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2011年4月15日 (金)

耕作放棄地の活用を

 福島第一原子力発電所の事故によって、周囲の地域では土壌の汚染が深刻化している。以下の北海道新聞の記事によれば、飯館村はすでに人が住めるレベルではないという。

飯館村「人が住めるレベルではない」京大助教らが現地調査

 これは京大助教らが調査して、公表したことだ。

http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1071

 放射能(放射性物質)に汚染されてしまった地域はもうしばらく人は住めるような状況ではないし、農業を続けることも困難だろう。地元の農家にとっては、住みなれた土地を離れるほど辛いことはないと思う。しかし、放射能汚染はこれからもしばらく続くだろうし、汚染した土地も増えていくだろう。土地の放射能汚染を現実問題として受け止めねばならない。こうなると、汚染されていない地域で、主食である米の作付けを増やしていく必要があるのではないだろうか。

 北海道では、減反政策によってあちこちに耕作を放棄したり畑に転換した水田がある。まずは、耕作を放棄して放置されている水田の復活を急ぐべきではないだろうか。 先日、北見に出かけた。北見といえば玉ねぎの産地として知られているのだが、実はかつては米を作っていたことが分かった。川には取水堰があり、畑の周囲には水路が張り巡らされているのだ。玉ねぎ畑は米の転作によるものだったのだ。それにしても、北見でも米を作っていたとは知らなかった。

 また、十勝の士幌町から音更町にかけて「富秋地区」と呼ばれているところがある。ここは音更川の氾濫原だ。つまり地下水位が高い。ここも昔は米をつくっていたという。しかし今では畑になっている。ところが、もともと地下水位が高いので大雨が降るとすぐに畑が冠水してしまう。このためにお金をかけて排水路を掘る計画がある。しかしこのあたりはザリガニの生息地となっており、排水路をつくるとザリガニの生息を脅かすことが懸念されている。ここも排水路計画などやめ、稲作に戻したほうがいいのではなかろうか。

 原発周辺の汚染された土地の農家の人たちに、将来的に北海道で米づくりをしてもらうことはできないのだろうか。原発からの放射能の放出はまだしばらく続くだろう。それを見越して、早めに今後の穀物の確保を考えておくべきだと思う。

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