとびっくり。伐採した方は恐らく薪ストーブの燃料にでもするのだろうが、ヤナギの薪は火持ちが悪くすぐに燃え尽きてしまうだろう。いくらタダとはいえ効率のよい燃料とは思えない。来年も同じような公募があったら、また応募するのだろうか・・・。

 伐根を放置したらすぐに萌芽(ひこばえが伸びること)してまたヤナギ林に戻ってしまうため、帯広開建が抜根をするという。伐根を引き抜くのはけっこう大変な作業だ。その後には帰化植物などが入ってくるだろう。

 この現場を見て感じたのは、抜根などせずにこのまま放置して元のヤナギ林に戻したほうがよいだろうということだ。

 まるで思いつきのような公募伐採であり、これが洪水時の水位低下に効果があるとはとても思えない。

 ここの堤防のすぐ脇は住宅地だ。こんな堤防の脇に住宅を建てる人の気が知れないのだが、こういう場所を宅地として許可してしまうのも問題だ。川が溢れたら浸水するようなところ(氾濫原)を宅地造成し、洪水被害があってはならないとばかりに土木工事を重ねるのが現在の河川管理だが、本末転倒ではなかろうか。できる限り川の近くに住むべきではないし、どうしても住むのなら洪水を覚悟すべきなのだ。

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