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2011年9月14日 (水)

クリス・バズビー氏による心臓病増加の警告

 クリス・バズビー氏が、福島の子どもたちに心臓病が増加するだろうとの警告を発している。

福島の子どもたちに心臓病増加の危機!セシウムが影響バズビー9/11

 放射能による病気といえば、甲状腺がんや白血病が知られているが、バスビー氏は以下のように、福島の子供たちに心臓病が増えることを警告している。

 私の同僚ユーリー・バンダジェフスキー、彼は“ベラルーシにおけるチェルノブイリのセシウム137の子供への影響の研究”で有名ですが、90年代後半に、体重1kg当りでわずか20-30ベクレルの放射線セシウム137に汚染された子供たちの心臓に、不整脈が起こっていることを発見しました。そして心臓発作を起こしてなくなっているのです。これは非常に深刻な問題です。問題なのは、癌や白血病だけでなく、心臓の病気です。通常より高い確率で発病しています。普通は、年を取った大人しかならない心臓病になるのです!

 バズビー氏によると、心臓病を引き起こすメカニズムはこうだ。5才の子供の心臓は約220gで、約85gの筋肉組織がある。子供の心臓には30億個の筋細胞が存在する。50ベクレル/kgのセシウム137を心臓組織に入れると、セシウム137により1%の細胞が死滅した。わずか1%であっても、心臓の筋肉としては25%が失われる。心臓とその筋肉は生涯にわたり毎日7000回もの鼓動をする。壊死した細胞は普通は置き換わるが、それは一年でたった1%でしかない。一定数の細胞が損傷すると短時間では置き換われない。

 だから、福島原発事故の影響を受けた地域の子どもたちは、心臓病に苦しむだろうとバスビー氏は予測している。そして、心電図の検査を勧め、子供たちの中の誰かに心臓の問題が出た場合は総ての子供たちが疎開すべきだと主張している。

 また、「福島のように放射能で汚染された地域では、癌の発生率は極端に伸びる事はないでしょうが、心臓病の大きな増加がみられるでしょう」とも言っている。ベラルーシではチェルノブイリの事故後に人口増加が極端に減少しており、このままいくとベラルーシの人口は無くなってしまうと言うのだ。被ばくによる影響は癌になる確率がやや上がる程度だと主張する人もいるようだが、そんな甘っちょろいことではない。

 インターネット上ではすでにさまざまな疾患などが報告されている。以下の院長さんのブログに気になる症例がまとめられている。もちろん放射能との因果関係は分からないが、可能性は否定できない。

気になる症例のまとめ(院長の独り言)

 ここにも書かれているように、若い方が原因不明で突然亡くなったり、心臓病で亡くなっている。鼻血や下痢、喉の痛みもチェルノブイリの事故の際に見られた症状だ。しかし、マスコミではこうした情報は皆無というくらい報道されない。おそらく、これからどんどん疾病が増加していくだろう。そして、日本政府はそのことをできるだけ隠そうとするに違いない。

 日本政府は、クリス・バズビー氏の勧める子どもたちの心電図検査などは恐らくしないだろう。この国の政府のやることは、子どもたちにガラスバッジを持たせて累計線量を測ることであり、避難させることではない。チェルノブイリの事故から何も学んでいない。否、学びたくないのだ。除染をすべて否定するつもりはないが、まずは子どもたちの避難のほうが先だろう。汚染の酷い地域の方は、バズビー氏の警告を真摯に受け止めてほしいと思う。

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