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2009年12月10日 (木)

NHKの偏った平取ダム報道

 今日の北海道新聞によると、高橋はるみ知事は9日に道内のダム事業に関する流域自治体首長との意見交換会を開催し、出席した30人全員がダム建設の推進を求めたために、国直轄のダム建設を予定通り進めるよう国に求めるそうです。これまでダム推進の立場だった首長がそう簡単に姿勢を変えるはずもなく、答えがわかりきっている上で意見交換会をやったということでしょう。

 ダムに反対している人たちの意見を聞こうとせず、税金を支払っている人たちの意見を聞こうともしない姿勢に、唖然とするほかありません。ダムの事業費はどこから捻出されると思っているのでしょうか? 反対派の意見に論理的な反論ができないので、反対派の意見を無視したのではないかと勘ぐりたくなります。知事としてこんなやり方を恥ずかしく思わないのでしょうか。

 先週の金曜日に放送されたNHKの「北海道クローズアップ」では平取ダムも取り上げ、ダム推進派の人たちと反対派の人たちを取材していました。この番組では2003年8月の大雨で水に浸かった額平川流域(沙流川の支流で、平取ダムの計画されている河川)の農地や住宅の映像を流し、水害を防ぐためにダムが必要だという住民の意見を紹介していました。

 しかし、2003年の洪水というのは未曾有の集中豪雨だったのです。このような極めて低い確率の集中豪雨の映像を見せ、水害ばかり誇張する報道はあまりにも不適切ではないでしょうか。

 水害を受けた地域は遊水地にして普段は農地として利用し、被害を受けた場合には補償する、住宅は将来的により安全な場所に移転してもらったり高床式にする、避難体制を確立するなどの対策をとることで解決できることではないでしょうか。ダムをつくるよりお金はかかりませんし、ダムによるさまざまな弊害を避けることができます。ダムを造ったなら、堆砂問題などは永遠につきまとうのです。

 NHKは、反対派の人たちにも集まってもらい4時間以上取材したそうです。ところが、放送されたのはほんの数分ほどでした。放送時間に制限があるので放送時間が短いのは仕方ないとしても、沙流川本流の二風谷ダムに関わることはすべてカットされ、重要な主張の多くが取り上げてもらえなかったそうです。NHKの報道姿勢はあまりにも偏っていると感じざるをえません。

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