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2008年8月 2日 (土)

北海道は大規模林道中止の決断を!

 昨日は、北海道新聞朝刊一面に「大規模林道の中止検討」との記事が掲載されました。北海道は、緑資源機構から「山のみち」として受け継いだ大規模林道(緑資源幹線林道)のうち、未完成になっている7区間の大半の建設中止を視野に検討に入ったという記事です。

 そもそも大規模林道は緑資源機構という天下り組織の存続のためにつくられてきたような道路です。その緑資源機構が談合の発覚で解体したにも関らず、道路だけは「山のみち」と名前を変えて地方自治体の事業として押し付けたのです。

 北海道は、費用対効果や自然への影響を検討するとして今年度は事業を見送っていましたが、この報道で大半は中止したいとの意向を示したといえるでしょう。住民説明会を開催して意見を聞いたうえで、年度内に結論を出すようです。

 新聞記事では「厳しい自治体財政や環境への影響などから、大半の路線が建設中止になる可能性が高い」としていますが、「滝雄-厚和」線の「滝上-白滝」区間のように進捗率の高い区間(87.6パーセント)もありますので、まだまだ油断はできません。

 この大規模林道は、完成すると地元の市町村に管理が移行するのです。大雨や台風のたびに崩壊を繰り返している道路ですから、地元の負担は大変なものになるはずです。

 今日の北海道新聞の帯広・十勝版には、足寄町と陸別町の「中止もやむを得ない」「事業中止は予想していた」という冷静なコメントが掲載されていました。

 この大規模林道は、1973年に林野庁が策定した「大規模林道開発構想」に位置づけられたもので、全国32路線が計画されました。全国各地で反対運動が起こりましたが、35年が経過した今、北海道3路線の進捗率は45.8パーセントです。無駄な道路がこんなに造られてしまったともいえますし、半分もできなかったいう見方もできます。

 昨日は、北海道新聞の報道を受けて大規模林道問題北海道ネットワークが道庁記者クラブで記者会見を開き、中止を求める声明を発表しました。費用対効果などについてなにも説明できない北海道は、きっぱりと中止の姿勢を示すべきでしょう。

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