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2009年8月29日 (土)

問題だらけの最高裁裁判官国民審査

 明日は衆議院議員選挙とともに最高裁裁判官国民審査があります。いつもおかしいと思うのは、選挙公報とともに配布される国民審査の広報では、まっとうな判決を出している裁判官かどうかよくわからないということ。あの広報の説明で、どれだけの人がきちんとした判断ができるのでしょうか? これでは、空欄で出しなさいといっているようなものです。そしてわからないからと空欄にしたら、自動的に信任にされてしまうのです。信任ならマル、不信任ならバツ、棄権なら空欄にすべきでしょう。

 わかりにくい説明とバツだけをつける方式によって、これまでに罷免された裁判官は一人もいません。これでは何のために国民審査をやっているのかわかりません。こんなおかしなシステムがまかり通っていることこそ、変えていく必要があります。

 また国民審査は任命後にはじめて衆議院議員選挙を向かえる裁判官が対象になるシステムのために、今回の審査では足利事件の菅家さんの冤罪を見逃した裁判官はすでに辞めてしまっているのです。冤罪を見逃した裁判官が対象にならないような審査のシステムには大きな疑問を感じます。

 ヒラメ裁判官をなくすという目的など、建前でしかないのでしょう。形骸化している国民審査ですが、やはりきちんと調べて不適切な裁判官にはバッテンをつけなければなりません。誰にバッテンをつけていいかわからない人は、投票用紙を受けとらないのが賢明のようです。

 日本民主法律家協会が、この審査の問題点や対象となる裁判官についての情報を掲載しているので、以下に紹介します。配布される広報には抜けている重要な判例も示されていることからも、広報では多くの人に知られたくない判例を恣意的に抜かしているとしか思えません。

第21回最高裁裁判官国民審査対象裁判官の横顔

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