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2008年10月 2日 (木)

なぜレジ袋だけなのか?

 道内の生協や大手スーパーでは、1日からレジ袋の有料化が始まりました。レジ袋については「レジ袋考」でも書きましたが、資源や環境問題のことを考えて使用を減らしていくべきです。

 それにしても、石油製品を減らすということであればなぜレジ袋ばかりが問題にされるのでしょうか? 石油製品ならレジ袋以外にもいろいろあるのに、レジ袋のことばかりが取り上げられるのは不思議だと思いませんか?

 例えば過剰包装。お菓子などの個包装が当たり前のようになってしまいましたが、ひと昔前には二重の包装などしていませんでした。それでもとりたてて問題はなかったのです。生鮮品に利用している発泡スチロールのトレーなども、どうしても必要だとは思えません。

 若い人たちはわからないかも知れませんが、40年ほど前は「プラゴミ」などというものはほとんどなかったと思います。それが、今は「燃やせるゴミ」より「プラゴミ」の方がはるかに多いような状況になってしまったのです。その大半は包装と容器です。

 ペットボトルも然り。ペットボトルが普及する前は、飲み物は水筒やポットに入れて持っていくのが当たり前でした。夏は冷たい麦茶、寒い季節は暖かい飲み物を入れていったものですし、私は今でもできる限りそのようにしています。

 登山のときもガスコンロを持参してお茶を沸かしたものですが、最近はそういう光景もほとんど見なくなってしまいましたね。大半の方がペットボトル飲料を持ってきます。

 発泡スチロールのトレーにしてもペットボトルにしても、回収してリサイクルすればいいという問題ではありません。化石燃料が有限であり環境問題と密接に関係している以上、石油製品の使用自体を減らしていかなければならないはずです。ところが、過剰包装やペットボトルを減らそうという動きがなく、レジ袋ばかりが問題にされるのです。

 レジ袋ばかりが槍玉に挙げられるのは、レジ袋の削減が消費者の努力に帰せられることだからではないでしょうか? 消費者がマイバックを持参すれば済むことですから、企業側の努力は必要ないのです。

 でも、包装をもっと簡易にしましょうという話になれば、商品を生産する企業の努力や販売する小売店の協力などが必要になってきます。それにペットボトルは買わないようにしましょう、などといったら飲料メーカーが反発するでしょう。そういえば、北欧ではペットボトル入りの飲料の種類がとても少なかったのですが、日本は多すぎますね。

 節電などもそうですが、この国では結局は消費者ばかりに環境対策が押し付けられ、企業側にはほとんど努力が求められていないのではないかと感じてしまうのです。

 国がもっと環境対策に本腰を入れることで、レジ袋よりはるかに効果的な石油製品の削減ができると思うのですが…。

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