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2008年1月 1日 (火)

半医半農のはげあん先生

 あけましておめでとうございます。

 「鬼蜘蛛おばさんの疑問箱」というブログタイトルからついつい批判的な記事が多くなってしまうのですが、元旦でもある今日はちょっと雰囲気を変えてユニークで魅力的な「人」について紹介しましょう。

 我が家のかかりつけのお医者さんは「はげあん診療所」の安藤御史先生。「はげあん」と聞いて?!?と思うでしょう? 「はげあん」は安藤先生のニックネームで、漢字で表すと「禿安」。風貌がご想像いただけると思います。

 もちろん、この診療所名は周囲の人たちから反対されたそうです。でも、今はみんなに「はげあん、はげあん」と呼ばれて親しまれています。髪の毛が薄くなってくると、とても気にする男性が多いですよね。でも、そんなことは一向に気にせず医院名にしてしまうなんて、なかなかたいしたもんではありませんか。

 診療所では内科も診ていますが、安藤先生の専門は整形外科です。その世界では大変有名なお医者さんなのです。

 病院勤めをやめてから、かねてからあたためていた夢を実現すべく上士幌町の町外れに土地を入手して診療所と畑をはじめました。夏は早朝から庭の畑の手入れに余念がありません。もちろん無農薬です。診療所の庭先には畑とビニールハウスがあり、診療が終るとそそくさと畑へ・・・。

 名医さんが小さな町で畑を耕しながらお医者さんを開業しているというわけです。半医半農で、シンプルライフを実践しています。現代の「あかひげ先生」といったところでしょうか。

 庭先では羊やブタも飼っています。羊は毛を刈るだけではなく食用にも。庭先で食用の家畜を飼っているなんて、今ではとても珍しいですよね。また、夏は地元の朝野球のチームで練習に励み、夜はミニバレーも。最近は熱気球にも挑戦しています。

 さらに夏になるとチェルノブイリの原発事故で被曝したベラルーシの子供たちを保養のために預かっています。その子供たちというのが大変なやんちゃ坊主ばかりなんです。日本では絶滅危惧種になってしまった、いわゆる「悪ガキ」といわれるような元気いっぱいの子供たちです。はげあん先生のバイタリティーはどこからくるのでしょうか。

 そしてもうひとつの顔は、十勝自然保護協会の会長さん。十勝自然保護協会は、かつて全国的にも知れわたった大雪山国立公園に計画された「士幌高原道路」の反対運動の矢面に立って活動したNGOです。建設をごり押ししようとする北海道と熾烈な戦いとなり、地元の新聞ではしばしば話題になりました。

 士幌高原道路の反対運動の際には全道の自然保護団体が結集し、「ナキウサギ裁判」も起こして反対運動を繰り広げ、道路建設は中止に追い込まれましたが、当時の及川裕会長のあとを引き継いで会長をしているのが安藤先生です。

 安藤先生は、反戦などの活動にも積極的に参加しています。自然保護と平和問題というのは共通しているんですよね。

 風邪が流行っているせいか、冬になってから「はげあん診療所」には大勢の患者さんが詰めかけているようです。日ごろはほとんど医者に行かない私も、昨年はアクシデントがあって右掌の小指を骨折してしまいお世話になりました。僻地医療が切り捨てられていく中で、身近に頼れるお医者さんがいるのは大助かりです。

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