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2007年12月19日 (水)

ゴア氏のエコ住宅への疑問

 「不都合な真実」で、地球温暖化問題の深刻さを訴えノーベル平和賞を受賞したゴア元米副大統領が、豪邸を改修してエコ住宅にしたそうです。

 ゴア氏の豪邸は部屋数が多く世帯平均の20倍以上もの電力を消費するとして、環境保護団体から批判されていたので、ソーラーシステムや地熱暖房などを取り入れて、徹底的にエコ住宅に改修をしたとのこと。

 それを、環境にやさしい住宅として評価する専門家もいるとか・・・。

 でも、批判した人たちはその改修で納得したのでしょうか? 彼らはゴア氏がエコ住宅に変身させることを望んでいたのか、疑問を感じざるをえません。

 大改修は裕福だからこそなせる業です。お金をかけた大改修には底辺の人たちへの配慮がまったくありません。富裕層に対し、エコ住宅への評価をアピールしているかのように感じられます。でも、地球温暖化でまっさきに生活を直撃されるのは、貧困層の人たちなのです。

 住むところさえ事欠く貧困層の人たちにとっては、ゴア豪邸のエコ住宅など他人事でしかないでしょう。まず、貧富の差がそのような豪邸の所有を許しているのです。そして環境問題は格差の問題と直結していることを、彼はどの程度深刻に考えているのでしょうか?

 ゴア豪邸は部屋数が多いといいますが、本当にそんなに多くの部屋が必要なのでしょうか? 改修を全面否定するつもりはありませんが、まずは常時使う部屋を限定し、使用するエネルギー量を極力減らす努力をするべきではないでしょうか?

 ゴア氏の「不都合な真実」は、地球温暖化問題を広めたということでは評価できますが、やはり環境問題の底深さまで抉りだしているとは思えません。

 元副大統領が危機を訴えることだけなら比較的容易なのです。大国の巨大な資本が底辺の人たちを犠牲にしながら地球を蝕んでいることや自国の責任について訴え行動しなければ、「不都合な真実」も真実味が薄れてしまうのです。

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