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2009年8月18日 (火)

警察の裏金と冤罪

 JANJANに、愛媛県警の裏金を現職で告発した仙波敏郎さんの講演会の記録が掲載されています。裏金と冤罪のカラクリ、ヒラメ裁判官のこと、仙波さんのドキュメンタリー番組に圧力がかけられたことなどがユーモアを交えて分かりやすく語られていますので、是非お読みいただけたらと思います。

「日本警察の浄化をめざして」仙波敏郎氏講演(上)

「日本警察の浄化をめざして」仙波敏郎氏講演(中)

「日本警察の浄化をめざして」仙波敏郎氏講演(下) 

 この記事の中でとりわけ印象に残ったのは、仙波さんのドキュメンタリー番組をつくった放送局に対する圧力です。放送局に仙波さんの逮捕をちらつかせる圧力がかけられ、放送局からは「身を隠してほしい」と頼まれたそうです。それに対し、仙波さんは自分から警察に出向いて「用事はないか」、つまり自分を逮捕しないのかと尋ねたというのです。この度胸は見上げたものです。仙波さんには、放送10分前まで安否を気遣う電話があったそうです。

 仙波さんのように警察官が警察の犯罪である裏金について告発することは、とてつもない勇気と覚悟がいることなのです。嫌がらせの電話や手紙などは些細なことでしょう。警察組織を敵に回すというのは、警察から常に監視されるということに他なりません。警察官だからこそ、警察組織が何をするのか誰よりもよく分かっています。そして、告発者を支える方たちも、警察との圧力と闘わねばなりません。

 北海道警察の裏金を告発した元北海道警察釧路方面本部長の原田宏二さんは、著書「警察VS警察官」のエピローグで、「私を支えてくれた二人の盟友」とのタイトルで、元弟子屈署次長の斎藤邦雄さんと、市川守弘弁護士へ感謝の意を表しています。強い意志の持ち主である原田さんも、警察という国家権力と立ち向かうためには、理解し支援する方たちが必要だったということなのでしょう。告発者自身も弁護士などの支援者も、身が潔白でなければいつ逮捕されるか分かりません。たとえ潔白であっても、この講演に出てくる大河原さんのように、ありもしない罪をでっちあげられることもあるのです。

 かつて、大雪山国立公園に計画された士幌高原道路の反対運動をしていた頃、私のところには無言電話が何度もありました。推進していた関係者による嫌がらせではないかと思われます。地元の道路推進者が、私の個人情報を調べていたという情報もありましたから。また、事業者である帯広土木現業所が工事のための調査に入るとき、自然保護団体が現地のゲート前で抗議行動をしたのですが、そのときは駐車場の片隅に公安警察の車が止まっていて双眼鏡で私達をしっかりと監視していました。私達が野鳥観察用の望遠鏡で見返したところ、目をそらしましたけれど。自然保護団体が実力行使でもしないかどうかと見張っていたのでしょうか? 

 昨年は洞爺湖サミットのときに行われた市民デモで参加者が不当に逮捕されるなど、警察の異様な動きが目立つようになっています。警察の裏金は、虚偽の領収書による税金の流用ということだけではありません。仙波さんも「明日はわが身」と語っているように、私達市民はいつ警察によって冤罪をでっちあげられたり、不当逮捕されるか分からないのです。私達一人ひとりの問題として、裏金や冤罪問題を意識する必要があるでしょう。

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