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2009年12月 4日 (金)

有識者会議への疑念

 昨日、ダムによらない河川整備を検討するとの目的で設置された「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の第一回の会合が開催されました。前原国土交通大臣は、「ダムという前提をリセットし、河川整備を根本的に考え直して」と要請したそうです。ところが有識者会議のメンバーは、ダムを推進してきた人たちばかり。

 たとえば、座長の中川博次氏は社団法人ダム・堰施設技術協会会長で 淀川水系河川整備計画技術検討会でダムを推進。道上正規氏は、ダム関連事業の受注者であるダム水源地環境整備センター理事長。鈴木雅一氏は砂防フロンティア整備推進機構理事。三本木健治氏は元河川局次長、山田正氏は八ッ場ダムの中止に反対し、辻本哲郎氏は国土交通省の河川整備基本方針検討小委員会で旧来の河川行政を容認してきた人物です。これまでダムの問題点を指摘してきた専門家は一人もいないというお粗末さです。

 いったいどのような理由でこんなメンバーが選ばれたのでしょうか? しかも会議は非公開だというのです。会議の内容は要旨だけがホームページに掲載されるとのことですから、誰がどんな発言をしたのかわかりません。このようなやり方は非常に恣意的と感じます。ダム推進派が雁首を並べている非公開の会議でどんなことが話し合われるのでしょう。この有識者会議で、前原国交相が見直しを決めた全国143ダムについて継続するかどうかを判断するというのですから、先行きは明るいとは思えません。

水源連もこの問題について警鐘を鳴らしています。

ムダなダム計画の中止を求めて 

 まさのあつこさんも、ご自身のブログでこの問題について詳しく書いています。

治水のあり方、有識者会議のあり方

 ところで、北海道の高橋はるみ知事のダム問題に対する姿勢も呆れます。ダム反対派の意見を聞こうともせず、賛成している自治体の意見だけを聞いて国に申入れをするというのですから、ダム推進の看板を首からぶら下げているようなものです。有識者会議では反対派の意見も聞くとしていますので、それ以下でしょう。

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