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2009年11月19日 (木)

人口と環境問題

 国連人口基金が発表した世界人口白書によると、2009年の世界人口は昨年より7970万人増加して68億2940万人に到達したとこのと。日本は1億2720万人で世界では10位。この世界人口白書では地球温暖化問題を取り上げ、人口や男女の問題と温暖化との関連を分析しているそうです。そして、世界人口が抑制されれば温室効果ガスの排出は抑えられると指摘しているとのこと。

 人口が増えれば、必要な食料やエネルギーも増えるのは当たり前のこと。人口問題は環境問題に密接に関わっています。もっとも人口抑制に積極的に取り組むべき国は、温室効果ガスの排出量が多い先進諸国でしょう。

 地球温暖化の危機が叫ばれる前には、氷河期の到来による寒冷化が懸念されました。人類はかつての氷河期を生き抜いてきたのですが、その頃は人口も今とは比べ物にならないくらい少なく、人類は自然からの恵みで生活し、厳しい気候を生き抜いてきたのです。しかし、ここまで人口が膨れ上がったのも石油や石炭などの化石燃料に支えられてのこと。温暖化や寒冷化などの気候変動が人類の生存を大きく脅かすことになるのが自明である以上、単に化石燃料から自然エネルギーに変換するだけで対応できるとは思えません。将来を見据え、人口抑制を積極的に考えるときにきていると思います。

 昨年、北欧を旅行して感じたのは、国土面積の割に人口が少なくて街が小さいこと。フィンランドの首都ヘルシンキは、歩いて街中を巡れる広さです。このコンパクトな街にはとても驚きました。しかも公共交通機関はとても便利です。ちなみにガイドブックによると、フィンランドの人口は約520万人でヘルシンキの人口は約56万人とのこと。またスウェーデンは人口900万人で首都ストックホルムは78万人とのことです。高福祉社会を実現し環境問題にも積極的に取り組んでいる北欧は、おそらく人口や人口密度も適切なのでしょう。

 日本は高齢者が増えて少子化が進んでいるとはいえ、気候変動や環境問題を真剣に考えるなら、人口の抑制や人口密度の適正化も考えていくべきではないでしょうか。

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