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2011年11月11日 (金)

放射能に対する危機感がない東京

 2日から7日まで東京に行ってきたが、東京の人たちは原発事故すらもう過去の出来事であるかのように危機感が薄れているように思われ、そのことに危機感を感じてしまった。

 しかし、それも無理はないのかもしれない。東京に行っている間は、私の情報源もテレビだけだった。そのテレビではもちろん原発のニュースがないわけではないが、相変わらずの大本営発表だからもとより信用できない。現実は戦争のような状態なのに、テレビときたら性懲りもなくくだらないバラエティー番組やグルメ番組を垂れ流している。これでは危機感など持ちようがない。そういう人が大多数だと、多少意識のある人も危機感が薄れてしまうだろう。

 ちょうど私が東京に行っていたとき、東京都が放射能瓦礫を運んできてその焼却や埋め立てが始められた。瓦礫を焼却したなら空間線量が上がるに違いないのだが、テレビではそれについての信頼できる情報が得られないのだ。家に帰ってからインターネットを見て、瓦礫の問題を再認識するという次第だ。以下の情報が事実なら、東京都もマスコミも情報隠蔽して市民を騙しているということだ。

東京都に搬入された「被曝ガレキ」の汚染度が凄い!(低気温のエクスタシーbyはなゆー)

放射能ガレキに関する東京都発表とNHK報道に関する疑惑について(酒焼け☆わんわん)

 焼却灰によるセシウム汚染について群馬大の早川由紀夫氏が地図を公表しているが、この地図を見ると東北以上に関東の汚染が酷いことがわかる。人口が多い都市では当然ゴミも焼却量も多いわけで、セシウムに汚染された大量の灰が生み出されているのだ。

焼却灰のセシウムマップ(早川由紀夫の火山ブログ)

 東京の八王子でもごみ焼却灰から高濃度の放射性セシウムが確認されている。八王子市は国の埋立基準の8000ベクレル以下だとしているが、そういう問題ではなかろう。そもそも基準値が高すぎるし、基準値以下だとしても量が多ければ基準値など意味がない。もはや東京も十分に危険な状態なのだ。

ごみ焼却灰等の放射線濃度測定結果について〈10月31日更新〉(八王子市)

 さらに大量の瓦礫の焼却で空気中のセシウムは増えるに違いない。関東ではきっちりとした放射能対策をしない限り被ばくの影響が避けられない状況だ。ところが東京ではマスクをしている人がほとんどいない。要するに、情報がないために全くといっていいほど危機感がないのだ。こういうことを発信しないマスコミは犯罪的だ。  今やインターネットで原発事故や放射能、地震のことなどの情報を集めている人と、そうではない人とでは意識や危機感に雲泥の差ができてしまっている。そして前者はどちらかといえば一部であり、後者が圧倒的に多い。

 東京の汚染がいかに深刻であるかは、ガンダーセンの以下の動画でも語られている。日本人は福島の原発事故ですでに内部被ばくをしているのだが、ゴミや瓦礫の焼却でさらに汚染を拡大させているのだ。

 この動画のガンダーセン氏の言葉を以下にいくつか引用したい。

「東京(東日本)、特に福島県で、癌が統計的に意味をなす程度の増加を起こして行くのに十分量の放射性物質を、個々の人々が吸引した事です」

「計画的避難区域を10マイル(16km)とするのが間違いであるという事です。明らかに、被害は東京まで広がっています。私たちや緊急時避難計画と退避について、原子力規制委員会NRCがアメリカで採用している10マイル(16km)、そしてフクシマ事故で日本が採用した12マイル(20km)の距離を超える区域に、見直す必要があります。」

「カルトフェン教授の報告書のデータは、市民の皆さん、農業従事者、科学者、ブロガーから寄せられたものです。個人の方々の尽力であり、政府のものではありません。もし、私たちが今回の情報を得るために政府に頼っていたとしたら、決して得ることは出来なかったと思います。」

 これから日本人は何としても内部被ばくを避ける努力をしなければならないだろう。福島応援などといって福島産の野菜を食べることがどんなに危険なことか。東京都の瓦礫受け入れなども信じがたい暴挙だ。

 クリス・バスビー氏は少しでも放射性物質の体内侵入を防止するために、カルシウムやマグネシウムの摂取を勧めている。被ばくしたと思う方は参考にしていただきたい。

 なお以下のような情報もある。

スピルリナ(奴らは見ている)

