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2008年4月 9日 (水)

河原を彩るケショウヤナギ

 殺風景だった冬の河原も、フキノトウが顔を出し、カラスが巣づくりをはじめ、ヤナギの花がほころびはじめて少しずつ春めいてきました。

Kesyouyanagi1  ヤナギの若い枝は若草色、赤、黄色…とカラフルに色づいています。その中でもひときわ目を引くワイレッドの枝先のヤナギは、ケショウヤナギです。ケショウヤナギの紅色は特に濃い色をしているのですね。写真は、先日訪れた諸滑川のケショウヤナギです。この日は曇っていたのであまり色が鮮明ではありませんが、実際にはもっと明るい色です。

 まだ葉が伸びていない今の季節はケショウヤナギの枝先の深い紅色がとてもよく目立つので、簡単にほかのヤナギと区別することができます。葉が茂ってきても、葉が小さく樹形も独特なので、慣れると遠くからでも区別できます。

Kesyouyanagi2  ケショウヤナギは砂利河原のあるところに生育しているのですが、洪水などで河川敷が洗われて砂利が露出したところに種子が散布されると一斉に芽を出して群生するのです。若木が密生しているところは遠くから見るとサンゴソウのような色合いでとても綺麗です。

 ケショウヤナギという名前は、若い枝に白粉がついていて化粧しているように見えるところからきているのですが、若い枝に白い粉をふくヤナギはほかにもありますので、それだけで区別してしまうのは危険です。新聞に紹介された新産地の記録が、誤った同定によるものだったことがあります。

Kesyouyanagi3  新緑の季節になると明るい緑の葉に覆われてしまうので、綺麗な紅色に彩られているのは冬から春の間です。でも、ヤナギのカラフルな枝の色というのは、何か意味でもあるのでしょうか?

 十勝地方では広く分布しているケショウヤナギですが、砂利のある河原があればどこにでも分布しているとというわけではありません。分布が限定されているので、国のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

 ケショウヤナギの不思議な分布の話は、またの機会に。

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