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2008年3月 9日 (日)

国立公園と自衛隊の演習場

 昨日の北海道新聞によると、防衛省は陸上自衛隊上富良野演習場に隣接する大雪山国立公園内の国有林589ヘクタールを、1995年から演習場用地として買い取っていたそうです。買収の理由は、射撃訓練の着弾地がぶれる可能性があるからとのこと。国立公園内に弾が飛んでいく可能性があるということなのです。

 新聞記事によると、現場には演習場とわかる標識もなく、市民が山スキーなどで入山しているそうです。これに対して自衛隊側は「市民が立ち入り禁止区域に勝手に入ったことになる。今のところ、立入り禁止を広報するなどの考えはない」とのこと。拡張部分に看板などを設置することも考えていないようです。この強弁には呆れます。

 然別湖の近くにも大雪山国立公園に隣接する演習場があります。ここでの射撃訓練の音はあたり一面に響き渡り、かなり遠くにも届きます。ナキウサギをはじめとした希少な動植物の生息地の脇でドカン、ドカンと凄まじい音をたてているのですから、以前から「こんなところで射撃訓練とは・・・」ととても気になっていました。しかも砲弾が行方不明になったとか、流れ弾が農家のビニールハウスの支柱に刺さったなどの不祥事が起きています。

 安全性の面ではもちろんのこと、国立公園という自然の保護を優先すべき森林を射撃訓練の場とするとは、どう考えても不適切です。土地を売った林野庁も、国立公園の管理者である環境省もなぜこうしたことを国民に知らせずに内々に済ませるのでしょうか?

 またまた女性自衛官の人権訴訟や、イージス艦の事故のことを思い出してしまいました。

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