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2011年8月 7日 (日)

田中三彦氏出演の幻の映画「あしたが消える-どうして原発?-」

 昨日は原子力資料情報室が田中三彦氏の冷却剤喪失事故についての解説を中継した。福島第一原子力発電所の冷却剤喪失事故については「地震による冷却剤喪失事故を無視して国民を騙し続ける姑息な東電」に簡単に書いたが、今回は英語逐次通訳つきの解説だった。以下はアーカイブ映像。

http://www.ustream.tv/recorded/16467539 

 冒頭に今から22年前に制作されて公開されずにいた幻のドキュメンタリー映画「あしたが消える-どうして原発?-」が流された。5分ほどの短い映像なので、ここだけでもご覧いただきたい。若き田中三彦さんが、福島第一原発4号機の欠陥について告発したときのものだ。以前から事故の可能性が指摘されていたにも関わらず、電力会社は何ら対策をとってこなかったのだ。1989年1月に起きた福島第二原発3号炉の事故についても言及しているが、こうした事故が起きる背景には、アラームを無視するなどの電力会社の体質の問題があるという。日本の原発が、いかに安全性を軽視していたのかがよく分かる。

 田中さんの昨日の解説は2時間以上にもなるが、文章による解説が原子力資料情報室のホームページに掲載されている。

“想定外”のためなら何でもする 東電、「シミュレーション解析」騙しのテクニック

 今でも多くの人が津波によって電源を喪失したことが事故の原因だと考えているようだが、地震そのものによって壊れた可能性がきわめて高い。ならば、地震大国の日本で原発を稼働させ続けることは自滅の道を歩むことを意味する。

 政府は福島の事故を受けて、あくまでも想定外の津波に対する対策に重点を置いている。しかし地震で冷却剤喪失事故を起こすなら、いくら津波対策をしても意味がない。

 「あしたが消える-どうして原発?-」が封印されてしまったのは、恐らく圧力がかけられたからだろう。そして、あの福島の大事故の現実を前にしても未だにマスコミは田中さんの「冷却剤喪失事故」の解析を報じようとしない。この国のマスコミは終わっている。

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