2021年11月26日 (金)

センチコガネ

 センチコガネはオオセンチコガネと同様に色彩に変異があるものの、センチコガネの方が全体的に黒っぽくて光沢も鈍い。大きさもオオセンチコガネより小さく、14~20mm。私の居住地ではオオセンチコガネよりもセンチコガネの方がよく見かける。

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2021年7月20日 北海道十勝地方

 

2021年11月24日 (水)

オオセンチコガネ

 オオセンチコガネは金属光沢を持つ美しい糞虫。体長は20mmほどある。体色は地域によって変異が大きく、青色、緑色、赤色っぽいものなど様々のようだ。私の住む十勝地方では緑色と金緑のものが見られる。今年は散歩中に2度見かけたが、飛んでいる姿はまるで空飛ぶ宝石のよう。

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緑色の個体 2021年8月30日 北海道十勝地方

 

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金緑の個体 2021年6月12日 北海道十勝地方

 

2021年11月17日 (水)

アトボシハムシ

 頭部と胸部がオレンジ色で、上翅は淡褐色の地色に三つの黒斑があるが、斑紋は変異があり、前方中央の黒斑がない個体や無紋の個体もいる。体長は5mm前後。

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2021年7月13日 北海道十勝地方

 

2021年11月15日 (月)

アカビロウドコガネ

 全身が赤褐色をしていているアカビロウドコガネ。体表に短毛が生えていてビロード状のためにツヤはあまりないコガネムシ。上翅に縦条がある。体長は10mmほど。幼虫は植物の根を食べる。

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2020年6月5日 北海道十勝地方

 

2021年11月12日 (金)

アカオビカツオブシムシ

 東京にいた頃はカツオブシムシと言えば3mmほどのヒメマルカツオブシムシしか見たことがなかった。ところが北海道には体長が7mmほどもある大型のアカオビカツオブシムシが普通にいてその大きさと派手な色合いに驚いた。上翅の赤色がよく目立つカツオブシムシで、私は室内でしか見たことがない。

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2021年9月5日 北海道十勝地方

 

2021年11月 8日 (月)

アオゴミムシ

 散歩をしていたら、緑色をした甲虫が走って落ち葉の下に潜り込むのを目撃した。緑色の上翅を持つアオゴミムシだった。写真を撮ろうとしてもすぐに落ち葉の下に隠れようとするのでなかなか全身の写真が撮れない。ようやく撮ったのがこんな感じ。体長は14mmほど。今年は散歩中に二回見かけた。

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2021年6月15日 北海道十勝地方

 

2021年11月 6日 (土)

アオカミキリモドキ

 少し間が開いたが、甲虫の紹介を続けたい。

 アオカミキリモドキは、上翅が光沢のある青緑色で歩脚・頭部・胸部がオレンジ色をした美しい甲虫だが、この派手な色は警告色。体はとても柔らかく毒を持っており、体液が皮膚に触れると炎症を起こすので要注意の昆虫。ヤケドムシなどとも言われる。体長は11~15mm。

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2021年9月2日 北海道十勝地方

 

2021年10月30日 (土)

クモの絵を描く楽しみ

 前回の記事の最後にクモの標本画のことを書いたら、何と「楽しみにしている」というコメントをいただいた。今まではクモの生殖器や背面図のペン画は描いていたものの、彩色した標本画は描いたことがなかった。今年になって手頃そうな色鉛筆でお遊び感覚でクモの絵を描いてみたら何やらとても楽しく、私の性に合っているようだ。そんなわけでクモの標本画が新たな趣味になった。

 ブログでの絵のアップはどうしようかと迷ったが、サイズを少し小さくした画像ならまあいいかと思い、リクエストにお応えして何枚かをアップしようと思う。すべてB6サイズのケント紙に色鉛筆で描いている。いずれも雌。

 昆虫だと脚を整えて展足し乾燥標本にするが、体の柔らかいクモの場合はエチルアルコールの液浸標本にする。だから標本によって脚が縮こまっていたり伸びていたり、向きもてんでんばらばら。そんな状態のクモ標本を実体顕微鏡をのぞきながら下描きし、脚を伸ばした標本画に仕上げるので、けっこう厄介だ。しかも、液浸標本は退色していることが多く、特に緑や黄、赤などの色は生時の色がほぼ残らない。そこで彩色の時には写真などを参考することになる。

 まずは描きやすそうなものからと、コガネグモ科のクモ(オニグモの仲間で、ほとんどが円網を張る)から描いているので、その中から北方系のものをいくつか選んでみた。

 

【キタグニオニグモ】

Kitaguni

 北方針葉樹林に棲む地衣類に擬態した緑色の美しいクモ。北海道の他、本州の山地にも生息しているが多くはないようだ。私がこのクモを始めて見たのは南アルプスの北岳に登ったとき。中腹の標高2200mほどの針葉樹林だった。北海道でも山地の針葉樹林帯(標高ではおよそ700m~1000mほど)に行かないと見られない。腹部の緑色は個体によって変異があり、エメラルドグリーンのものもいる。

 

【キンカタハリオニグモ】

Kinnkatahari

 このクモも北方針葉樹林に生息し、分布はキタグニオニグモとほぼ重なる。腹部の色彩には変異があるが、両側が緑色をしているものが一般的だ。「日本産クモ類成体図鑑」(東海大学出版会)には腹背が鮮やかな緑色の非常に美しい個体の写真が掲載されているが、私はそのような個体は見たことがない。

 