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コメント

松田まゆみ様

お久しぶりです。
あの原発事故以来、日本列島における放射性降下物の調査は、だいぶ進んできて、少なくともセシウムに関する蓄積量については正確なマッピングがなされてきていると思います。 しかしながら、より危険度の高いα線、β線核種の降下量に関しては、測定が難しいことから、ようやく一部の地域でストロンチウムが降下した事実が明らかになってきた程度です。しかもそれは民間人の手によるものです。例えば、横浜でストロンチウムが見つかった以上、原発周辺の地域にはそれ以上の降下があったことは確実であるのもかかわらず、政府・東電は調査をしようという姿勢さえ見せていません。これは明らかに、何か重大な事実が国民に知られることを恐れている、と考えることは、自然なことです。もし、プルトニウム、ストロンチウム等の核種が一定量降ったと仮定するならば、どの原子炉からどんな現象によって漏れ出たものなのかを明らかにしなければなりません。私はその点がずっと気になっていたのですが、ようやく一つの「これだ!」と思われる情報にめぐり合いました。やはり、というか、ソースは国内でなく、海外のしかも一個人の理論なのですが、内容は強い説得力を持っており、私は十分ありえる話だと考えています。それは3号機が“圧力容器外水蒸気爆発”を起こしていた、とういう説です。これが事実であれば、3号機から噴出した黒煙にはMOX燃料内の大量のプルトニウムや他のα、β線核種が含まれていたことになります。 この説が公開されていた英文のHPは3号機爆発の動画や説明のためのアニメーションがふんだんに使われていてとても理解しやすいのですが、なにせ英語の解説が長文のため、一般の日本人には読むのが苦痛だと判断し、テキスト部分を全て日本語に翻訳して、私のブログ内に「完全翻訳版」を作成して掲載しました。松田さん、是非こちらに眼を通して、一言感想をいただけませんか?
⇒ http://ameblo.jp/farpost 
田森

@farposting様

こんにちは。さっそくブログを読ませていただきました。画像が豊富で分かりやすく説得力のある考察だと思います。3号機は本当に滅茶苦茶になっていますから、1号機と同じような水素爆発での説明は無理があります。しかし、水蒸気爆発であるならたしかに納得できます。格納容器の蓋の部分が弱いというのは後藤政志氏なども当初から指摘していましたので、なるほどと思いました。

ガンダーセン氏の即発臨界爆発説も推測でしかありませんし、真実はひとつしかありませんが、傾聴に値する指摘だと思います。翻訳してくださったことに感謝します。

それにしても、ストロンチウムやプルトニウムなどが微粒子となって遠くまで飛散したということが今ごろようやく認められるようになったというのはあまりにも遅いですね。ホットパーティクルについてはガンダーセン氏はずいぶん前から指摘していました。あの3号機の爆発によるホットパーティクルの飛散について速やかに情報が伝えられていたなら、被ばくを最小限に抑えられた人もたくさんいたはずです。なんともはや・・・言葉もありません。

farpostさんのブログがうまくリンクされていないようですので、もう一度ここに貼ってみます。

http://ameblo.jp/farpost

松田まゆみ様

ブログリンクの再貼り付け有難うございました。また、読んでいただき有難うございます。
このGoddard氏の説がいかに理路整然としていようとも、正しいかどうかについては、推測の域を出ません。つまり問題なのは、Goddard氏も書いている通り、3号機の爆発は明らかに1号機と違うのにもかかわらず、そこの所を突き詰めた議論が、まったく行われていないところにあります。今回の理論のモデルとなったレポートを作成したJAEAは皮肉にも原子力ムラを象徴する研究機関ですが、彼らは税金投与による潤沢な資金を使ってシビアアクシデント発生時の研究を行ってきたことがこの報告書からも知ることが出来ます。それにもかかわらず、その成果を今回の事故究明に活用しようとする動きは、これまでの間、全くと言っていいほど見られません。これはSPEEDIが活用されなかったのと同じであり、同様に強く非難されるべきことではないでしょうか。彼らは、こういうときのために多額の税金を費やして事故発生時のシミュレーションをしてきたのです。恐らく、この論文をまとめたJAEAの森山氏などは、3号機で何が起こったのかをほとんど把握していながら、口をつぐんでいるのだと私は思うわけです。マスコミもフリーランスも、このあたりをもっと突っ込んで、よく勉強して、政府・東電を追求し、事実の解明につなげて欲しいものです。

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