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2007年6月23日 (土)

環境宣言の前にまず実践を!

 21日の北海道新聞によると、高橋はるみ知事は、来年7月の洞爺湖サミットに向けて環境への取り組みを国内外に発信する「北海道環境宣言」(仮称)を制定する方針を示したとのことです。

 環境保全に力を入れるのはもちろん歓迎です。でも、それにはこれまでやってきたことへの反省と実践がなければならないのではないでしょうか。

 高橋知事は、ここ数年、十勝の林道で毎年開催されている国際ラリーを支援してきました。北海道に国際ラリーが誘致された当初、北海道は国際ラリーに補助金を出していたのです。このラリーは絶滅危惧種やナキウサギなどが生息する地域で行われており、これらの絶滅危惧種をはじめとした野生生物に悪影響を与えるとして、自然保護団体が反対をしています。北海道自身が絶滅危惧種に指定している生物が生息しているのに、北海道はそれらの保護についてなんら具体的対策を打ち出していません。

 北海道は大規模林道(緑資源幹線林道)にも巨額の税金を支出しています。支出の根拠も明確に説明できないまま、多額の負担金や受益者負担をしているのです。

 さらに、森林伐採問題やダム問題、ナキウサギの天然記念物指定にも消極的。道内各地の天然林が過剰に伐採され、違法な伐採も指摘されています。環境破壊につながるとして疑問視されているダム計画もあります。

 本当に環境問題に真剣に取り組むのなら、まず現状をきちんと認識し、すぐにでもやるべきことがあるのではないでしょうか? 環境税だけで天然林破壊が守れますか? 二酸化炭素排出削減目標をたてるのなら、多量の排気ガスと爆音をとどろかせて野生動物を脅かす自動車ラリーを支援するなど問題外ではありませんか? 

 直面している環境破壊、自然破壊の問題を棚にあげて「環境宣言」を謳ったところで、空しいだけではありませんか?

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