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2008年10月27日 (月)

知名度が高ければ安心か?

 こんな記事がありました。

「文芸社」は安心なのか?

 この記事を書かれた方は、まず費用に疑問を持たれています。出版費用の一部を著者が負担するということなのに、なぜ200万円以上もかかるのか? まっとうな疑問です。この方は著者の負担金額に多額の利益が含まれていると気づかれたようです。

 相変わらず原稿を褒めたたえて勧誘しているようですが、このやり方も以前と変わっていませんね。そんなに素晴らしい原稿ならはじめから負担金なしの商業出版にするか、もっと負担額を抑えて印刷・製本の実費程度にするべきでしょう。

 負担金が高くて無理といえばローンを勧めるようですが、本がほとんど売れず期待はずれに終わっても延々とクレジットの返済をしなければならなくなります。自分の本を引き取りたいと思っても、本の所有権は出版社にありますから買い取らなければなりません。あとで「騙されたのでは?」と思っても、請求は信販会社から…。これがクレジットの怖さです。

 メールでの連絡方法を選んだのに、頻繁に電話で勧誘するというのも変です。電話とか面談での説明なら証拠が残りませんから、もし嘘をいって勧誘しても「そんなことは言っていない」としらばっくれることもできるでしょうね。

 文芸社はコンテストもいろいろやっていますし、やり方は倒産した新風舎とほとんど変わりません。こんな文芸社をガイドライン賛同事業者に認定しているのがリタイアメント情報センターです。「安心できる自費出版の環境作り」を目指しているとのことですが、不思議ですよね。どこが安心なんでしょうか?

 私は、概して小・零細出版社の方が誠実で志のある出版社が多いと思っています。自費出版社でも、商業出版社でも。出版社の知名度につられないほうが賢明なのではないでしょうか。

 ついでにいうと、費用だけで判断しないことも大切です。ハード面(印刷・製本)でもソフト面(編集・装丁)でもいい本をつくろうとしたら、ある程度の費用はかかるものです。もっとも編集も必要なく、安価に本をつくりたいなら印刷会社に直接頼むという方法もありますが。

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