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2008年9月 4日 (木)

NHKは中国に責任転嫁?

 昨日の北海道新聞(夕刊)に、「ナキウサギ番組『疑問』」とのタイトルの記事が掲載されていました。

 チベット高原に生息するクチグロナキウサギが大発生すると、日本に猛暑をもたらすと放送した「ちょっと変だぞ日本の自然3 風が吹けば○○が・・・大変だスペシャル」というNHKの番組について、「ナキウサギふぁんくらぶ」が、虚偽または非科学的な内容でナキウサギが不当に悪者扱いされたとしてNHKの放送倫理・番組向上機構(BPO)に抗議して訂正を求めたそうです。ところが、NHK側は訂正に応じない方針とのこと。

 この番組については私も「やっぱりNHKは・・・」で取り上げました。

 新聞記事によると、「ナキウサギふぁんくらぶ」と共同で意見書を出したナキウサギの研究者である川道武男氏(元大阪市立大助教授)は、クチグロナキウサギのつがい形成時期は草丈が伸びる前の雪融け直後であり、雌雄は地下トンネルの中で頻繁に出会うこと、鳴き声で自分の存在を知らせることを指摘し、草丈の変化による大発生説は荒唐無稽だとしています。

 これに対してNHKは、「西北高原生物研究所は草丈を高くすると、ナキウサギが減るという実験結果を得ている。生息密度が十年で倍増したデータもあり、同研究所は『大発生と言える状況が続いている』と結論づけている」として反論しているそうです。

 NHKはその研究データを入手してきちんと検証したのでしょうか? 川道氏の指摘をどのように受け止めているのでしょうか? 新聞記事ではそれについての説明がありません。中国の説明を鵜呑みにしてそのように主張しているのであれば、「中国がそういっているのだから、NHKには責任がない」と中国に全面的に責任転嫁していることになります。

 報道機関は番組を制作するにあたって、必要に応じて専門家の意見を聞き、誤りのない番組をつくるよう心がけるのが常識です。何しろ大勢の人が見て信じてしまうのですから。もし不適切な報道をしてしまったなら、きちんと検証して訂正するのが報道機関のあるべき姿勢でしょう。

 NHKの姿勢は無責任だと思えて仕方ありません。

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