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2011年6月18日 (土)

福島の原発事故を食い物にするアレバ

 福島の原発事故のマスコミ報道では、汚染水の処理のことばかりが流れてくる。原発事故のあとにアレバが乗り込んできたときには、商魂の逞しさと原発推進にお墨付きを与えるためだろうと直感したが、原発企業の商魂の逞しさには辟易とする。

深層レポート やはりハゲタカか、アレバ社が狙う「さらなる旨み」(現代ビジネス)

 小出裕章さんは、汚染水をタンカーで柏崎に運んで処理することを以前から提案している。汚染水の処理は何も海外の企業に依存しなくても日本でできることだという。後藤政志さんも、ずっと前からタンカーの提案をしていた。ところが政府は手っ取り早いタンカーの提案はまったくの無視で、アレバに頼りっきりだ。その金額といったら目が飛び出るような費用だ。汚染水の処理装置はそれほど複雑なものとは思えないが、なぜこんな高額な費用がかかるのだろうか。アレバに大金を投じるのは、やはり原発利権を手放したくないからだろう。それにしてもアレバのあさましさには唖然とする。

 ところで、東電は高濃度汚染水処理システムを稼働させたところ、1カ月で交換予定だったセシウム吸着装置がたったの5時間で交換基準になったという。これは汚染水の濃度がものすごく高いことを意味しているのではなかろうか。それにしても、1カ月の予定が5時間しかもたなかったというのだから、東電の甘い予測が浮き彫りになった。

 原発事故の深刻な状況はまったく改善されていないどころか、暗礁に乗りあげてしまった感がある。汚染水は増え続け、海だけでなく地下水の汚染も懸念される。以下は日刊ゲンダイの記事だが、都内でも放射線量がかなり高いところがあるのが現実だ。

都内170カ所で放射線量を測ってみた(日刊ゲンダイ)

 東日本の各地で下水処理場の汚泥から放射性物質が検出されていることからも、相当量の放射線物質が舞い降りたのだ。福島どころか、関東などでも鼻血や喉の痛みなどを訴える人が多いというから、かなりの人たちが被ばくしたのだろう。これから日本がチェルノブイリのようになっていくのかと思うと本当に暗澹たる気持ちになる。

 そんな状態なのに、政府はなんと運転中止中の原発の再稼働を促したという。

原発:政府、再稼働促す 事故対策は「適切」 経産省、自治体に直接説明へ(毎日jp)

 その理由を、海江田経産相は「電力供給の不安、コストの上昇は国内投資への抑制、企業の海外への回避を呼び起こし、産業の空洞化を招く恐れがある」と説明したそうだが、まったく狂気の沙汰だ。欧米人がこのニュースを知ったなら、日本人の馬鹿さ加減に呆れるだろう。電力不足など、工夫次第で何とでもなるはずだ。日本でも過半数の人たちが原発の縮小や廃止を求めているのに、よくこんなことが言えるものだ。

 これまで日本国民は原子力ムラの住民にさんざん騙されてきたのだ。あの大橋弘忠という御用学者は、今は何も言えないではないか。

原発御用学者リスト@ウィキ 大橋弘忠 

 今こそ国民一人ひとりが強い意思をもって反対していかなければ、惨事は繰り返されるだろう。北海道の人たちは危機感が薄いように思えて仕方ないが、決して他人ごとではない。

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