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2011年4月26日 (火)

日本人は被ばくについてもっと知るべきだ

 私が学校に通っていた頃は、毎年のように結核検診のエックス線検査をされた。以前は私の居住している町でも毎年結核検診の案内がきて、行かないと催促状まで送られてきた。しかし、エックス線検査で被ばくすることはできる限り避けるべきだという情報を得てからは検査を無視した。エックス線検診では、妊娠しているかどうかが必ず問われる。妊婦には大きな影響があるからそのように決められているのだ。放射線を浴びることが人体にいいわけがない。これまでどれほど無意味で有害な検査をさせられてきたのかと思うとゾッとした。

 以前書いた「過剰医療はなくせるのか」という記事でも触れているが、日本の病院に設置しているCT機器は世界中の4分の1を占めているという。そして、治療で患者さんが受ける放射線の被ばく量は、欧米の2倍以上なのだ。検査漬け医療によって必要のないエックス線検査までしているのが現状だ。がん検診によって、がんによる死亡者が減るという立証はされていない。むしろ過剰な検査ががんを引き起こすことすらあり得るのだ。日本人は意味もない有害なエックス線検査を平気で受けていることになる。

 医療機関の関係者や我々市民の多くが、放射線被ばくについては無知なのだ。今回の福島原発の事故でも、100ミリシーベルト以下では問題ないというような発言をしている専門家がいるが、それ自体が恐ろしいことだ。放射能は目に見えないし色も匂いもない。エックス線検査の被ばく量を示して「安全だ」というほど馬鹿げたことはない。たとえば、はじめのうちは半年に1度レントゲンを撮るのと同じ程度の被ばくであっても、やがて3カ月に1度レントゲンを撮るくらいの被ばく量となり、さらに数日に1度レントゲンを撮るようなことになりかねないのだ。

 エックス線検査は外部被ばくだが、原発事故による被ばくは内部被ばくもある。そして何よりも恐ろしいのが、低線量でもずっと浴び続ければ何年もたってからその影響が現れるということだろう。知らず知らずのうちに、被ばくしてしまうのだ。

 放射能、原発問題などに目を向けて映画の制作をしている鎌仲ひとみ監督のトークショーの紹介が以下にされている。

微量放射能による被害は10年あとにやってくる・・・鎌仲ひとみ監督、「東京も汚染地域」放射能の恐ろしさを訴える。

 福島原発の事故では、とんでもない量の放射能が海と大気に放出され続け、収束の目途は立っていない。これから先も住民はじわじわと被ばくするだろうし、もし爆発したら放射能汚染は近隣地域だけでは済まなくなる。風向きによっては数百キロ離れていても汚染される。鎌仲さんが言っているように、自分で情報を集め、自分で考え、自分の責任で行動していかなければならないだろう。

 内部被ばくについては以下の木下黄太さんの記事も参考になる。

内部被爆という問題をどう考えるのか③沢田昭二名誉教授との話

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