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2010年5月10日 (月)

恐るべき携帯電話の脅威

 新聞の押し紙問題を報じているジャーナリストの黒薮哲哉さんが、携帯電話の基地局による電磁波被害の問題にも取り組み始めました。

携帯電話の基地局問題

 この問題については、私も以前「携帯電話の中継基地局は安全?」という記事で取り上げたことがあります。黒薮さんの記事によると、携帯電話の基地局からの電磁波によって健康被害が続出しているそうです。携帯電話が普及し、ブロードバンド化が当たり前になり、通信規模がどんどん大きくなるに従って基地局のアンテナが林立するようになりましたが、やはり健康被害が表面化してきたようです。

 そういえば、iPadがもうじき日本でも発売されるとのこと。こういう機器が普及すればするほど通信量はますます増加し、基地局はさらに増えていくのではないでしょうか。便利だと単純に喜んではいられません。

 黒薮さんが報じているのは、主に基地局からの電磁波の問題ですが、先日、ビッグイシュー日本版(ホームレスの仕事をつくり自立を応援する雑誌)142号で「遅れた警告 携帯電話の電磁波リスク」という特集記事があり、深刻な事態にかなり愕然としました。

 電磁波環境研究所の荻野晃也さんへのインタビュー記事によると、日本は欧米に比べ、電磁波問題に関する報道が極端に少ないのだそうです。新聞もテレビも携帯電話の宣伝をしているためでしょう。欧米では16歳未満の子供には携帯電話を使わせないのが常識とのこと。というのも子どもの脳は小さくて頭蓋骨も薄く、大人よりも電磁波の影響を受けやすく、5歳児だと脳全体に電磁波が入り込むのだそうです。小学生に平気で携帯電話を持たせる日本人は、かなり危険なことをやっているのです。

 また、携帯電話ユーザーには脳腫瘍が多いという研究があり、左側で携帯電話を使用している人は左側の脳腫瘍が、右側で携帯電話を使用している人は右側の脳腫瘍が2.5倍に増加しており、その反対側では増加が見られないとのこと。ほかにも、目のガンや頭痛、脳波の変動など、携帯電話が人体にさまざまな影響を与えている研究例が多数あるそうです。また、電磁波によって精子が減ることが明らかになっているので、男性がズボンのポケットに携帯電話を入れるのはやめたほうがよいとのこと。

 問題なのは、脳腫瘍や白血病などはガン化するまでに10年以上の潜伏期間があるということです。つまり、これから携帯電話の電磁波による健康被害がどんどん出てくる可能性があります。さらに、日本では電磁波の規制が非常に緩く、EUは日本の1万分の1に当たる規制値を目指しているというのですから、驚きです。これだけ携帯電話が普及してしまっているのに、規制を強化しない国や危険性を伝えないマスコミの責任は大きいでしょう。

 では、どうしたらいいのでしょうか? 携帯電話を持たなければ一番いいのですが、これだけ普及してしまった現在、そうもいきません。その対策のひとつは、なるべく携帯電話から距離を置くということです。電話をするときはイヤホン・マイクを使い、持ち歩くときはバックなどに入れるのが良いそうです。また、寝るときは電源を切るか、できるだけ頭から遠いところに置くこと。もう一つは、使用時間をできるだけ短くするということ。

 携帯電話という便利な機器を持った人類は、電磁波の脅威にさらされてしまったのです。利便性を追求すればするほど、必ずといっていいほど負の問題がまとわりついてくるように思います。

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