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2008年3月29日 (土)

北海道の高速道路は無駄の典型

 道路特定財源の問題で、福田首相は2009年から一般財源化する提案をしましたが、これだけでは本気で道路改革に取り組むという姿勢が感じられませんね。2009年度からなどといわずに早急にすべきですし、道路整備中期計画は撤廃しなければ・・・。

 高速道路のことについては「高速道路と医療崩壊」でも書きましたが、北海道の高速道路は本当に問題です。

 昨年は道内のいろいろなところに出かけ、高速道路の建設現場なども通りかかったのですが、北海道の呆れる高速道路建設のことは本州の人にも知ってもらいたいですね。

 たとえば旭川紋別自動車道という建設中の高速道路があります。この道路にそっては遠軽まで鉄道(石北本線)が通っています。また国道もあるのですが、もちろん交通量は少なくてガラガラです。本州の人が見たなら、この車の少なさに驚くのではないかと思います。なぜ、混んでもいない道路があるところに並行して高速道路を造らなければならないのでしょうか? いったいどれだけの人が高速道路を望んでいるのでしょうか?

 ここでは工事のやりやすいところから建設しているようなのですが、山の中の急峻な地形のところは当然のことながら難工事になるのです。山を削り谷に橋梁をかけて造っていくのですから、工事費もかなり巨額になっているはずです。

 そびえ立つ橋梁ひとつを見ると、「このコンクリートの塊にいったい幾らかかっているのかしら?」と思ってしまいます。そんな道路のために自然が容赦なく破壊されている現場を見ると怒りがこみ上げてきます。

 帯広・広尾自動車道も同じで、すぐ近くに国道があるのです。帯広の市街地を抜ければ、広尾まで国道はガラガラです。地方は人口だって減っているのですから、これから交通量が増えるとは思えません。

 高速道路を促進する人たちは、しばしば農水産物や宅配便などの輸送が早くなることをメリットとして挙げますが、今以上に早くする必要がどれだけあるというのでしょうか? 私たちは利便性だけを求めつづけていくべきなのでしょうか? 「少しでも早く」と求めれば求めるほど、運輸業者にも負担がかかっていくのです。

 北海道で造りつづけている高速道路は、まさに無駄な道路の典型ではないでしょうか?

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