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2011年7月 1日 (金)

福島第一原発を襲った津波の高さは5~6メートル

 こんな記事を見つけた。

福島第一原発の津波高14メートルは誤り~市民が追及(OurPlanet-Tv)

 福島第一原発に押し寄せた津波については、テレビなどで何度も映像が流され、建屋の壁に残された痕跡から14~15メートルだと報道されていた。これを見たなら、たいていの人は想像もしなかったような大津波に襲われたと本気で信じたのではなかろうか。私も、14~15メートルというのが津波の高さだとばかり思っていた。

 ところが14メートルというのは「津波高」ではなく「遡上高」なのだそうだ。気象庁の発表によると、福島第一原発のあたりの津波高は5メートル前後だという。5メートルほどの高さの津波が福島第一原発の場所では地形など影響で14メートルほどになったが、それは「津波高」とは言わない。ところが、東電の報告書では14メートルという遡上高を津波高として報告書に記載しているのだ。

 市民の追及に対し、東電の説明はしどろもどろで答えになっていない。東電はもちろん津波高と遡上高の違いが分かっていながら、意図的に津波高を14~15メートルにしてしまったのだろう。こういう欺きをやっていたのかと思うと、今さらながら唖然とした。

 東電も国も、福島第一原発の事故は「想定外の大津波」だと言ってきたが、津波高が5、6メートルであるならこれはほぼ想定通りだということになる。ところが設計の際に「遡上高」を考慮していなかったため、想定どおりの津波にすら耐えられなかったということだ。

 もちろん、津波以前の問題として、地震そのものによって外部電源が喪失したし、配管が破損した可能性が高いので、津波対策をすればいいというものではない。

 院長さんの以下のブログ記事で浜岡原発のことに触れている。

浜岡のアキレス腱-取水槽:FUKUSHIMA Part2・・玄海も 

 現在停止している浜岡原発も、津波で取水塔が壊れる可能性があり、その場合はもちろん原子炉の冷却ができなくなりシビアアクシデントになるのだ。その点は九州の玄海原発も同じだという。

 こんな状態で停止中の原発を再稼働させるなどというのは、狂気の沙汰だ。

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