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2010年12月12日 (日)

犯罪者に裁かれている日本国民

 生田暉雄弁護士が最高裁を訴えて闘っていることは、「驚くべき日本の裁判所事情」に書きましたが、この裁判の判決が10日に言い渡されたそうです。裁判官は10秒程度で判決を言い終えると、無言で法廷を後にしたとのこと。よほど、後ろめたい判決だという自覚があるのでしょう。この裁判長、まさにヒラメ裁判官(最高裁の顔色をうかがって判決を出す裁判官のことで、魚のヒラメに例えてそう呼ばれています)そのものではないかと・・・。以下の記事にその様子と生田弁護士の闘っている裁判の意味が詳しく報じられています。

最高裁による裁判官統制 ~生田弁護士が明かす「ヒラメ」の秘密~(三上英次)

 さて、三上さんの記事は生田弁護士の主張を分かりやすく紹介していますが、できれば以下の生田弁護士本人が書かれた文書をぜひお読みいただけたらと思います。世界からみて、日本の裁判がいかに遅れているのかがよく分かるのですが、この実態は国民としてあまりにも恥ずかしすぎて言葉もありません。

最高裁のウラ金-正常な司法なくして、正常な社会の発展はない(生田暉雄)

 生田弁護士は、最高裁がやっているのは犯罪行為(詐欺、背任、横領罪等)だと指摘しています。そして、「われわれ国民は、犯罪者による裁判を長年受けているのです」というのですから、国民はのほほんとしているわけにはいきません。

 生田弁護士によると、日本の行政訴訟の件数は年間1800件しかなく、これはドイツの500分の一とのこと。1800件のうち20%は門前払いされ、さらに市民の勝訴率はたった10%。日本は裁判所の数や裁判官の数も諸外国と比べると桁違いに少ないのです。裁判の費用を援助する法律扶助も、諸外国に比べて極端に少ないといいます。日本では、裁判を起こしたくても弁護士に依頼する費用も出せないという人が大勢いますが、そもそも庶民が裁判を起こしにくいシステムになっているわけです。そして、最高裁の裏金の仕組み・・・。この裏金は、どんなに少なく見積もっても、年間10億円は下らないといいます。これだけあったら、福祉や教育などにずいぶん回せるでしょうに・・・。さらに最高裁と行政庁のなれあいによる不正の隠ぺい。私たち一般の国民にとっては驚くべき実態が山盛りです。日本って、たいへんな裁判後進国なんですね。こういうことを知ってしまうと、もう唖然とするほかありません。

 現職のときに警察の裏金を実名告発した仙波敏郎さんは、裏金づくりに加担した警察官は犯罪者だといいますが、この国の国民は犯罪者集団によって捜査を受け、犯罪者によって裁かれていることになります。そして、マスコミは生田弁護士の主張をほとんど何も伝えません。この国では、裁判を利用した市民の権力監視も困難なうえに、マスコミも役立たずなのですから、救い難い・・・。

 とはいえ、救い難いと嘆いていてもどうにもならないので、微力でしかありませんが、せめてこうして記事にして皆さんに知ってもらう努力をしたいと思います。そして、こんな酷い司法事情の中で市民の立場にたって頑張っている弁護士さんたちには、声援を送りたいと思います。

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