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2007年5月30日 (水)

webはクモの芸術作品

Dscn1891  webと聞いたらインターネットのことしか頭に浮かばない人がいるかもしれませんが、webを辞書で引くと「クモの巣」とか「クモの巣状のもの」と書かれています。インターネット上のサイトのことをwebsiteとかwebpageなどといいますが、もともとはクモの網からきているんですよね。クモの網のような通信網ということなのでしょう。写真の網は小さなサラグモの仲間の網なのですが、これを見れば、「なるほど」と思いませんか? そうそう、ブログもweblogの略です。

 一般の方はクモの網のことを「クモの巣」と呼びますが、クモの研究者の多くは「巣」とはいわずに「網」と呼びます。なぜなら、クモの網は餌を捕るための罠であり、子育てをする巣とは役割が違うからなのです。ハチの巣とか小鳥の巣、獣の巣穴といったら、子育てをするところですよね。たしかに網に卵のう(卵の塊を糸でくるんだもの)をつけているクモもいますが、網の目的は餌の捕獲なので、ふつうは巣とは区別しています。

 さて、多くの人は「クモの網」といったら円い網を思い浮かべるでしょう。野山を歩いていてうっかりクモの網にかかってしまい、クモが頭や服を這いまわって「キャー!」なんていう経験を持っている人もいると思います。山道の空間はクモが網を張るのにちょうど良いのか、よく円い網が張られていますから。でも、そう毛嫌いせずによくクモの網を見てください。あの円い網に朝露がついてキラキラと光っている光景は、なんとも素晴らしい自然の芸術品ではありませんか! そして、あの小さなクモがどうしてこんなに精巧な網を作れるのだろうかと、いつも見とれてしまうのです。

 ところで、クモの網は円網だけではなくいろいろな形があります。扇形の網やお皿のような形の網、シート状の網、ドーム型の網などなど・・・ そんなクモの芸術作品を標本にしている女性がいます。クモの網の世界を覗いてみたい方は、船曳和代さんのホームページ をご覧ください。クモの網って、不思議だと思いませんか?  そして網の世界に興味を持った方は、身の回りのクモの網を探してみませんか?

 遠くに行かなくても、庭木や垣根にもクモは棲んでいます。家の中で網を張っていることも。ちょっと野山に出かければ、いろいろな網に出会えるはずです。でもね、すべてのクモが網を張るわけではないのです。網を張らないで素手で餌を捕まえるクモもたくさんいるのです。やっぱりクモって不思議な動物です。

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