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2008年4月14日 (月)

平取ダムは愚の骨頂

 先日は「土砂で埋まる二風谷ダム」について書きましたが、同じ愚行を繰り返そうとしているのが平取ダムです。

Biratoridamu  平取ダムは二風谷ダムの少し上流で沙流川に注ぎ込んでいる額平川(ぬかびらがわ)の峡谷に建設が予定されているダムです。

 沙流川本流に建設された二風谷ダムは水深が浅くて湛水面の広いダムですが、峡谷につくられる平取ダムはそれとは対照的に深いダムです。しかもこのあたりの斜面は崩落を繰り返しているところ。こんなところにダムを造ったらすぐに土砂が溜まるのは目に見えています。そして、流れを堰き止めたダムの底には必ずヘドロが溜まるのです。

 ダムを建設する北海道開発局も、二風谷ダムの経験から平取ダムを造ったら大量の土砂が溜まってしまい、洪水調節機能を保てなくなると学習したようです。それならばダム建設はやめるのが筋でしょう。ところがどうしたかというと、何と「排砂ゲート方式」にするというのです。融雪期にダムの下部に設けた排砂ゲートから溜まった土砂、つまりヘドロを流すということです。

 同じことをやって大変なことになったダムをご存知でしょうか。富山県の黒部川に造られた二つのダムです。ヘドロを流したので大量の魚が死に、河口部では大きな漁業被害を出して裁判にもなりました。

 そもそも二風谷ダムの洪水調節という目的は破綻しているのに、上流にさらにダムをつくって今度はヘドロを流すというのですからとんでもない話です。河川や海にヘドロを流して汚染してしまうことが予測されます。国はそんなダムに今後461億円もの税金を投入するというのです。しかもその費用の15パーセントは北海道が負担することになっています。

 二風谷ダムの経験を生かすなら、これ以上のダムの建設は中止するべきでしょう。愚行に税金を投入するだけです。

 北海道の自然保護団体などは開発局に質問書を出したのですが、開発局は二風谷ダムではヘドロは確認されていないなどと釈明しています。二風谷ダムの堆砂の予測もいい加減だったということでしょう。

 黙っていたら何の反省もなくどんどん無駄なダムが造られていく。それがこの国の現実です。

 写真は建設現場の入口に立てられている建設反対と書かれた立て札です。

 以下は、昨日のJANJANに掲載された記事です。

まやかし 排砂ゲート方式採用 北海道・平取ダム

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