【コウモリオニグモ】

Koumori

 コウモリオニグモは日本では北海道でしか記録されていない。私はハイマツ帯でしか見たことがないが、「日本のクモ」(文一総合出版)には平地から山地に生息するとなっている。腹部の斑紋には変異がある。

 

【キバナオニグモ】

Kibana

 大型のクモで、北海道では林縁や草地など開けた環境で普通に見られるが、本州では数例の記録があるのみ。私の居住地では近年は少なくなってきたように思う。

 

【アカオニグモ】

Aka

 北海道では平地から山地まで草地などの開けた環境に生息するが、本州では高原に行かないと見られない。夏に成熟し、秋が深まるにつれて腹部が赤色に色づき晩秋には深い赤になる。。

 

【ニワオニグモ】

Niwa

 北海道では主に山地に生息するが、平地でも見られることがある。ただし、平地では定着していないと思われる。本州では稀。オレンジ色のとても美しいクモ。

 

【マユミオニグモ】

Mayumi

 シックな色合いの大型のクモ。山地に生息するが、生息域は限られる。北海道産の個体を元に新種記載されたが、本州中部の高原にも生息しており、オニグモのように建物の軒先などに円網を張る。

 

【マツダタカネオニグモ】

Matsudatakane

 北海道の固有種。然別火山群などの岩塊地に生息し、岩の間に垂直円網を張る。岩に付着する地衣類に擬態している。雌雄ともに成体が見られるのは6月頃で、盛夏には成体は姿を消してしまう。

 

2021年10月19日 (火)

昆虫写真の楽しみ

 私はこれまで写真を撮って楽しむという趣味はなかった。若い頃は野鳥を見に日本中を旅行したり、登山もしたけれど、そんなときもカメラは持っていかなかったので、旅行とか登山の写真がほとんどない。私の父は小西六(小西六写真工業株式会社)に勤めていて写真好きだったし、母もその影響を受けてか高齢になってもよく写真を撮っていた。しかし、なぜか私は写真に興味を抱くことはなかった。記録写真を撮るために一眼レフのカメラも持ってはいたが、そう頻繁に使っていたわけではない。もちろんこれはフイルムカメラの時代の話だ。

 その後、デジカメが主流となり、コンパクトデジカメでもかつての一眼レフのマクロレンズなみの接写撮影が手軽にできるようになってからは、クモの写真なども少しは撮るようになった。それでも写真が趣味ということはなかった。

 そんな私が、クモだけではなく昆虫の写真も撮り始めたのは、それまで使っていたコンデジに不具合が生じ、オリンパスのTG-6という超接写撮影ができるコンデジを購入したことがきっかけだ。2020年の春からは、散歩にはいつもこれを持ち歩くようになった。私は子どもの頃から昆虫が好きだったが、野鳥やクモに興味を持つようになってからは昆虫からは遠のいていた。ところが、カメラを持っていると自然と小さな昆虫にも目が行く。不思議なことに、今までは散歩をしていてもほとんど目に留まらなかった数ミリの昆虫にも気づくようになった。しかも昆虫は種類も数もクモよりずっと多い。

 そんなわけで、昆虫を見つけるたびについつい写真を撮るようになった。初めて見る昆虫やとびきり色彩や斑紋の美しい種に出会うと、子どもの頃にかえったように胸が高鳴る。写真を撮ればその昆虫の種名が知りたくなり、手持ちの図鑑やネットで調べることになる。私の場合、クモや昆虫の写真を撮りたくてカメラを買ったというより、超接写のできるカメラを手にしたことで今まで以上に小さな生き物に興味がわき、写真を撮りたくなったという感じだ。

 ただし、なぜか芸術的な写真を撮りたいという気持ちが全く起きない。というかそういう欲がない。つまり、あくまでも記録写真だ。クモの場合は必要だと思う個体は採集して標本にするが、昆虫まで標本にする気は全くない。その代わり、写真を撮ることで身の回りにどんな昆虫がいるのかということに今まで以上に興味を持つようになった。

 もちろん昆虫の場合、写真だけでは同定できない種が沢山いるし、そもそもまだ記載さえされていないものもある。そういう昆虫は種名が分からなくても仕方ない。ただ、写真を撮ることによって、今まで知らなかった昆虫の世界が少しだけ垣間見えるようになった。生態をじっくりと観察するというわけではないが、カメラ一つで毎日の散歩がぐっと楽しくなった。

 たまにすれ違う人が、植物やら手すりやらに向かってカメラを構えている私を不思議そうに眺めていることがある。確かに、遠くから見たら何をしているのか分からないだろうし、虫の写真を撮っていることが分かっても、虫などに全く興味がない人にとっては変人にしか見えないのだろう。でも、趣味なんてそんなものだ。

 北海道の私の住む地は紅葉も終わり、虫たちの姿もぐっと減ってきた。もう少ししたら雪が積もり、しばらくは虫見散歩、クモ見散歩もできなくなる。冬の間はまたクモの標本画でも描こうと思う。

 

2021年9月30日 (木)

ヨツスジハナカミキリ

 上翅は黒地に4本の黄色い帯があり良く目立つが、この模様はハチに擬態していると言われている。体長は10~20mmほど。後脚の色が雌雄で異なり、雄は腿節の基部が黄褐色でそれ以外は黒いが、雌は腿節・脛節が黄褐色で、跗節は濃色。写真の個体は雌。

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2021年7月18日 北海道十勝地方

 

«ヤツボシハナカミキリ

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