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2009年6月 4日 (木)

ダムがもたらすもの

 昨日の記事の続きです。

P1000093  この写真は、羽幌川を渡ったときのものです。あまりのひどい光景に、思わず橋の上から写真を撮ってしまいました。奥に堰があるのが見えますが、ここは堰のすぐ下流です。堰を造ったために河床が低下し、こんなふうに基盤が露出してしまったのです。

P1000092  こちらは、下流側です。左側から支流が流れ込んでいますが、河床が著しく低下してしまったために、合流点では滑滝のようになって本流に注ぎ込んでいます。これを見れば、誰もが不自然な川であることを実感できるでしょう。ダム・堰によって川はすっかり変えられてしまいました。

 多くの方に知っていただきたいのは、こうしたダムの影響がいろいろなところに波及していくということです。決して他人事ではありません。

 稗田一俊さんのサイトから、その影響について引用させていただきます。

 「ダムがある川から魚がいなくなるだけでなく、ダムのある地域全体にも被害がでてきます。ダムに起因する川底の低下は、川岸の崩壊を招きます。そして川沿いの道路や農地・宅地などが崩壊するようになります。川岸が大量に崩壊すれば、発生した土砂が一時的に短時間で川底に堆積するために、川底が急速に上昇し、川から水が溢れる洪水被害にもつながります。ダムを造っては被害がでて、被害がでたら補修工事をする。その補修した場所は次の大雨で崩れて、再び、同じ場所の補修工事をする。その繰り返しになり、被害がどんどん広がっていくのです。ダムは人命財産に及ぶ被害を多発させ、川にすむ魚の数を減らし、海に流れ出した泥水は沿岸の水産資源をも枯渇し、取り返しのつかない事態を招く元凶であることが見えてきます」

 サンルダム、平取ダム、当別ダム・・・。税金を投入し、「無駄」どころか「自然を破壊し、災害の元凶となる」ダムを今でも造ろうとしていることを、私達はしっかり認識しなければならないでしょう。

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